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中途半端な生きざま |
5月29日 |
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8時半起床。
このところ寝覚めが良くない。目覚めてトイレに行って、ノドを潤してから、
さあ2度寝だと意気込むと不発。あるいは今日のようにダラダラと夢うつつを楽
しもうとしても、夢の記憶がハッキリしない。天気が不順なせいもあるのだろう
。外は雨。
午前中は何となくダラダラと過ごした。
久しぶりにエッセイをアップする作業とか、ちらっと勉強とか。寝起きが悪か
ったし、天気も悪いしで機嫌もよろしからず。
小雨になったと見て外出。
長袖のシャツが湿るくらいの降りかた。もちろん行き先はプール。700メートル
。久々に平泳ぎのタイムを測ったら、
25メートル=26〜29秒
だった。ずいぶん昔、たぶん5年くらい前は30秒を切って喜んだ記憶があるから
、ちょっとは進歩しているのだろう。泳ぎ方の上達より筋肉の増量によるものだ
と思う。帰りしなにスーパー。
帰宅して弁当。
エスニック(どういう名称なんだ、とは論じない)のお惣菜セットにライスが
サービスでついてくる、というもの。素直に弁当にしてくれても良いようだけど
、店はそのほうが便利なのかも。春巻がおいしかった。
食後にガーデニング。
サンセベリアの植え替えだ。1つの植木鉢の土を割りほぐして、3日前に陰干
ししておいた。正確な方法なのかどうかは知らないけれど、そういう記述をどこ
かで読んだから。もう1つ新しい植木鉢を用意しておいた。もちろん、新しい土
も買っておいた。準備をしておかないと、ものごとには取り掛かれない。
葉は8本あって、1本は古くなって死んでいるように見えたから捨てた。
イキの良さそうな2本を新しい鉢に植える。これが3代目の鉢になる。新しい
土には空気が多く含まれるのか、なかなか安定して直立してくれない。水を加え
て土を押し込むようにして自立させる。
残りの5本は古い鉢に戻す。
1本と4本に分割して、同じ鉢の離れた場所に植える。増殖は土の中で根が横
に広がるようにして起こるものだから、こうして距離を与えてあげたほうがいい
はず。
「古くなった土を再生させる土」
(というものがあるのだ、知らなかったけど)を加え、そっと元の状態に戻す。
いつのまにか仲間の2本がいなくなったことに、彼らは気がついているかもしれ
ない。土が新しくなったことにも。
植物には、きっと意志がある。
ふだんはそれを感じることはないけれど、こうやってジカに触れたり、じっと
眺めたりしていると「意志の気配」を感じることがある。ただし、
植物が何かを言ってくれるわけでもない(例:いったいわねー、何すんのよ?)
から、人がそれに気づかないことが多いだけだ。たとえ些細なレベルでも、植物
を育てたことのある人はそれを知っているはず。繰り返すが、気づこうとしてい
ないから気がつかないだけなのだ。植物には、意志がある。
☆連載 読者の趣味ベツ割合5
「ガーデニングネタが好き」→1%
好きというより、「これはいったい何をしているのだろう?」と不思議に思って
いる人がいるはずだ。そもそも僕がやっているのはガーデニングというほどのこ
とでもないし(今日なんか室内の観葉植物だ)、土いじりと言うにはあまりに単
純で、技術もなければ知識もない。シリアスにガーデニングをしている人から見
れば、お笑い種(ぐさ)にもならないだろう。ただ、植物を育てるという行為ま
たはその記述の中に、本当は何が書かれているのかを考える読者がいると思う。
もっとも、僕自身も「これで何を書こうとしているのだろう」と自分を内省して
いるのかもしれない。
遅い午後に銀玉店へ。
生活費を稼いでこなければと思ったけれど、さすがに給料日明け回収モード全
開で回らない。なんとか18/1Kの台を見つけて、サクリと当たりを引く。得意
の単発。ダラダラ打っていると、とつぜんユニゾンリーチが始まってイスラフェ
ルにガツーンと負ける。やる気ねぇ。あっ。ボーン。サイレンが鳴った。
カヲル「やあ、ピンチだね」
なんだよカヲルくん、たまには出てくるのか。
キック一撃でイスラフェル爆発。へぇ、こんな当たりあるんだ。っていうか、
エヴァ2機の同時加重攻撃でないと倒せないって話じゃなかったのかコレ。初め
からカヲルだけで倒せよ。3連荘して即逃げ。1時間半労働で時給3,000円。浮い
ただけマシ。
帰宅して読書。
春樹の小説は読み出すと止まらないし、一気に読み終えたくないので温存。あ
まり冴えない1日で終わりそうだなと思いながら、あまり冴えない本を読む。読
書って病気だ。実は冴えているのかも。どっちでしょ。
『女子の生きざま』リリー・フランキーを読了。
女子が女子という人生をまっとうするためにはどうあるべきかを説くお笑いエ
ッセイ。
笑えることは笑えるものの、どうしようもなく下品。
この著者と言えば、『東京タワー ボクとオカンとときどき宅急便のお兄さん
』であったろうか。
読んだことないからよく知らないが、本書は『東京』出版時よりはるか昔、20
世紀終盤に書かれたもの。引用していいのかなとためらいつつ。一応は、本を紹
介するべく書いているんだし。当たり障りのないところを。
>女子の皆さんは、どうも下着について誤った認識を抱いているようで、アレを
“隠れたオシャレ”とか“別に誰にも見せるわけじゃないしィ”などと、
寝ボケたことをこいていらっしゃいますよね。
勘違いしてはいけません。下着とは見せるためにつけるものです。もし
、誰にも決して見せることがないのなら、それは別に折りたたんだティッシュで
も風呂のフタでもいいじゃないですか。
強調文字は本文ママ。そりゃ、まあ、そうですけど、風呂のフタって・・・こう
いうのがお好きな人だけどうぞ。下ネタの質は悪くないし、笑えたのは確かです
。これはこれでアリ。
夕飯は今日もいろいろ。
メインは2つ。1つは昨日のアジ刺で、酢でしめた。塩をふり、酢に砂糖をまぜ、さっさとくぐらせ、小口切りのネギとショウガをかけて食べる。手間をかけたぶんの味がする。もう1つは、シメジとベーコンとアスパラの煮物。粉末の鶏がらスープで軽く煮て、醤油・みりん・酒で味付け。ほんわかとする、地味ながらも滋味のある料理。
日本酒は山形県の『樽平 特別純米樽酒』。
ササニシキ100%というのは日本酒では珍しいかな。常温ではすっきりしてちょ
い辛め。樽の匂いはそれほどきつくない。ヌル燗に移行すると少し甘みが出る。
しかしこちらも樽の匂いが弱くて、名前負けしているように思う。樽酒を名乗る
なら、
男らしく杉くさい
ものであって欲しい。それはそれで、飲み手を厳しく選抜するとは思うにせよ、
この酒は中途半端すぎるかな。今日の僕のようだ。
追記:エッセイ317「家探しの詳細 その7」をアップしました。
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