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1年で、さよなら(背後レイ) |
1月28日 |
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8時半に床を払う。
今日は2度寝に失敗して6時間睡眠。ウトウトすらできなかった30分で損をし
た。木曜日は「きょうが終われば休日だぞ」という曜日で、
少ししんどくても頑張ろう
とする日になるが、それも今日で終わり。実に年度末である。
朝から午後までヒミツの花園。
そればっかりやっているわけではなくて、あいだにいつもの行動をサンドイッ
チしている。久々に一段落した。朝から曇りときどき雨。南風が生ぬるくて、春
も近いのかと思わせる暖かさ。そんなに簡単に春にはなるまい。じっさい、夜は
寒くなった。
寒中見舞いの葉書をもらったので返事を書いた。
2年ぶりに頂いたはず。世の中には年賀状が信条・心情的に嫌いな人もいるも
ので、この人もそうなんだろう。僕は
年賀状に関するポリティカル・コレクトネス
を持たないから、相手に合わせるだけだ。事情とか理由を質問するなんてことも
ない。それぞれの生き方や考え方があるのだな、と思う程度。葉書なんてものは
1年に1回くらいしか使わないから、
間違えて80円切手を貼って
しまった。改行するほどのことなんだろうか。でも、葉書の料金が1枚50円って
覚えてますか?
プールはいつも通り。
600M泳いで250M歩いた。体重は64.80K。今日もスーパーはパスして、代わり
に書店へ。文庫を1冊購入。銀行で金をおろし、昼食用に中華弁当を買って帰宅
した。とちゅうで少し雨に降られた。
さあ出勤だ。
最後だから遅刻しちゃいけないと思っていたのに、ギリギリの出発になった。
まずいぞ、と急ぎエレベーターホールへ走る。
「ちこく、ちこくぅ。もぉ〜、柏の最終日だって言うのに遅刻なんてシャレにな
らないわよ!」
それにしても、外がずいぶん明るいな。腕時計を確認する。あれ。
1時間早く計算してた・・・(-_-;)
逆でなくて良かったと思う。いったんスーツを脱いで、紅茶を淹れてまったり。
ちょうどサポーターからメールが来ていて、またまたHPの作業をすることに。
今度こそ、出勤。
授業は最後の柏校。
件名はこれに由来する。10年ぶりに出講して、1年で撤退とは残念なことだ。
何もかもが10年前とは様変わりしていた、というのは言いすぎで、変わったとこ
ろと変わらないところがあった。英語の例文で、
>故郷の町は10年前とはとても異なっていた
というのがあるけれど(ひどい直訳だなw)、そんなにガラッと変わることはめ
ったにない。最後なので印象をまとめておく。
物理的なハコとしての使いにくさは、全く変わっていなかった。
基本的にスペースが足りないのだとは思うが、狭苦しくて、動線が確保さ
れていない。10年前と変わっていたのは、受付の右手のドアが封鎖されていたこ
と。
生徒様の出入りは受付正面ドアからのみ
となっていた。狙いはわかる。カンフェリー席も近い受付近くを生徒様に通って
いただくことで、生徒様とスタッフの物理的接触を増やそうとしたのだろう。そ
の一方で、
用もない受付の前を通らなければいけない
構造というのは、生徒様にとっては面倒な部分もあるだろう。予備校というシス
テムだけ利用したい(できる限り他人とは距離を取りたい)という生徒様もいる
だろうから。まあ、功罪両面ではある。
講師室の狭苦しさ。
自分の席にたどり着くまでに、他の人の後ろを「すいません」して通らなけれ
ばならないのは非常につらかった。あれほど狭くては、生徒様も質問に来やすい
。部屋のいたるところにロッカーだの机だのがあって、人が通るスペースも豊富
。足元にはテストだのテキストだのが入った段ボール箱の山。
喫煙所の机の下にはお菓子の空箱
