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体力と信念はどちらが重要か |
8月13日 |
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6時56分に目覚め。
体が早起きを覚えていらっしゃる。ちょうど関東地方の天気予報時間なのでチ
ェックして、リビングの窓を開けて、シャワーを浴びて、浴槽をザッと掃除する
。昨日ほどではなくても涼しい朝だ。せっかくの休日なので早起きしてたまるか
と2度寝。
7時50分、地震(@_@)
飛び石で3連発かよ。今度は八丈島で震度5弱。東海道南方沖→駿河湾→八
丈島東方沖ということで、理論的には関係ないんだろう。でも実際に体感するよ
うに、地震って連鎖しているはずだ。震源が「無関係」でも連続して起こるから
ね。ただ、
現在の科学ではまだ説明できない
から「無関係」とされるだけだ。それでも地震に関する研究は僕が生きている短
い期間でかなり進歩しているから、地震が世界で一番嫌いな僕は将来に期待して
いる。2050年くらいまでには、「数分後に起こる」という予知くらいはできるよ
うになるかも。
3度寝してグッスリ。
10時半、やっと本当の起床。睡眠をたっぷり確保できて嬉しい。よく晴れてけ
っこう暑くなるようだ。予告通り冷蔵庫の掃除。野菜室は
丸ごと取り出して風呂場で
洗った。風呂場で洗うものかコレ。トレーを外してキッチンのシンクで洗い、庫
内を拭き掃除。きれいになった。食品カスやカビがけっこうたまっているものだ
。明日からはユルイ日程なので、食材を買い込んで料理を丁寧につくりたい。
昼過ぎからプールへ。
6日ぶりになる。お盆休みのお店がチラホラ。そのわりにプールは空いていなかった。650メートル。体調は良いが腰の調子は少しわるい。体重は63.65キロでちょうど良い。スーパーに寄って、日持ちする食材と軽い昼食にお好み焼きを買って帰宅。32℃くらいかな。洗濯物はよく乾いた。
少しだけ仕事。
明日からの5日間の授業準備の最終チェック。問題なし。続いてHPの作業。続いて洗濯。続いて読書。やることがたくさんあるな。
『すべては一杯のコーヒーから』松田公太を読了。
タリーズコーヒージャパンの起業物語。
パワフルな信条とシンプルな記述にあふれる好著。
起業物語って、けっこうイヤミが多かったり自慢話がうるさかったりするもの
だけど、本書はそういう「くさみ」がなくサワヤカに読めた。
同じシアトル系のコーヒーショップと言えばスタバで、それよりほんの数ヶ月
遅れて日本に上陸したのがタリーズということ。もっとも、僕はスタバが好きじ
ゃないし(禁煙だから)、タリーズに入ったこともたぶんない(千葉県にあるの
かな?)ので、親近感や先入観なく読むことができた。
たった6年間サラリーマンを勤めただけの男が起業する。
もちろん読者はこの物語が成功することをわかって読んでいるにしても、「こ
んなんで大丈夫なのか?」と不安になってしまう。第1章は本書の概観、第2章
は生い立ち、第3章は大学時代とリーマン時代、第4章から第6章までが起業と
発展、第7章が文庫本のための後日追記と、構成がしっかりしていて読みやすい
。
起業に必要なのは信念と体力なのだな、というのが僕の感想。
信念のほうはこの種の本にはありがちだからいいとして、それを支える、正確
には維持するのは体力なんだなあと思った。第4章の前フリ。
>新しいことを始めるときには、誰だって不安がつきまとう。特にそれが独立で
あったり転職であったり、自分の人生を大きく変えてしまうものであればなおさ
らだ。
また、自分が正しいと思った道でも、様々な難関が押し寄せてくれば弱気にな
るのは、人間であれば当たり前だろう。
しかし、人生は一度きり。
やらずに後悔するより、やれるところまでやって失敗を受け入れる方が納得で
きるはずではないか。
まあ、よくある話である。
卒業生の皆さんは、僕が授業で配るアドプリの最後のほうで、同じような文面
を読んだことがあるかもしれない。しかし、ここからがすごいんだよね。
著者は計算する。
一号店である銀座店を開店するために7,000万の借金をした。どうすれば返せる
か。コンビニの募集状況と時給を調べ、1日に15時間働けば30年程度で返済でき
る。ふつうこんなこと考えるかね。実際に著者は開店して1年ほど以下のような
生活を送る。
・午前6時から午前2時まで勤務、横浜の自宅まで帰る時間がないから、店舗に寝袋を持ち込んで寝泊り、最初の2ヶ月で体重は7キロ減。
体力がなければできるわけがない。信念を支えるのは実は体力であることがよく
わかる。信念だけなら僕のような凡人にも持てるが、維持するのはとても無理だ
。
本書は受験生や社会人を問わず、物ごとの考え方を学ぶ契機にもなる。
たとえば、著者は大学卒業時ですでに起業を志していた。そこで選んだ就職先
は銀行。しかも、起業の内容は食を扱うものと決めていたのに銀行である。なぜ
だろうか。また、1つのプロジェクトを進めていくときには(よくある話だが)
PDCAが必要である。PDCAとはなんだろうか。C以降をおざなりにしてい
る業界もあるのではないか。自戒することを含めて、非常におもしろい本だった
。
夕方に実家に帰る。
とくに用事はないが月1を原則とする恒例行事。行事といっても、ただ飲み食いしてくるだけだ。ママンがオミヤゲをあれこれ持たせようとするのに困惑。結果的に、
・ソーメン7把
・自家製ラッキョウ
・ミョウガ10個
を頂いた。そりゃ確かにありがたいんですけどね、ラッキョウはともかく、これって
頂き物の余りを処理した
だけのような気がしますね。そういうことが許されるのが身内とも言えるけれど、ミョウガってねえ・・・。
さて、早くも明日から仕事に戻ります。
帰宅してシャワー。実家でも浴びたけれど、今夜は妙に蒸し暑いから。この日記を書きながら仕上げビール。風のない夜で、汗がダクダク出ます。件名の回答は、クルマの両輪ではないかと愚考しております。はい。
追記:エッセイ319「世の中研究家→達人への道8」をアップしました。
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