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ストーリーテラー 1月24日
  日曜日の日記は単調になる。
  授業はないし(講習期をのぞく)、独りデートもしないし(2人デートもしな い)、銀玉店にも行かないし(休日ボッタクリ産業だから、平日も同じだけど) 、基本的にイベントがないのだ。

  だいたい9時過ぎに起床する。
  朝食を取り終わったころにはTVで将棋の放送が始まり、ウダウダと観戦して 、昼飯なぞ買いに行って(人出が多いからすぐに帰ってくる)、またウダウダし て夕飯なぞ食って1日が終わる。とくに不満があるわけでもない。ただ、

読者的に面白さはどうなのよ

というのは気にかかるところである。さりとて、日記のために生きているわけで もないし・・・。


  4時半起床、6時に出発。
  まだ3時間しか眠っていないのだが。もちろん外はまだ真っ暗である。ほとん ど乗ったことのないローカル線は、暖房が弱くて寒くてまいった。電車の中でマ フラーと手袋を外せないなんて異常だと思う。名前は知っていた駅で降りた。8 時くらいだ。

  駅前には、何もない。
  コンビニが1軒。パン屋が1軒。終わり。本当にそれだけ。飛行機から降りて きたわけじゃないんだよ。そんなのありか? あのねえ、

ここは京成鬼越駅じゃねーだろッ

と罵倒したくなる。しかし相手もいないし、鬼越・高石神付近の住民にも失礼な のでそれはやめておく。朝飯を食わねばならんのだが。


  交番があった。
  中をのぞくと、お巡りさん1名が立っている。忙しいフリしてんじゃねーぞ、 オイコラこのポリ公。お前ら、善良な市民から金巻き上げるために、くだらねー ネズミ捕り仕掛けるくらいしかやることねーんだろう。ふさげやがって。仕事さ せてやるぜ!

  ガラリと戸を開ける。

僕「あのぉ、つかぬことを伺いますが?」
ポ「はぁ」
僕「俺のテッポウを食らえぇぇぇ!

今の、ウソ。下らないのは俺だよ。続けます。

僕「あの、このへんで朝飯を食えるところってありますか?」
ポ「あ〜、ないねえ、このヘン住宅街ですから」
僕「あのパン屋くらいですか」
ポ「そうですねえ」


  パン屋は高かったが暖かくて良かった。
  用事は終わり、時間はジャンプして、今度はテツ旅に移行する。これまたあま り乗ったことのない路線で面白かった。ちょうどお昼どきなので、どこで昼飯を 食おうかと考える。ある路線からある路線への乗換駅。

  なかなかディープだ。
  路線を変えることができるのに、隣接する駅同士の駅名が異なるのだ。いや、 これくらいはよくあるかな、関東ではそうでもないが、関西ではふつうにある。 たとえば、

大阪駅と梅田駅は事実上は同じ駅

なんてことはよく知られているだろう。東京だと、そうねえ、永田町駅と赤坂見 附駅なんてのがありますね。あれは距離が少し離れているにせよ。


  ところが、この両駅。
  どちらにも優等列車(快速や急行など)が止まらないのだ。べつに2つの駅が 離れているわけでもなく、けっこう乗り換えている人がいるにもかかわらず、そ うなのである。しかも、駅前がショボイ。お昼どきだというのに、

食事のできる店は3軒だけ

しかないのだ。マックと、中華料理店と、立ち食いソバ店。マックはテキサスバ ーガーを求める客で混雑している。

  なんなんだよ、今日は。
  このまま帰宅してしまうかどうか激しく迷って、老舗の雰囲気がのれんに漂う 立ち食いソバ店に入った。今どき券売機がないってのも感じがいいし、隠れた名 店かもしれない。混んでるし。天ぷらソバ350円。

  これがまた、ひどい。
  ホラ、『緑のたぬき』とかに入っている、乾燥した天ぷらってあるじゃないで すか。あれをお湯を入れる前に食べた、みたいな食感。カリカリでカチカチ。時 間の経過とともにスープになじむのかと思ったら、最後までガリガリをキープし た。なんだかひどい1日である。


