予備校講師でわるかったな!





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追われて追われて 5月25日
  6時起床。
  6時間睡眠はしっくりくるものの、休肝日の夜はよく眠れない。が、悪夢(書 斎のイスに積もった大量のホコリを掃除するという内容)を見たくらいだから、 実は体がラクをしているんだろう。朝風呂、掃除、洗濯、簡単な朝食。


  昨日のワセヨビ西船橋校。
  授業の話は珍しく昨日のうちに書いたので講師室の話題でも。生徒様は授業ネ タが好みなんだそうだが、関係者の好みじゃないだろうし、ふつうの読者は英語 の話なんかゼッタイ読んでないし、たまにはいいだろう。いろいろな読者に配慮 するのが『よびわる』の長所である(後ろを向いてベロを出している)。

  どの予備校でも同じように、講師室には個々の講師専用のボックスがある。
  予備校に限らず、教えるという職場には紙が多いから、

持ち運びをしなくて済むように

予備校がボックスを用意してくれるわけだ。まあ、だいたいは配ったプリントの 残部とか、昔のテキストの解答とか、同じくテキストとか、生徒様から貰ったも のとか、期限の切れたカロリーメートとか、添削し忘れて生徒様も請求を忘れて いる添削用紙とか(どっちもどっちだw)、早い話が

どうせ2度と使わないもの

が詰め込まれている。本当に必要で大事なものは、重くても持ち歩くだろうし。


  さて、ワセヨビにもこういうボックスがある。
  書類ケースっていうのかな、B4のプリントが300枚くらい入る(本当は原稿用 紙サイズなんだろうね)もので、ロッカーの中に各講師別に並べられている。去 年、みんながそのボックスを(わりにどうでもいい用事で)利用しているのを見 て嫉妬していた。

いいなあ、僕もベテランになったら、ああいうボックスを用意してもらえるんだ ろうなあ、

と。去年は新人だったので、「僕のボックスはないんですか?」なんて怖くて訊 けなかった。小心者ですね。

  しかし、今年は2年目。
  堂々、ではないが1日タテ4である。そんなにレアではないが、1日に4コマ を担当する講師は多くはない(浪人部のある校舎でなければコマ割り上不可能) 。このような移動生活で、重いバッグを持ち歩くのがつらかった。なにしろ、

4コマぶんのテキストと配るべきプリントのたぐい

をいつも持参しなければいけないのだ。プリントといっても、予備校が用意した 和訳をコピーするだけ、なんてものもある。少しでも校舎に置いておければ、カ バンが軽くなり、心も軽くなる。


  僕もあのボックスを使いたい。
  言い出しても良いのだろうか。2年目なんて若造が、所望していいもんなんだ ろうか。できれば、可能なら、許されるなら、許可していただければ、使いたい 。

「こらぁ、下流系講師ぃ、生意気なこと言うんじゃねえ!」

とかスタッフに言われて、アルテマウェポンで殴打され、あわれ流血という事態 になるんじゃないか。流血ならまだいいけど、それが原因で首なんてイヤだよう 。でも、バッグ重いし、じっさい校舎に置いといても問題ないプリント原本もあ るし、どうしよう。

  逃げちゃ駄目だ。
  逃げちゃ駄目だ。逃げちゃ駄目だ。逃げちゃ駄目だ。逃げちゃ駄目だ。

逃げちゃ、駄目なんだ。

僕はスタッフを呼び止める。

「おい、おれ様のボックスはないのか?」
(実際のセリフ:あの、僕もああいうボックスがあると便利だなあ、と思うんで すが、えっとえっとあのその、茶色い書類ケース、みたいな?)


  スタッフの返事。

「は? 先生のぶんはここにありますが」

  彼女はロッカーを開ける。「信原先生」とラベルが貼られた、真新しいボック スがいらっしゃる(箱に敬語は必要なのだろうか?)。あの、まさか?

「去年からちゃんと用意してありましたけど?」

こらぁ、早く言えよぉぉぉ! 言われないと存在そのものに気づけないじゃない かよぉぉぉ! とまあ、脚色も混じっておりますが、このような新人講師生活を 送っているのであります。長々と読まされて結論はバカバカしい、それが『よび わる』スピリット(^.^)


  早い午後にウナギの花園は終了。
  またまた上司につかまって、ちょっとしたことで注意された。「よくわかんね ーけどこんなもんか」とやっておいたら、「ちょっとそれはないでしょ人として 」みたいなミスだ。上司としては、

「まったく、予備校講師とは世間知らずでいい加減な奴だ」

という感想を持ったことだろう。いや、まあ僕がテキトーで世間をなめているだ けなんで、一般化しないでね(*^_^*)

  さっそく迷惑をかけた人のところに謝りに行くことに決めた。
  そこで上司に

「ちょっとちょっと、あなたが僕の責任者なんだから引率してくださいよ」

と言ったら大笑いされた。先方も、いい大人が引率者付きで謝罪に来たことに爆 笑していた。この件はこれで落着。つまり大したミスではない。小さなミスは、 明るく謝っておくのがいちばんの対処だ。


  中くらいの午後に帰宅。
  いつもの火曜日より遅くなったのは簡単な研修があったため。2回目の昼食は つけ麺。何度も書くようだが、

つけ麺はもっとハッキリしろ

と説教したい。洗濯物の処理を済ませてプールへ。スイミングのみ500メートル、 体重は久しぶりに64K台に戻せた

  夕方は実家へ。
  月一で戻ることを目標にしているが、何とか達成というところ。こんなに余裕 がない人生の局面は、我が人生には珍しい。一昨日の「渡辺竜王と将棋を指した 話」を自慢したら、けっこう反応が激しかったので満足。僕の兄弟の一言。

「そういうのって、それ自体のすごさがわかる奴がいないんだよな。『っていう か、竜王とか何?』とか言われるんだよな」

僕の兄弟だけあって、世間をなかなか研究しているなと感心した。


  酔う前に実家を辞去。
  正確には、飲んでいる途中で眠くて仕方がなかった。休肝日明けでガンガン飲 めるはずだったが、昼寝の時間が取れなかったのでやむをえない。一般には、

飲んでいて眠くなる人は酒に強い

と言うけれど、僕はそれほどでもない。帰宅前に銀玉店に寄って下見。今週末は 打つ時間が取れるかもしれないから。1時間ほどうろうろして、プラマイ0で去 る。

  何とかこの日記を書き上げる。
  ミスタッチが多くて時間がかかった。まだ11時前なのに眠くてどうしようもな い。いやあ、もうちょっと何とかしたいけれど、必要もないのに早起きしちゃう のが欠点の日々だ。明日はどうなるだろう?


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