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春の嵐、のち北風 |
3月21日 |
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4時40分起床。
4時過ぎに目が覚めて眠れなくなったのは、11時という消灯時間のせいだけで
はない。昨晩からの暴風がさらに激しくなって、うるさいというか怖いくらいの
音を立てていたから。月並みだけど、台風みたいな暴風だった。
換気のために窓を開けようとするが、なかなか開かない。
なんとか開いて、部屋に掃除機をかけて、じゃあ閉めるかとなったら今度は閉
まらない。昔のドリフみたいだ。え、ドリフターズも知らないのかよ、今の若者
は!
古い記憶はときに呼び起こされ、それを人に伝えると「やだぁ〜、おじさ〜ん
」とバカにされる。
まだおじさん視されるくらいなら良くて、「なにそれ、マジで知らない」とか
言われると困惑する。窓を閉めようとしながら思い出したのは、以下の事実であ
る。
・春の嵐だよな。春の嵐と言えば、『嵐が丘』。エミリー・ブロンテの小説だ。
春は関係ないか。あれ、背景を日本に置き換えてTVドラマになったんだよな、
題名は『愛の嵐』。昼ドラだった。主役は田中美佐子だったな、いやぁ、あのこ
ろの彼女は本当に「おねえさん、はぁはぁ」的に萌えだったよな。いまはただの
おばさんのような気がするが。あれっていつごろだっけ? 俺が16歳のときか。
それって、もう四半世紀前に近いんじゃないか。
なんで高校生が昼ドラを観ていたのか知らない。夏休みをはさむころだったか、
学校サボってたか、たぶん両方だろう。昔話ここまで。
早朝からヒミツの花園。
かなり集中して、強風が怖いほどではなくなったな、と思ったら8時。はい、
おねむの時間です。昼寝。朝の8時から昼寝っていいですね。10時に目覚ましを
かけて悪夢を楽しんだ。すっきり。
10時25分から将棋観戦。
NHK杯戦の決勝は、羽生選手権者(=昨年の優勝者)に糸谷五段が挑戦。も
っとも、この棋戦はトーナメント方式なので、羽生も2回戦から勝ち上がっての
決勝である。糸谷五段の話は先々週の今日に書いた。
羽生の優勝で終わる。
糸谷が若手らしく強引に攻め込んで、羽生が
ベテランらしくしなやかに
押し返した。最後の8五飛が決め手というのは、僕にはとてもわからない細かさ
だった(5七桂成もグッド)。
糸谷は名人経験者を2人も負かしてここまで進んできた。
それだけに感想戦では非常に残念そうだった。ここ一番で勝つまで、もう少し
成長しなければいけないだろう。対する羽生は、これで本棋戦最多にならぶ8回
目の優勝。ひょうひょうとしているのはいつも通り。この人、基本的に勝ち負け
に興味がないんだろう。
1回目のお昼ご飯はパスタ。
早い午後に外出。用件は『ウナギ屋も多角経営』。シャタリンパパと帰宅。2
回目の昼食はチャーハン弁当。昼過ぎから晴れて暖かかった。ただし時折の突風
はあった。千葉では見られなかったが、黄砂もやってきたと聞く。ソファにひっ
くりかえって読書。楽しい時間だ。そして、ひさびさの眠り猿襲来。
気がついたら夕闇の中にいた。
少し文学してみました(不毛の流砂が概念としての僕を覆い、鎮魂を求めるエ
ントロピーは悠久の闇へと向かう投影の曲線を標した)。誰か翻訳しろ。つまり
、
ソファでつい昼寝をしてしまった
ということである。初めからこう書け俺。眠り猿はハンマーを持っている、これ
くらいは常識だろう。春はとても眠い(これまた文学してしまった)。
まだ6時半か。
なんか今日は何もやってないな、やむをえず銀玉店へ突入か、と思ったが我慢
して読書を続ける。「日曜日、ダメ、釘アカナイ」とフィリピンパブ嬢も言って
いる(と思う)。読書感想文。
『社長、その服装では説得力ゼロです』中村のんを読了。
スタイリストの著者による、服装が人に与える印象のお話。
自分の生き方にあわせた服装選びを考えましょう、という主張はよくわかった
。ただ、引用したくなる部分が見当たらない程度、という読後感。以上。
8時過ぎに夕食。
ほとんど昨日の続き。夜になったら北風に変わり、急激に冷え込んできた。ヌ
ル燗が旨い(冷え込まなくても旨い)。
ネタが少ないので、最後に浪人生について書いておこう。
さすがに、そろそろ3月受験も終わった頃だろう。無事に浪人が決定した人も
いるはず。出てしまった結果について、今さらどうこう言っても意味がない。時
計の針は元に戻らないからだ。
だが、自分の手で進めることはできる。
そうだ、浪人生活をどう送るか、1秒でも早く決めなければいけない。反感を買
うように書く。
・いまどき、20年前ではあるまいし、浪人するなんて努力不足にも程がある。
時間が足りなかった?
バカ言ってんじゃねえや、このゆとり世代が(実は僕も広義のゆとり教育世代
ですけどw)。そもそも能力が足りないか、残り時間が読めてないか、どっちに
したってグズなんだよ。時間のせいになんかしていることが、
来年の(も)負け犬運命を証明
しているようなものなんだよ。
さっさと動くことだ。
春期講習の申し込みは済ませたか? 複数の予備校を見比べる準備をしたか?
ネットなんかで検索してないで、実際に校舎に足を運んで、お試し系講座を申
し込んだか? 来年の志望校に向けて、単語はどこまで覚えるか(主観で良い)
決めたか? 現実に暗記作業をやっているか? 具体的な変化をしなくて、
何もしないでボーっとしてたら、来年も同じ結果
になるってわかってる? わかろうとすることから逃げてない?
「わかろうとした、わかろうとしたよ!」
「そうやって、自分が嫌なことから逃げているのね」
良い結果が欲しいなんてのは、誰でも同じ。
欲しくて、具体的にどうすればいいか考えて、決めて、実際に動くことが大事
だ。それ以外に現況を打破する方法はないし、
仮に打破できなくてもそうするしかない
のだ。そうしなかったことが、今年の受験で負けた理由である。以上、僕が想定
している読み手は誰だろうか?
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