  遅い午後に地元に戻る。
  食い足りないので焼肉店でランチ。すでにピークは過ぎているから、客は僕の 他に2組。どちらも男女2人組である。けっ。

・焼肉を一緒に食べる男女はデキている

という説を信じている人がいるとすれば、それはオッサン。あんた、古すぎるよ 。まあ、僕は僕で、

・食事を2人ですることを厭わない男女は、お互いに「この人とセックスしてもい いかな」ちょっと思っている

という説を信じているけれど。実際には、まずそうならないんですけど。


  そんなことは良い。
  1組は会話からして明らかにカップルである。まあそれも良い。良いのだが、 ♂の言葉遣いが気に入らない。シャクに触る。ここで読者諸氏に質問。

Q「恋人ないし夫婦関係にある男女において、男子が2人称として『おまえ』を 使うのは適切だと思うか否か?」

オトコがオンナを「おまえ」って呼ぶということです。どうよ?(ここで読者様 回想)


  僕は不適切だと思うね。
  正確には、僕は女性を「おまえ」と呼んだことは1度もない。もちろん友だち 同士の冗談としてはあるだろうが(それでも、マレだ)、恋人を「おまえ」と呼 ぶのは失礼だと思っている。もちろん個人の勝手だし、呼ばれている女が

「『おまえ』なんて呼ばれちゃって、ウフフ」

と思っているなら良いのだけど(けっ)、男の支配欲の具現図みたいで嫌いなの だ。『おまえ』なんて呼ばれて喜んでいる女、お前こそパープリン女だ!

  ・・・ま、問題発言はそこそこにな(-_-;)
  しかしこれね、残念ながら「女を『おまえ』と呼べる男」のほうが、モテに属 するんじゃないかという気がするんだよね。女の扱いが実はうまいから、「おま え」なんていう侮蔑発言を良いタイミングでしているのではないか、ということ である。なんなんだよ今日の日記はよぉ。


  コーヒーを淹れて読書なぞユルリ。
  このまま昼寝に突入だろう。3時間睡眠なんてムリな体質なので、と思いきや 相撲の時間になり、わりに熱心に観戦した。今場所は相撲の話題をあんまり書い てなかったな。

  朝青龍の優勝は良かった。
  白鵬がコケただけという印象はあれど、なかなかしぶとい横綱である。今場所 もシッカリ白鵬に負けたことからすれば

全盛期は完全に過ぎてしまった

と言える。それでも優勝するあたり、近年に目立つ「終盤からガタガタ」という 展開さえなければ、やはり時代を代表する力士と言えるだろう。来場所は白鵬が 巻き返すとみている。

  他には、例によって応援している稀勢の里。
  三枚目まで落ちて何とか9勝6敗で来場所は小結に戻りそう。さすがに取り組 み相手のレベルが落ちたというところで、内容的に見るものはなかった。この内 容では、

サド的解説で知られる北の富士

の論評もたいして耳に痛くない。大関になるまでは時間がかかりそうだ。


  早めに夕飯。
  昨日のタコキムチは確実に練れた味になったが、そんなに旨いもんでもない。 帆立刺。ハンペンとエノキダケの焚き物。スパムとエリンギとレタスの炒め物に は、卵を投入。ふむ、

スパムと卵はよく似合う

と言える。今日も予備校界の太宰として功徳を積んだ。初耳だぜ。

  では最後にクイズ
  それぞれの格言を残したとされる人を、それぞれの人名から選びなさい。

1:富士には月見草がよく似合う
2:我思う、故に我あり
3:死に至る病とは絶望のことである
4:私は無益で精巧な一個の逆説だ

A:キルケゴール
B:三島由紀夫
C:太宰治
D:デカルト

「件名、まだお前には程遠いな」と思った人は、けっこうインテリかもねえ (@^^)/~~~
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