なんてものもあった。明治生まれのおばあさんがモノを大切にしているみたいで
微笑ましい。
>いつか役立つ。
その日が来る前に成仏するかもな(おっと)。やはり、絶対的なスペース不足が
ゆえ、だとは思うが。
わかりやすく言えば、モノが多すぎると思う。
この半年くらいはそうでもないが、講師用の机のうえに、生徒様への配布物が
山積みになっているなんてこともあった。出講する講師の机上だけは何とかスペ
ースが空いている、という具合である。いわば「仮安置」をする場所がないため
だとは思うが、
机の上とはモノを置く場所ではない
というのは、僕の個人的意見だろう。ユニクロのレジカウンターの上にモノが散
乱しているだろうか? ソフトバンクの受付はどうなっているだろう? 芸術は
混沌から生まれることが多いが、商売は整理整頓から始まると思う。まあ、「ド
ンキ」の店舗をマネしているだけかもしれない。
もし僕が犯罪者なら。
こういった、混沌とした店舗にドロボーに入るね。モノの整理ができていない
ってことは、セキュリティのレベルもきっと低いもの。何かを盗んだって、わか
りゃしない。わかっても、わかるまで時間がかかるもの。
「あなたは気づかないわ。私が盗んでも」
である。ドロボーが空き巣に入って、玄関に靴が整然と並んでいたら、「この家
は警戒している」とこっちも警戒するはずだ。
世の中ってそういうもんじゃないか。
グチを書いているわけではなくて、いらないモノをどんどん捨てて、
人が動きやすい環境
になればいいな、という願いである。もちろん、そんなことで生徒様が激増する
はずもないが、打つべき手は全て打ってから諦めるのが人生の基本だと思う。
通年で、Qクラスの授業内容は順調だった。
すべて問題ナシと言うつもりはないにせよ、生徒様に学力をつけさせるという
目的は達成できた。それが全ての職業(のはず)である。たとえば、センター英
語(筆記)の平均点。全国平均の予想は200点満点で119点付近のようす。
Qクラス受講者平均:171点
サンプル数は少ないが、僕が担当したなかで最高記録である。
去年の1月24日に書いたように、僕のQクラス目標は「平均+30点オーバー」
である。今年の平均点から言えば、150点を越えるかどうかが注目の的であった。
ちなみに最高点は186点。自慢だが、
やることはちゃんとやっている
のである。まさに、意味のない自慢だという自覚はあるけれど(^_^;)
最後の授業でも、いつも通りに。
これは例年のことである。ありがたい説教? バカじゃないの。泣かせるトー
ク? あんたスピリチュアルの教祖でつか(なぜに和服)? 来年度、柏に来な
いことも話さず。2分くらい延長してしまったのが過失だ。
プロとして、まだまだ仕事が甘い。
これが正直な感想。ただ、最後の礼をしてから、「お前ら、よく頑張ったよ」と
は言っておいた。最後までついてきた生徒様に感謝。
いつものように帰宅。
スタッフなどに特別なアイサツはしなかった。みんな忙しそうだったし。これ
も僕の仕事のシステムで、お別れの挨拶よりも、
予鈴が鳴ったら講師は講師室を出ろ、
というのと同じスタンスである。ウェットが売りになるのは、ビジネスじゃない
。個人的な意見だし、世間とは異なるだろうが、そういう生き方だ。
夕飯は昨日の続き。
緊縮財政が続いているということもある。一昨日から持ち越した鶏スペアリブ
の煮物の残り汁は、大根を入れて2度炊きしておいた。湯豆腐にはシイタケを参
加させて。昨日のイカ刺の残りでイカ納豆。自家製ナメタケオロシ。生レタス。
一昨日のインチキ筑前煮を食べきり。動物性タンパク質が少ないだろうか。
「肉、嫌いだもの」
さらば、柏。僕はもう少しがんばってみるよ。
「先生、やっぱ綾波レイもちょっと好きなんですか?」
黙れ、いい話を台無しにするな(-_-メ)
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