各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
失われた土曜日のコマを求めて |
3月6日 |
|
9時50分起床でやや寝坊。
早くも外は雨。終日ダラダラと降り続け、昨日とは一変して寒くなった。春は
近いと思わせながらも、こうしてときどき強烈に寒くなる。だから、待ち遠しいとも言えるかな。
午前中からお昼にかけて授業準備。
月曜日から始まるワセヨビの授業(現役)に関しては、目星がつきはじめた。
高2は去年と同じで良い。初めての高3は、
とにかく基礎を繰り返す
授業になりそう。講立てごとのテーマをアバウトに決めた。明日チョイチョイ(
でいいんですかw)とプリントを作って開幕の準備がととのう。
午後に雨の中を外出。
はい、「ウナギ屋も多角経営」でございます。生活困窮も極まってきましたね
え。大変だなあ。収入激減で、この1ヶ月は貯金を食いつぶして生きております
、ハイ。生きるのにギリギリのラインです。書くこともないので、今週火曜日の
日記の書き忘れネタに移動。手話教室の話題。
手話教室へ。
内容が異常にむずかしくなって大変だった。そこにいない人とのやり取りを、
目の前にいる人に伝えるというもの。つまり、
自分・相手・第3者
の情報を同時に扱うことになる。面倒というか難しくてできないのが
第3者と自分のやり取りを相手に伝える
箇所である。その手話の主語が、自分なのか第3者なのか相手にわかるようにす
るのが難しい。
ここで大事になるのが表情である。
手話は視覚言語だから、手だけではなく表情も使って伝達する必要がある。あ
るけれど、ご存知のように
男性は表情に乏しい
という事実があり、僕はオトコだから難しいのだ。教壇に立っているとよく感じ
るのは、男子生徒とはどうしてあんなに無表情なのか、ということである。そう
思いつつ、気がつけば
僕自身も無表情がデフォルト
になっているから、なんとももどかしい。手話社会は女性社会だと何度も書いて
きたのは、この表情の問題もかなりあると思う。表情を作るってのが、自然にで
きないんだよなあ。
暗闇の中を帰宅。
明日も雨というコトで、面倒を避けるためスーパーに寄った。いくら買っても
5%引きというクーポンを持っていたので、保存の利く食品を大量に買った。と
いっても、食料品だから4,000円くらい。200円もうかったと考えるか、200円しか
トクできなかったと考えるか。
帰宅すると、ワセヨビから封書が来ていた。
予想通り、今年度の契約書。去年は2月10日に本部に赴いて捺印している。今
年は2年目だから、このように郵送で、と聞いていたとおりになった。さて、印
鑑はどこだ・・・の前に、緊張の時給チェック。
こういうとこだけ精読してるお利口がいますね?
読者様に毒を吐くのはほどほどに(^_^;)
はい、昨年度と同額でした。当然だね。もし上がっていたら抗議するつもりだ
った。とくべつに活躍していないんだから、上げてもらっては困る。もっとも、
この職業の不安定性からすれば、
時給はキープか上がるかの2択
でなければ困る。「雇用」という世界では常識的なことで、生活を保障できない
なら「請負」で契約しなければいけない。そんなことも知らない企業が多いのに
は呆れている(春闘、がんばってください)。ま、コマ数それ自体の増減がある
のは仕方がないとも思う。
今年の僕のワセヨビに関して言えば。
コマ数が増えたぶんがプラスの評価ということで、それ自体は僕の自己評価よ
り少し上だったと考えている。ありがたいことです。いや、
時給が相対的に安いからコマ増だったような、
なんて書くと、「実情Z」になってしまう(おいおい)。へぇ、こういう特約(
?)があるんだ、という話は書かない。このあたりは、老いた亀のように注意深
い僕である。
すこしお金のネタでも書くかな。
最初の給与明細で、新年度の時給が判明するってところもありますね。これ、
この業界の悪しき習慣ですな。お金は労働の対価として支払われるものなんだか
ら、実際に働く前に時給を明示するのが雇用者の義務でしょう。まあそりゃね、
源泉徴収のない講義料を払っている
なら(いわゆるトッパライですね)、そういうイカサマもありだと思うけど。
え、そんなコトがあるのかって、ありますよぉ。
僕、ずいぶん昔ですけど、前も書いたかな、
授業後に現ナマを握らされて帰宅した
なんて経験も持っています。捺印どころか、サインもしなかったような。家庭教
師か、これは、みたいな(と思いつつ現ナマをポケットにガメる)。
「それ、いつごろまでだっけ?」
って爆笑している関係者は、業界20年目くらいでしょ。
「ありえねー」
と叫んでいるのは10年目以下の人でしょうな。
「いい時代だった・・・」
と遠い目になっている人は30年以上の超ベテランでしょうね。国税庁が飛んでこ
ないといいけどなあ、アハハ。
夕飯のメインは、牛シャブ。
サブメニューがいろいろあるので、黒毛和牛(ただし比較的安価なモモ肉)と
エノキダケとネギでシンプルに。あまり好まない味噌ダレも、この料理にはマッ
チする。
「貯金食いつぶしてんじゃなかったのか?」
ふだんは節約しているし、そのくらいの余裕は用意してありますが。
サブはやたらとたくさん。
その1つは、スモークサーモン。パセリをまぶして、さっとレモン汁をふる。
これだけでグレードアップ。いくらオロシは大根を多めにして食べる。
大根オロシは汁にこそ旨味と栄養あり
というのは、家庭料理の基本だ。イカの塩辛と高野豆腐の煮付けを食べきり、お
ととい作ったベーコンと白菜の煮物も処理。
土曜日はこれで終わり。
通年授業の時期で土曜日に授業がないのは、13年ぶりくらいになる。学校の週
休2日は廃止の方向へ、という話題は別にして、
土曜日に稼げないのは予備校講師として下流
と言える。とくに、現役や中小の予備校ではそういう傾向があると思う。そう、
僕は今まさに、負け犬モードだ。何とかしなきゃね、明日はのんびり休日。
|
|