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労多くして功少なし |
9月26日 |
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9時半起床でチョイ寝坊。
あまりに激しい夢を見ていた。昨晩は旅行の計画を立てていた。久しぶりのテ
ツ旅にしようかなと検討していたから、
時刻表を繰るという楽しい時間
を過ごせた。JRの未乗区間は限られているけれど、長いこと乗っていない路線
ももちろんたくさんあって、選択肢は多すぎる。また、乗ったのか乗ってないの
か覚えていない路線もあって、幼いときから記録をつけておくべきだった、とい
う想いもある。
が、来週の5連休での実施は見送り。
週末をまたぐし、お金もないから。今年は(も)収入が減っているので、なか
なかゼイタクはできない。日常が忙しく、つまり仕事がたくさんある時ならそん
なことは考えないのだけど、今はそうではないし、お金をケチる旅もつまらない
。11月の7連休では確実にどこかに行きたい。
腰痛の回復気配なし。
このところ、たぶん1年くらいに渡って、腰痛がキツイことはなかったと思う
。もちろん日常生活でも腰は常に痛んでいるし耐えているけれど、
ハッキリとした痛み
が出ることは珍しい。慢性の腰痛持ちに急性の腰痛が追加されたって感じですか
ね。一般の人にはわかってもらえない話を書いてみました。きっとリカイして頂
けなかったことでしょう。
ヒミツの花園を1時間半。
ぐっと集中できた。昼食はオリジンの「プルコギ弁当」でごまかした(玉ねぎ
弁当みたいでまずかった)。そこそこ晴れてけっこう暑い。今日も乾かし物は良
好に推移。
秋晴れの静かな空を見ていると、昔を思い出す。
ちょうど10年前だ。僕はそのころ東向きのアパートに住んでいた。陽光が部屋
に入ってくるのは午後1時くらいまでで、そのあとは雲のない東の空が見えるだ
けだった。軒下に
野菜の無人販売所
があるような田舎だったので、今と違って車の音などは全く聞こえなかった。そ
ういう秋の空と空気を思い出した。
あのころは若かったなあと思う。
まだ20代だったから当然だが、未来への希望がたくさんあった。予備校の仕事
もやっと軌道にのって、4年間で300万近く貯金することができた。これから僕の
人生はもっと良くなっていくだろうな、もうすぐ誰かと結婚もするかもしれない
、いずれにしても、こういう
東の空を見つめる秋からは引退できる
だろうな、と考えていた。今日の僕は、たった10年でこんなに人生は悪い方向に
流れていくのか、と考えていた。この話は長くなるのでまたそのうち・・・。
出勤して『頻出テーマ読解ゼミ』から。
今年も「押し屋の仕事」という題材で、これについては去年の10月1日に書い
た。昨年の新作教材だから、今年が再放送の1回目となるけれど、説明していて
イヤになった。出題した大学も、
こんな内容の英文を出すなら、英語の試験自体を廃止
してはいかがか。ハンバーガーをスムーズに注文できるような英語が、大学教育
と関係するとはとても思えない。
誰がやっても同じように感じるだろう。
たぶん内容について語ることができないから(ってか、ないw)、テキストの
タイトル「生活」にこじつけて、プリントでも配ることだろう。たとえば、生活
関連用語として覚えておきたい単語として、
・ cupboard 「食器棚」
ポイント→ p は発音しない(黙字)
・ refrigerator 「冷蔵庫」
ポイント→省略して fridge と書くことも
を挙げる、みたいな。そんなトリビアを教えるために予備校の授業があるわけで
もないから、僕はそんなことはしない。労多くして功少なしの典型でしょ。
代わりに何をやったのかは、ここには書かない。
すると、授業後に質問が来た。
「この問題の『大意』ってどういうことなんですか?」
ああそれはね、中堅大学の場合、大意も要旨も内容もごっちゃになっていて・・
・にっ(以下問題発言につき略)と答えておいた。15年くらい前まで、入試問題
ってもっとキッチリ作られていたと思うんだけどなあ。
続いてCクラス。
定例試験によるクラスアップで、すこし人数が増えた。素直にうれしい。これ
でやっと3月スタート時の倍になった。笑っちゃう場合じゃないくらい少人数だ
けど、倍は倍である。
ところで、今年とくに感じるのは、
クラス間の実力格差を越えるのが難しくなった
ことだ。
なかなか偏差値が上がらないということだ。僕の担当クラスでもクラスアップ
する生徒様を出せないし、逆にアップして僕のクラスに入ってくる生徒様も少な
い(それだけ層が薄くなっているのかもしれないが)。別に、生徒様が勉強して
いないとうことではなくて、まるで非流動的な社会のように、
いわば偏差値格差が固定化
しつつあるわけだ。
そう、昨今言われる「格差社会」の問題の1つが見えている。
格差があることが問題ではなくて(そんなのあるに決まってる、平等な社会な
んてあるものか)、格差が固定していることが危険なのだ。僕の提示する予備校
業界的な対策は1つだ。
低学年から予備校に通っていただくこと。
受験学年の1年間で逆転できるなんて、すでにレアケースなのかもしれない。と
くに、中小はこれを徹底しないと、もうダメなんじゃないかな。
夕飯のメインはホタテの刺身。
サブはシシトウとシメジの炒め物を筆頭とする、野菜料理各種。キュウリの味
噌漬け、カブとキュウリと昆布の浅漬け、キャベツの甘酢合え、エシャレット、
キムチ、ラッキョウといったところ。他には冷奴、高野豆腐の煮付け、チーズ、
バンバンジー、ゆで卵の味噌漬けくらい。これでも20品目には届かないか。太ら
ないといいね。
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