予備校講師でわるかったな!





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良縁がありますように 1月30日
  7時過ぎ起床。
  3日ぶりに熟睡できた。今年度もあと2日で終わりだ、という元気にあふれた 目覚め。朝のうちに出ていた雲は午前中には取れて、冬晴れになった。昼間はけ っこう暖かかった。


  少しだけガーデニング。
  やっと大葉が枯れたので処分した。室内で育てて、7月から12月まで収穫でき た。たぶん100枚以上も採れただろう。年を越したあたりから元気がなくなって、 この2週間は1枚も取れなくなった。引っこ抜いてみれば、

ギッシリと根が張っていて

ビックリした。鉢イッパイである。これだけ根を生やせば、あれだけ採れるよな あ、と感心した。

  昨年末に種をまいた小ネギ。
  ほとんど発芽しないのでどうしたことかと思っていたら、今週になってポチポ チと芽が出てきた。やはり、ちゃんと春が近くなっているということなのか。植 物の種なんて意志を持っていないように見えるけど、

「しょうがないもんな、そろそろ春だし」

と考えて発芽するのかもしれない。ここで「生命の神秘が」なんて書きだすと陳 腐なのでやめる。小さなカブは、来月中に収穫できそう。

何かを育てるのはいいぞ、

って前にも書いたね(^_^;)


  ワセヨビにメール。
  2月に原稿仕事をやりませんかというオファーがあって、引き受けさせていた だくことにした。予備校内のキャリア的にも、僕の能力的にもちょっと怖い仕事 である。初年度で声がかかるようなものだとは思っていなかった、というのもあ る。が、

ムリな背伸びは伸びるチャンス

でもあるので、一部だけ引き受けることにした。

  ミスがあってはまずい、という種類の仕事。
  どういうシステムで事態が進行するのか知らないし(初年度だから当然すぎる けど)、何かのトラブルがあったときに、相談したり助言を求める相談相手もい ない(同じ理由)から怖いことは怖い。されど、

10年くらい前にも似たようなことがあって、

そのときは「まだ俺には無理だ」と自重したのを後悔しているから引き受けてみ る。あれは、僕の人生で本当に致命的な失敗だったし・・・。


  午前中から外出。
  電車に乗って魚屋さんへ買出し。明日の夕方に来客があるため。電車代がモッ タイナイけれど、安い店なので、こうして数人ぶん買えばモトが取れる。モトっ てヘンですかね。急ぎ帰宅して簡単な昼ごはん、シャワー。洗濯物もとりこんで おく。


  午後イチで外出。
  かなり重要な用事のため。ここで決めてこなければ、僕の人生はあぶない、と いう内容のこと。自信も能力もあるつもりだが、結果が欲しくてたまらない。ノ ドから手は出ないが(手は外側についているので)、英語で言えば

be itching for

というところだろうか。出題例が非常に少ない熟語である(もし出れば、空欄は for だろう)。まあ、このあたりの心情は受験生と同じだろうか。

  次の手を考えない、ということではない。
  前漢成立直前の韓信による「背水の陣」ではあるまいし、これで負ければ命が 取られるといったことでもないからだ。失敗した場合に備えて、保険もかけてお く(具体化はしていないが)。そういうのが大人の配慮である。いや、たしかに 、人生には

これで負けたら最期だ

という戦いもあるのだろうが、少なくとも今日の僕はそこまで行っていない。幸 運を祈らず、良い結果を待ちたい。

「ってことは、お見合いなんですね!」
「30代ギリギリ、最後の勝負、それはお見合い」
「英語ではアレンジド・マリッジ」
「若くて結婚、わが身の災難」
「っていうか、若くないだろ」
「じゃ、逃げ込み婚、ぎりぎりアウト
「セーフかと思ったら、その後にアウト
「コマが減ると、結婚もできないよな」
「あはははは、負け♂犬の話、サイコー」

ほっとけ、こらぁ!


  いったん帰宅して、すぐさま出勤。
  市進のスタッフの人事異動があったそうだ。例年より少し早いのかな、忘れた 。例によって悲喜こもごもみたい。サラリーマンにとっては、どこに配属される かというのは大問題らしい。どーでもいいような気がするんだがなあ。

どこにいるかではなく何をするか

が一番たいせつなんじゃないのか。

  ぶっちゃけたことを書けば。
  どこに配属されたって給料が変わるわけでもなかろう。面倒くささやヤリガイ といった問題を除けば、大同小異の範疇ではあるまいか。職種が違うことは差し 引くとして、

僕なんか2年で年収半減

なんだから、それに比べればどうってこともないような。ま、僕には未体験ゾー ンなので、僕が想像できない苦しみがあるんだろう。ハローワークに行っても伴 侶が見つからない状況よりはマシじゃないですかね。以上、同僚諸氏に向けて近 況報告してみました(^^)


  授業前に、市川校撤退の準備。
  プリント残部を保存する箱を処分した。B4サイズで、六面体の2面をカット してあるもの。バイトかパートの誰かに作ってもらったのは、10年くらい前だっ た。そのころは、うなるほど生徒様がいたから、

その1週間分のプリントをまとめて刷った

なんてこともあったため。同レベル講座で複数の担当も普通だったし。

  かなり傷んでいた。
  こういう箱がなくても、講師室の机には薄い引き出しがついているから、問題 なかった。でも、あまりにも枚数が多かったから、引き出しでは足りずに作って もらったのだ。もうそれもいらなくなった。

箱は僕だ。

無表情を装って、箱を壊した。作ってくれた誰か、ありがとう。でも、もう必要 がなくなったんだ。


  授業は最後のCクラス。
  通年の手応えは、去年よりは良かったかなあ。ただ、馬力とでも形容したいよ うな力強さは感じられなかった。ツマラナイ知識系のミスが多すぎて、これで戦 いになるかなあというところだ。

  内容一致でガッツリ点数を稼いでも、小問でコソコソ持っていかれる展開。
  よくあるだろう。長文が読めたのに正解を多く出せたのに、つまらん単語・熟 語・文法系で落として偏差値が伸びなかったっていう状況。

・bring (      )=〜を引き起こす
・in (      ) of=〜にもかかわらず

みたいな問題たちだ。取れるはずなのに、キッチリ落としてしまったという後悔 。中堅大学の場合、

そういった基礎項目で差がつく

ことは忘れないで欲しい。この時代、長文重視の配点とは限らないぜ、特に中堅 ではな。今日も授業最後のトークはなし。合格逆算主義、合理主義。


  帰宅して夕飯は簡単に。
  明日は「最後の授業」が朝からあるため。昨日の残り物と、明日の客に出すも のをツマミ食い。もっとも、お酒は普通に飲んだ、というか今まさに呑みながら 日記を書いている。

  そうなんだ、明日で本当に市川校とグッドバイなんだ。
  どうしようもないほど悲しい。別れることよりも、別れる前日のほうがツライ じゃないか。積み上げてきたものは、ガラスのように壊れていく。僕がガラスで ないことを、僕がガラスを割らないことを、僕は僕に願う。祈る。

  それでも、と僕は思う。

ガラスのように砕け散った希望は、たとえ砕けても拾い集めるしかない。

  本歌取りは倉木麻衣。良縁がありますように。明日も良い授業ができますよう に。いや、それだけは祈らない。信じるのは、自分だけだ。なんか泣ける日記だ ぜオイ!
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