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夏休みらしく |
8月1日 |
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8時間睡眠。
今日も涼しくてよく眠れた。寒いくらいで、毛布を足元に用意して成功だった
。昨晩はけっきょく呑み過ぎることもなく、いつもより30分遅い就寝時間になっ
た。体は完全に朝型になっているようである。朝食はロールパンとゆで卵など。
休日の朝のコーヒーは格別に旨い。
もう8月だなと思いつつ、今月の休日をカウントする。
1・2・13・19・25・31日。
なんじゃあこりゃあ(@_@)
もっとも、1日1コマのタームと2コマのタームが1つずつある。次のピーク
はお盆過ぎの1日5コマになる。昨日の「一言」で書いたように、貧血はほぼ克
服できたようだ。しかし体力注意・重視の季節が続くことに変わりはない。
昨日まで将棋の王位戦。
2日制なのに、両日とも対局に気がつかなかった。だいたいはウェブのどこか
のページで対局日を発見して(または探して)見ることができるものだけど、そ
の余裕すらなかったようだ。他人事みたいだ。あわてて棋譜拝見。慌てる必要も
ないけど。
結果は、挑戦者木村の3連勝。
これで初タイトルに王手となった。7月17日の日記で「5年以内にはタイトル
を獲れるのでは」といったことを書いた。だいぶ予想は外れて、ここまで来たら
タイトル奪取は濃厚だろう。なにしろ、
将棋界の7番勝負で3連敗後に4連勝
というのは、昨年の渡辺竜王1人しか成し遂げたことがないのだ。
深浦はやはり、第1局の作戦ミスが響いているのか。
第4局は4日〜5日。その後はお盆休みで対局のあいだが開くから、とりあえ
ずそこを勝って流れを変えたいところだろう。王位戦は真夏に行われるだけに、
どちらの対局者も体力的に厳しいだろう。
朝のうちに掃除や書斎の整理整頓など。
まいにち少しずつ進めてはいても、だんだんと粗雑な状況になっていくもの。
特に書斎はひどい。仕事柄というべきか、紙の蓄積が増加する。というより、
捨てるべき紙が無期限放置
された状態が悪化していくのだ。だったら捨てろ俺。やってみればゴミ捨ては楽
しい。モノの少ない暮らしに近づいていく。
午前中のうちに外出。
曇り空で今日も涼しいけれど、熱中症対策は忘れずに。ビールと日本酒の空き
瓶を持って愛車で量販店へ。合計8本で40円って節約になってるのかね。しかし
これで部屋のスペースが広がる。ビールを6リットルほど買う。リットルで記述
すると多そうだ。ビールは日常消耗品に近く、買いためても溜めすぎることはな
い。
いったん帰宅して今度は新古書店へ。
ここでも古本を売る。やはり部屋が広くなる。18冊で560円ってのはトクしたの
かどうなのか。105円で買った文庫が30円で売れるなんていうのもあった。軽く本
あさりをして7冊購入。ヒレカツ弁当を買って帰宅。今夜は外食なので、作りお
きの惣菜で腐りそうなものを一緒に食べる。
真夏日になるかどうかの暑さ。
綿菓子のような雲のあいだにはときどき切れ目ができて、一応は夏だからとい
った気配の陽光が注ぐ。洗濯物に加えて布団を干す。ソファに横たわって本を読
む。そして落ちる。それしかないではないか。
1時間半の昼寝になった。
疲れがソファの下のほうに沈み込んでいき、少しだけ汗をかく。小さな不快感
をカバーするだけの爽快さが浅い眠りを取り囲んでいる。このまま死んでしまっ
てもかまわないと思うくらいに心地よい。目が覚めかけたときに「まだ眠ってい
たい」と思い、実際に眠る。それを何度か繰り返す。もう起きようと思った瞬間
には、全身に力が漲っている。
今年一番の昼寝だった
と断言してもいいくらいだ。エアコンは必要なかった。長い夏には、こういう1
日が大切なのだ。
シャワーを浴びて、布団を取り込む。
コーヒーを淹れて、HPの月替わり更新作業。続いてこの日記を書く。ついで
に読書感想文も書く。
『後手という生き方』瀬川昌司を読
了。
社会人経験を経てから将棋棋士になった著者によるエッセイ。
だいたい予想したとおりのつまらなさと面白さ。
本書が発売された2007年に立ち読みをしておいた。
パッと読んだ感じ、つまらないな、早く新古書店に出回らないかな
と思ったと
おりの結果になって嬉しい。奨励会退会からアマチュアとして活躍し、特別な試
験を請願してそれに合格したという経歴はすばらしい。たしかに「後手という生
き方」と言える。が、書かれていることは平凡だった。ムリして
社会人啓発モノ
にしなければいいのに、といったところ。
しかしもちろん将棋に関する本なので、面白いところも多かった。
たとえば、休日の棋士(この場合は著者だ)の過ごし方。
>朝七時半に起床。軽く運動して朝食。運動は腰痛持ちではないけれど、腰にい
いメニューでスクワットなどを含めたものを一〇分足らず。
朝食後にまず詰め将棋を一、二時間解く。その後は最近の棋譜を並
べたりする
。気になる局面の研究も平行して行う。一局一局の棋譜並べは早くて十五分、時
間をかけるときは三十分以上。午前中で三、四局。(以下略)
こういう日常瑣末の記述が個人的に好きだということもある。そっか、1局を並
べるのが15分で終わっちゃうなんてこともあるんだね、プロレベルだと、なんて
感心してしまう。
他には、第5章の「プロとアマチュア」も面白かった。
アマチュアの経験を持ってプロになるのが異例という業界である。
プロを養成
する奨励会に幼少時から入らねばならず、26歳までにプロ入りできなけれ
ば奨励
会から追い出されるシステムなのだ。著者のように、
事実上初めての「アマからプロへの転身」
を経験した人が、アマとプロの違いを書くというのが良かった。あれ、全体的に
は良い本だったのかしら。
今夜は東京に出る。
某業界関係者と飲む約束があるからだ。非常に珍しい機会だ。千葉から東京は
遠いし、ゆっくり気兼ねなく呑みたいので、この日記は早い夕方にアップするこ
とに決める。これから改めて風呂に入り、
アロハシャツを着て素足にサンダル姿で上京
することになる。たった2日の夏休みの初日はノンビリと過ぎていく。
追記:「自己紹介」を定期更新しました。 |
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