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子どもの進歩は遅い |
3月7日 |
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寝坊して10時起床。
悪戦苦闘した銀玉店からの帰宅が遅くなって、就寝が遅くなったため。
お昼にかけて授業準備。
やっと授業のイメージが湧いてきて(あるいは授業が近くなって)プリントを
作り始めた。市進の1学期C・Qクラスで使ってきた15枚組のそれは全面改訂と
いうことで、かなり時間と手間がかかりそう。最初の1枚をデフォルトにして、
あとは作業的にできるという段階になれば楽勝だ。
お昼過ぎに外出。
後述の事情で手土産を買うため。4歳児に絵本でも持っていこうかと書店へ。
もうすぐ5歳になるということは、そろそろちゃんと文字のある本を読んでほし
いことだし。思ったとおり絵本はたくさん出版されているし、恐ろしいほど薄く
てそれなのに高額だ。30ページで1,200円とか、そういう値段。作るのが大変だし
、部数がたくさん出るものでもないから当然かな。出版されて30年くらい過ぎた
ロングセラーがたくさんあるみたいだ。
しかし、選べなかった。
問題点はハッキリしていて、何歳向けなのか表示されているものが少ないこと
。玩具(がんぐ=おもちゃ)に近い、シールや切り貼りのある本だと対象年齢表
示があるのに、ふつうの絵本にはほとんど書かれていない。たしかに、
何歳でどれくらいの本が読めるのか
は幅があるかと思うにしても、実際に子育てをしていない僕なんかには絶対にわ
からない。絵本業界は
絵本は文化だ、芸術だ
ということを声高に言っているようだし、僕もそれには賛成するけれど、商品と
してどうやって売るかという視点の欠落があると思う。
方針を変えて子供服売り場へ。
こっちはわかりやすい。何歳くらいで、またどのくらいの身長が目安になるか
という指示が明確にされているし、店員も僕のような「部外者」にアドバイスし
てくれる。7分袖のTシャツに決める。白地に袖がみずいろ。さわやかだ。
男物の服に7分袖がないのはナゼか
ということは以前にも書いたかも。こうして子供服で存在するなら、大人向けに
作ってもいいような気がする。いやあるいは、僕が知らないだけで世の中にはあ
るのかもしれない。選んだ基準は「僕が着たい柄」である。4歳児に自分と同じ
基準を求める初期中年というのはアリですかね?
もう1つ手土産に日本酒を買って(どうせ僕が飲むに決まっているのでこれも
僕の好み)、弁当も買って帰宅。
朝から雲が出ているけどそれなりの晴れ。布団は干せたし、洗濯物も乾いた。
ヒゲを剃ってシャワーを浴びて出発の準備。
もう1つの手土産として、フリージアを用意した。
我が家のバルコニーにあるフリージアを切って、小さなコップに収まるくらいの
花束にした。根元をアルミホイルでくるみ、ビニール袋に入れる。まだツボミが
ほとんどで、こうして切花にして咲くかどうかは不明ではある。が、こういった
手土産は非常に女性に受けるので・・・受けてないかもしれないけど・・・人妻
に受けてどうするのか・・・。
行き先は親友S君のお宅。
仕事でこの3年ほど関西方面に住んでいたが、また転勤で千葉に戻ってきた。
転居祝いを口実にしてご馳走になろうという話。奥さんはY嬢で、ご子息は「よ
びわる」愛読者にはおなじみの4歳児Z君である。Z君と僕の人間関係形成物語
はヒマここ日記。
最寄り駅までS君とZ君が迎えてくれた。
僕「やあ、久しぶり、おじさんのこと覚えてる?」
Z「・・・」
僕「去年の、大みそかにウチに来たじゃん、覚えてるよね?」
Z「・・・」
僕「おそば食べたじゃん? 美味しかった?」
Z「・・・忘れた」
つまり覚えてはいるらしい。素直になれない坊主め。
S君のお宅に到着。
手土産のシャツの箱を渡すと、Z君は自分で開封する。お、やるじゃん。感想
を聞いてみる。
僕「な、おじさんが選んできたんだぞ」
Z「・・・」
僕「ありがとうとか、可愛いとか、何か感想は?」
Z「・・・」
僕「あのなあ、ウソでもいいから何か言え」
Z「・・・」
僕「素敵とかイカしているとか、おじさんセンス良いねとか」
Z「・・・」
僕「おじさんが着たほうがいいんじゃないかとか?」
Z「・・・」
僕「コラお前たいがいにしろ」
Z「ありがと」
僕「(おっ)なんか投げやりじゃないか?」
Z「(鼻をほじりながら)・・・」
いろいろ新居拝見を楽しんでいると、Z君はトランプで遊びたいらしい。
僕と、であるかどうかは不明。Y嬢が夕飯の支度に忙しいようなので、僕とS
君で相手をする。ゲームの内容。
1、プレイヤーは手持ちカードの1枚を同時に出す
2、エースが最強、2が最弱で、勝った人が場のカードを総取り
3、ジョーカーは超越で最強だが、3には負ける
4、手持ちカードがなくなった人が負け
どのカードを出すかは偶然である。
したがって、ゲーム的には何も面白くないのだが、Z君は「ジョーカーが3に
負ける」シーンを楽しみにしているらしい。何だかなあ。決着がつくのも難しく
、続いて『人生ゲーム』に移行。あのロングランボードゲームです。これは熱い
ぜ!
S君は計算ができないようで、ただやっているだけの状態。
こんなんで面白いのかと思うけれど、これも運だけのゲームなので、かつ大人
でも楽しめることは間違いない。僕が999,700ドルというブッチギリで勝つが、そ
んなことにZ君は興味も関心もないらしい。夕食に移行。
呑みながら食べていると、すでに食事を終えたZ君はヒマを持て余している。
しょうがないから僕が相手をしてあげるしかない。今度はオセロだ。こんなん
俺もやり方覚えてないんだけど、Z君にできるのだろうか?
ときどき、Z君は自分が白か黒か間違える(@_@;)
うまく手加減をして負けてあげたいが、将棋と同じで基本定石を知らないから
ヌルイ手を見つけるのが難しい。必死で戦って、スミを取らせるように指して、
なんとか無事に僕が2連敗でゲームを終えた。良かった。
僕「おー、Z君、つよいねえ」
Z「・・・」
僕「おじさんじゃあ、かなわないや」
Z「・・・」
意思疎通は成り立たないままに、彼はおねむの時間。
いつもは寝室で寝るそうだが、僕がいることもあってリビングで寝ることに決
めたようだ。Z君が2歳のときから愛用している「ねんねちゃん」と一緒に。
「ねんねちゃん」とはタオルケット
である。お前、たいがいに成長しろ(-_-メ)
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