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育て損なうこともあるさ 3月17日
  9時起床。
  植物の水やりをするためにバルコニーに出ると、フリージアが一輪だけ開花し ていた。昨日の暖かさで狂い咲き、みたいな感じだろうか。他の花はまだツボミ のままで、フリージアの開花宣言をするには少し早いかなと思う。3月9日に書 いたとおり、春分の日あたりになるだろう。


  新聞を読むと、子ども手当法案というのが国会でパスしたそうだ。
  ああ本当にやるんだコレ、という感慨(大げさ)。高校の無償化も実施がすで に決まったはず。子育てに手厚い社会は、僕のようなチョンガー(死語;独身男 性のこと、もともとは朝鮮語の蔑称だったそうな)にとっては負担を重く感じる が、基本的にはよいことだろう、と僕は考える。

  子ども手当は月に1万2千円とか。
  不況のあおりで生活費の足しになって終わり、という風潮があるのは当然だろ う。現実的に、給料が上がらないボーナスがロクに出ないという勤め人は多いだ ろうから、それで良い。僕のように、

時給は下がる一方、ボーナスって美味しいの?

という職業にある人間はどうしてくれるのか、という疑問はある。財源、どこか ら出てきたのかしらね。


  僕だったらどうするかな。
  たぶん子ども用に積み立てる。1年で約14万だから、10年で140万。いま子どもが 5歳なら、高校入学時に使う預金になる。無償化された高校でちゃんとした教育 が受けられるかどうかは(親としては)不安だから、その140万を進学費用に当て たい。という考えをもっている親御さんはけっこういるのでは?

  ところで、子ども手当も高校無償化も、少子化対策の1つのはず。
  少子化ってそんなに悪いことなんだろうか。人口減はどうだろう。グローバル に見れば、歓迎すべき事態だと思う。限度はあるにしても、

人間の数が減るのはこれからの世界が求めていること

と言っていい。少子化は悪いとする世間の流れには閉口している。むし ろ、少子化かつ人口減で暮しやすいシステム作りをしたほうがいいはず。だから 、短期的にはこれらの少子化対策に賛成するけれど、長期的には大反対である。 以上、矛盾していて当然である。めんどうな話はここまで。


  電車に乗って、買い物をしてきた。
  ちょっとしたお出かけ気分だ。そろそろ春だし、身の回りのものを新調しても いいかな、みたいな。今日は朝から晴れそうで晴れず、午後遅くになってやっと 雲が取れた。冬に戻ったような寒さ。

  まずは紳士服売り場。
  といっても目的は靴下とハンカチ。このあたりの趣味を書き出すと、日記がひ たすら長文化するので、さくさく書こう。


  靴下は、安物と高いものを併用している。
  おおむね、スーツの場合は1,000〜1,500円くらいのまともなもの。黒・紺・グ レーといった単色で、入ってもワンポイントという程度のシンプルなものを使う 。安物は、そうね、3足990円とか、そういう感じ。スーツ以外の授業衣装の場合 は、だいたいカラフルなものを履いている。今日は前者のものを2足買った。

  ハンカチを買うのは珍しいかな。
  ハンカチって、だいたいは頂き物の流用で回る感じがする。これも基本的にス ーツのときはトラディショナルな綿製品で、それ以外ではタオルハンカチが多い 。こちらも前者を2枚買った。コムサとカルバンクライン。

  個人的な見解。
  僕が人として軽蔑するのは、

金や地位があるくせにぼろいハンカチを使っている奴

である。アイロンがかかってないとか、もうカンベンしてくれ(どんだけ精神的 貧民なの?)と言いたくなる。ただ、夕方になってクシャクシャになっていると いうのだけは、仕方がないと考えている。


  続いてユニクロへ。
  スーツ用の安いシャツを買った。1,990円ってすごいな。シンプルなブルーのス トライプで、ボタンダウン。完全に春向け。ふだん、スーツとあわせる

Yシャツの9割はオーダーメイド

のものを使っているので、たまにはこういう安物も混ぜてみようという狙い。解説 してみました。

  ついでに、カットソー(?)を買った。
  今では、長袖Tシャツなんて言わないのかも。なんと、男性用なのに七分袖。 なんだか時代は変わったなと思う(ちょっと古い人間かな)。地味なグレーのボ ーダーで、帰宅して試着したら

おじさんのムリメな若作り

みたいだったので困惑。どうしよう。いや、きっと授業に着ていくんだと思うが (^_^;)


  他にもいろいろと買った。
  文庫本3冊、石けん3個、金券ショップで5,000円の図書カード、日本酒の4合 ビン1本、他は忘れた。トンカツ屋さんで海鮮盛り合わせ定食を食べた。イカフ ライが旨かった。以上、トータルで14,000円くらいの散財になった。昨日の銀玉 の勝ちぶんを使い切る目的だったのでOKだ。


  将棋の王将戦第6局。
  結果から書くと、挑戦者久保が勝って4勝2敗、王将位を獲得した。久保先生 、おめでとうございます。

  いやあ、正直なところビックリした。
  まさか久保が2冠を取るところまで強くなるとは思っていなかった(初タイト ルは昨年の棋王で、いま防衛戦の最中)。しかも、今までコテンパンにやられて いた羽生から奪ったことに価値のある戴冠だ。時代はどんどん変わっていくのだ 、と改めて思った。

  今日の将棋は羽生ペースだったはず。
  57手目まで、僕は羽生の完全な勝勢だと感じていた。しかし、最後は羽生が 「詰まないのが誤算でした」と局後に言うほどの読み違いだった。

1手差でキッチリ勝つ羽生将棋

に狂いが出たのだろうか。羽生はこれで3冠に後退したけれど、本人はあまり気 にしていないんだろう。僕はガッカリだ。


  夕飯のメインは省略。
  問題はサブだ。昼間、大事に育てていたカブを収穫して、ラッキョウの汁につ けておいた。名称は「小カブ」となっていたが(どう考えても正式名称ではない はず)、ピンポン玉を2回りくらい大きくしたあたりまで収穫を控えたのだ。

  結果は、堅くていまひとつ((+_+))
  けっこう厚めに皮を剥いたものの、イチョウ切りにしても周りは堅かった。成 長させすぎたことが原因だと思う。育てた以上は、

刈り取るタイミングにも責任をもたなければ

と痛感した次第だ。まだ5個くらい残っているので、今後は気をつけたい。うん 、ほどよい短さでまとめることができた。


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