予備校講師でわるかったな!





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体験授業@ワセヨビ 7月12日
  日曜日だというのに早起きして、8時半始動。
  ワセヨビの体験授業は午後1時から。寝過ごすのが怖かった、わけはなくて( いくら何でもなあ)、食事のタイミングが気になったから。朝食を8時前に食べ れば、お昼ご飯は11時前に自宅でOKね!

  朝から授業準備。
  念のため今日の体験授業を確認してから、もちろん夏期講習のぶんである。ほ んとどこまで続くんだこの準備地獄は。読者様だって読んでて飽きるだろう。あ っ。

ワセヨビの10コマぶん何もやってない(-_-;)


  というのはネタ。
  目はざっと通してあって、だいたいのレベルを把握するところまでは進めてお いた。なにぶん初年度で初めてのテキストだから、

前もってどれだけ準備が必要か必要ではないか

が把握できていない。今日の体験授業は夏期講習の前宣伝でもあるから、このギ リギリのタイミングで着手するつもりだった。『英文解釈α』は予想したよりも 難しいのかな。『MARCH』のほうは、過去問から易しめの問題を抜き出した 内容らしい。


  さて、体験授業だ。
  高2向け中堅講座と、高1・2共通基礎講座の合計2コマ。きのう書いたよう に、僕の印象ではけっこうな人数が集まっていた。過去と比べてたくても今年が 初年度だから、多いか少ないかは印象に過ぎない。ふだんの、つまり通年授業の 受講者数からすれば多く見えたわけだ。

  それにしてもな、と思う。
  俺、初年度なんだよな。つまり、ワセヨビ的新人。体験授業は基本的 に外部生を対象にする(結果的に内部生は2クラスとも2割程度だった)。ここ で生徒様をゲットするか、永久にグッバイするか、経営的にかなり重要なイベン トだ。

  だってそうでしょう。
  受講者はワセヨビのことを何も知らないわけで、知りたくて来ているのである 。今回は体験授業のみ(説明会などはナシ)だから、お客様からすれば

「ワセヨビの大物(スタァ)講師が出てくるのだな」

と思うもんではないか。違うか。違わないよな。しかるに、俺。新人。週1コマ 。ワセヨビ下僕系講師。ここでココロの叫び。

なんで俺なんだよぉぉぉ!


  高2向けMARCHレベル。
  ある大学の短めの長文の和訳問題を採用した。あそこですよね。MARCHは 意外に和訳の出題が多い。その中から、体験授業のような1発モノに使いやすく 、内容も濃いところと言えば、あの大学のあの学部だ。A大学のB学部も似てい るものを出すけれど、あっちはやや冗長だし、全体が長いから。

  生徒様はけっこうツブが揃っていた。
  女子比率が高いせいもあるのだろうが、非常に真面目でカリカリコリコリとノ ートを取っていくイメージ。1人だけ「ぜんぜんわかんないです」という顔の生 徒様がいたけれど、こればっかりはね、難しくてごめんね。

  次は高1・2向け基礎の読解。
  こちらは日東駒専でいちばん易しい問題を出す大学の、長文の書き出し部分を 3センテンス。「Sは・が」のルールから始めてみた。ポイントはあと2つ、and のつなぐものと、名詞節を作る that である。読解モノでは無難なところで、かつ極め て重要度が高いものだ。

  生徒様はバラバラな雰囲気。
  1年生と2年生が混ざったこともあるのだろう。少し勉強している2年生だと 簡単でタイクツに感じられたかも。逆に、英語の勉強方法に右往左往している1 年生にはクスリになったようにも見えた。


  結果は、まあそれなりにまとめたのではないか。
  ちゃんと授業アンケートを取る。非受験学年なので厳しいとも言える。しかし 決して悪くはなかった。また、低学年であるだけに、「授業に大満足」みたいな 項目にマルをしておきながら、

夏の受講予定は? →不明

みたいな記述もチラチラ。授業後、仮申込書(みたいなもの)はそれなりに提出 されたようで、校舎長に殴られたりドーカツされたりすることはなかった。


  授業後にその校舎長と話す。
  いわゆる反省会と善後策だ。僕はとにかく完全なワセヨビ体験授業童貞だった から(アンケートがあることも知らなかった)、講座というかイベントの位置づ けなんて話も伺ってきた。

  僕の反省点は、教えすぎたことだ。
  もう少し内容を減らして、予備校のシステムとかそのメリットを伝えるという スタンスがあって良かったかもしれない。非受験学年だったということもあるし 、教えることは入学した後でもできるということも。今日の僕はただ必死にやっ ただけで、プロの仕事とは言えなかった。自己採点は65点。

  いろいろと提案も校舎長にしてきた。
  例によって僕が決めることではないから、こういう方法もある、ああいうもの も、と例を挙げて判断材料に使ってもらう意図だ。今後の僕が関わるかどうかは 知らない。初めてだったにしても、正確には初めてだったからこそ、もっと違う 方法もありえた、という話を交換してきた。


  いやいや、体験授業は本当に久しぶりだった。
  2007年3月17日以来。緊張はしなかったけれど気は非常に使った。前にも書い たはずで、僕自身は体験授業に向いていないタイプだと思う。予備校講師にもい くつかの種類があるが、たとえばこんな分類も。

:一発のヒキの強さで生徒様を引っ張る
:継続性で生徒様をじっくり納得させる

  僕はBだろう。
  昔はAだったかもしれない。どっちが良い悪いの問題ではない。Aがイイカゲ ンだなんてことはないし、Bに華がないということでもない。だから僕は体験授 業には向いていないというだけの話だ。悔しいがそれは認める。逆の長所を自分 の支えとして考えたいということでもある。そしてまた一方で、

たまにはこういう緊張をしてみたい

と思ったのも確かだ。講師としての華だって、枯れることがあっても育てること もできるものではないか。どうだろう。それはさておき、参加してくれた皆様に 感謝。


  早い夕方に帰宅。
  西船橋駅構内のパン屋さんで買ったパンをオヤツに食べた。紅茶を飲んで相撲 を観た。本を読みながら仕事の続きをするか悩んでいるうちに、落ちてしまった 。ぐぅ。夕方の1時間半にわたる昼寝。精神的疲労と睡眠不足の合わせ技で1本 だ。


  8時前から夕飯。
  基本的に残飯整理。あまり旨くなかった焼肉用牛肉はゴボウと一緒に炒め煮に したら旨かった。暑いのに湯豆腐。ブナシメジが余っていたから。ゴーヤとミョ ウガの酢の物。キムチ納豆。生キャベツとキュウリとセロリは、胡麻ドレッシン グとマヨネーズを和えたソースで食べた。

自作のイカ塩辛を味見

したところ、もう数日は寝かせたほうが良さそうだった。労働量の割りには疲れ る1日だった。それなりの仕事はできたと思う。それなりしかできなかった、と も感じる。
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