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再確認の反復 1月11日
  9時半起床。
  朝食は昨日の鍋の残り汁で日本ソバ。バルコニーで栽培していたカブを収穫し た。実の小さい品種だとは事前にわかっていたけれど、どのタイミングで収穫す るべきなのかは知らない。3つ成長したうちの1つを引っこ抜くと、

親指の第1関節より先っぽ

くらいの実だった。白い部分がその大きさってことね。おいボブ、こんなに小さ いのかい?

  洗ってからパクリ。
  味はつけない。新鮮。と感じるヒマはなかった。そら豆1粒より小さいもんな あ。育てるのに2ヶ月かかって、食べるのは3秒程度。葉っぱは全長15センチく らいのが5本程度。塩もみして食べると

トマトそっくりの味

だった。これには意表を突かれた。食感は全く異なるが、味は完全に同じである 。さすがに採りたてらしく、青臭いが香味が強くて旨かったとも言える。プラン ター栽培のカブはこういうものなのか、たまたまなのか、品種によるのかは不明 。


  TV将棋を観ていたらうたた寝してしまった。
  やおら外出してスーパー。帰宅したら家の留守電が入っていた。再生ボタンを ポチッとな。

「オメエはいつになったら電話に出るんだぁ、ふざけるなぁ! ケータイにかけ てもこっちにかけても出ないって、どうなッてんだぁ!」

  なんだなんだ。
  そうか、昨日あたりだったかケータイに着信があったのだ。友人からである。 面倒くさいが僕からかける。

僕「仕事中は絶対に出れない。着信確認はしている。ただし24時間周期程度で。 さっきはスーパーに行ってたから、ケータイは持っていかない」
友「じゃあケータイの意味がないじゃないか」
僕「(無視)スーパーなんかで、ってか人前でケータイなんかで喋るか。見ろ。 ケータイで喋ってるやつ。ばかだ。ばかにしか見えない。俺はばかだが、ばかに 見えない努力は欠かさない」
友「じゃあどうやったらつながるんだよ?」
僕「(無視)それと、家の電話に絶叫で留守電録音をしないように。何かがあっ て出れなくて、家にいる誰かに聞かれたら恥ずかしいじゃないか」
友「だって誰もいないだろう」
僕「わからないじゃないか、そんなこと。仮想嫁アスカ14歳とお楽しみの最中っ てこともありえるだろう?」
友「じゅうよんさい・・・可能性があまりにも低いんじゃないか?」
僕「っていうか、それ犯罪だ。じゃあ未来妻あおい23歳でも可」
友「だから考慮する意味があるのか、現実的に?」
僕「全ての可能性は無限大だろう、ゲーテだってそう言っている、はずだ」

  何度でも書くが、電話は大嫌いなのだ。
  人と話すのはそれほどイヤでもないが、電話はダメ。話すことがあるなら会っ て話せばいいではないか。だいたい、まあ99.9%以上は話す価値のある会話が電 話で交わされることはないから、緊急性のある話題は別として、用件は全てメー ルでお願いしたい。ただし、若い女子は電話OK。それは例外。可能性はあるの か。


  昼飯は北海道チラシ寿司。
  午後は読書とヒミツの花園。後者は久しぶりだ。これからは仕事がヒマになっ てくるから頑張りたい。朝から快晴。北風が強く、空気は乾燥。干し物は完璧な 仕上がり。出勤。今日は2コマだけ。


  速読ゼミに関して、通年の感想を。
  夏がもっとも良かった。7月31日の日記で書いたように、夏にそこそこデキナ イくらいは何の問題でもなかったのだ。それなりにデキルくらいで夏から参加し て、冬まで続けるのが王道だと思う。夏ならば、いくらでもアドバイスの方法が ある。きのう書いたように、冬だから総仕上げのつもりでという受講姿勢がもっ とも無意味だと思う。

  秋つまり2学期は受講生が少なすぎた。
  僕の問題もあると認めるが、ここで踏ん張らないとこの講座を受ける意味がな い。2学期の受講生はこの冬も受けていたし、さすがに冬も反応は良かった。昨 日の日記と逆を意図的に書くと、受講の効果だと思う。速読ゼミについていくた めにふだんの勉強を頑張るという、いわば

パラドキシカルな姿勢

が好結果を呼んでいるはずだ。

  冬は。
  どうなんだろう。先の日記でも書いたように講座名の変更が必要というか、そ うでなくても受講生の絞込みをちゃんとシステム的にやる必要があるはずだ。僕 が担当したのは4年ぶりだが、こんなに劣化しているとは思ってもなかった。限 度を超えていると思う。2004年12月22日の日記との落差が激しすぎる。その年度 は今のように

「F対応」と「C/Q対応」の分類がなかった

(1クラス設定)にしても。当然だが、以上は学力低下を嘆いているのではない 。


  今日の授業。
  昨日を受けて、かなりコンセプトを変更して挑んだ。事前に用意した授業イメージが役に立たないと判明したため。以下、大幅に削除して簡単に書く。

  不明単語の問題はよく話す。
  長文で単語がわからなくて困るのが受験生の現場である。限度はあるが、わか らない単語があるから、そこでどう凌いで正解を出すかが教えるべきポイントで ある。およそ英語を教えるもの、正確には受験で受かるイカサマを教えるもの、

単語の意味を先にいう説明

だけは避けなきゃいけない(もちろん、知識が優先する設問はたくさんあるが) 。生徒様の無知につけこんで、「これはこういうイディオムだ」「という文法だ 」「という意味だ」なんて喋るのはアマチュアの仕事だ。町の塾講師レベルって いうかね。

  生徒様は無知であるがゆえに、

「先生がそう言ったんだから、覚えれば受かるんだろう」

という思い違いをするはず。
  実は説明を省きたがる教育者の怠慢だろう。さて、redundant なんていうマイナ ー単語を、偏差値60の生徒様に覚えさせる意味と価値があるだろうか? 辞書を 引けばわかることを教えるために、高額な授業料を貰っているんじゃない。この 続きは書かない。というわけで、読解の基礎を確認する速読完成ゼミでした。


  帰宅して夕飯。
  メインはがんもどきと白菜の煮物。なんかジーサンみたいな食事だな。さらに シャコの刺身。これ旨いのかね。あ、っていうかシャコってなんだかわからない 人のほうが多いかな。

ザリガニとエビとカブトガニのあいのこ

みたいな甲殻類です。茹でてから皮をむいて背中側の肉を食べるものです。関東 では寿司ネタとして使い、甘辛のタレをつけて食べることが多い。

  シャコと言えば「シャコの爪」が美味とされるが、爪だけでそれなりの大きさ があるシャコは非常に少ない。
  あれは美味というより珍味に近い。瀬戸内海沿岸では、オヤツにシャコを食べ る。僕も150匹くらいのシャコを出してもらったことがある、という話は前に書い たっけね。明日は休日。


追記:会員ページ受講生へのアドバイス「決戦の冬編」をアップしました。
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