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こんな年が、こんな歳に 1月1日
  愛読者のみなさま、新年あけましておめでとうございます。
  本年も我が『よびわる』をご愛顧くださいますよう、何とぞお願いもうしあげ ます。今年もコピペで手を抜いております。読者が画面をどんどんスクロールし ております。


  さて、寅(とら)年。
  でしたよね、たしか。干支(えと)なんて年賀状を見なければ誰にも必要のな い情報ですね。ついウッカリ、

>虎穴に入らずんば孤児を得ずと申します

とか書いちゃった人もいるんだろうなあ。トラのアナにどうして入るのか、孤児 はそこで何をしているのか。変換には気をつけようぜ、ベイビー

「ベイビーって、昭和ですか?」

横浜銀蝿か何かだっけ。え、知らない?


  さて、えーと、2010年。
  21世紀ってのもなかなかセンセーショナルでアバンギャルドでしたが、もう10 年も経ったんですか。僕は高校生のころ、

>2000年になったら僕も30歳だから、もう子どもとかいるかもなあ

と思ったんですけど、子ども以前に、以前に・・・


  今年ももちろん、この日記は先に書いています。
  リアルタイムで、えーと、12月31日の午後1時半。年代わり更新の都合です。 元旦は実家に戻ってマッタリします。呑んで、不貞寝して、銀玉打って、両親に お年玉をあげて、呑んで、ヘベレケになって帰宅する予定です。元旦のこの行動 は、それこそ今世紀に入って変化がないですね。だからまあ、元旦だけはいつも 先に書いてOKなんです。あっ。


くじら「やっほー、皆さん、グゥーッ! おいらだよ、くじらだよ」

  うるさいな。
  「グゥーッ」って何年前なんだよ。「マツケンサンバ2」ももう流行してない からな。

くじら「ししょう、今年も抱負とかないの?」

  ねーよそんなもん。
  おまえ、3年連続で同じ質問してるぞ。

くじら「だって、元旦の計は1年にありって言うよ。有名なことわざだよ」

  逆だよギャク。
  君はさっさと寝なさい。

くじら「え〜。師匠1人じゃこのあと続かなさそうじゃん。大丈夫なの?」

いいから早く寝ろ(-_-メ)


  目標や夢とは、本当に必要なものなのだろうか?
  僕がそうであるように、人は自分の現状にガマンがならない。今の自分を幸福 だと考えることは可能だろうが、それは同時に自己ベストが今という時にしか存 在しないと認めることになる。今とは常にうつろう時間だから、それを認めた時 点で「幸福」は存在していないことになる。

  すると、少し先の未来を想定する必要が生まれる。
  少し先というのには個人差があって、10年後の自分かもしれないし、来世の自 分かもしれない。でも、そこまで目標地点を時間的に遠くしてしまうと、たとえ ば明日の自分が何をするべきなのか、わからなくなる。大リーガーになりたいと 思えば、明日は腕立て伏せをたくさんやればいいのだろうか、という悩みが生ま れる。

  してみれば、目標や夢は極めて曖昧なものにしなければいけない。
  実際の、リアルな自分は具体の中にしか生きることができないし、具体的でな い行動を取る方法はない。具体とはいつも不安定なものだから、かりそめとして の目標や夢という抽象概念を据えて、そこに安定を見いだそうとする。

  そう考えてくれば、結論は1つになる。
  僕たちは、不安定な自分を支えるために、目標や夢を設定する。見つからない こともあるだろう。それはすなわち不安定な状態だから、「これでいいのだろう か」と人生に悩むことになる。だから、たとえ曖昧で無意味に見えるようであっ ても、目標や夢は決めておく価値があるものごとなのだ。


  というわけで、今年も目標は継続です。
  手話とヒミツの花園ね。去年は新しい職場での新しい仕事をうまく(かな?) こなしたから、さらに軌道に乗せるべく努力を続けなければいけない。ほら、夢 や目標というのは、いつも抽象的になるではないか。

  ついに、僕も40代に入ろうとしている。
  不惑がどうのこうのという話に興味はない。30代のときも20代のときも惑って きたし、これからも惑うだろうから。人生に悟りなんてものはない。悟ってしま えば、そこが人生の終着点になってしまう。だから、いつまでも惑うことで、

今ここにある自分よりも良い自分

を見つけていきたい。自分探しではなく、自分の中に探す。


  少しトーンを変えて。
  40代だからというわけでもないはずだが、肉体的な衰えがいくつか見えてきて いる。ここで女子ドンビキの話をする気はないにしても(そっちは大丈夫です、 なんて正月に書くってどうよw)、「おかしいな、昔はこんなはずじゃなかった のに」と感じることがいくつか出てきた。たとえば。

・階段の下りに不安を覚える

  オイ生徒、爆笑するな(-_-メ)
  いやなんかさ、階段を下るときに足元がおぼつかない感覚があるんだよね。ツ ライとか腰が痛いとかじゃなくて、「俺、転んだりしないだろうな」と言い聞か せながら下っている。実際に転んだことはないんだけど、なんか微小な恐怖を感 じるんだよね、やだやだ。


  今年も無意味に長くなった。
  2日分の日記から「日付当日夜以降にアップ」の平常運営に戻ります。そして 今年のテーマが決定しました。

『妻をめとらばあおいに限る。それは、イッツ・愛』


「諦めるってことを知らんのか!」
「毎年ムチャクチャになってくじゃないか!」
「それは、イッツ・・・」
「先生、本当に今年で四十路なんですか!」

究極の愛を追いかけるのが我が『よびわる』である。では、今年も楽しく生きま しょう。よろしく。


追記:エッセイ328「演劇をはじめました」をアップしました。
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