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舵を握っているのは自分だ |
5月31日 |
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5時10分起床。
長い夢を見たから、睡眠は充足したのだろう。7時間ちょっとしか眠ってない
けれど。朝の家事はアイロンがけだけで精一杯。朝風呂と朝食を済ませて出勤。
1週間でいちばん長い月曜日。まずはウナギの花園。
勤務終了。
そそくさと帰ろうとしたら同僚に出くわした。話しておくべきことがあったの
で立ち話。同じ建物の中にいるから、まさか社内メールなんか使うわけにいかな
い。会って話すと、
内容よりニュアンスが伝わる
から重要なことだ。こういう残業は(イヤだが)やむをえない。14分も残業って
負け犬派遣社員な俺。
帰宅途中の昼飯は酢豚。
これ、子どものころは嫌いだった。甘酸っぱいのがイヤだったはず。しかし、
少しためらったもののランチメニューで安かったため注文。僕も初期中年になっ
て
酢豚と和解できるようになった
ということかも。味覚は10年以上の単位で変化していくと知ったのは、20代前半
のころだったかなあ。昔すぎて忘れたけど(^.^)
帰宅して洗濯物を取り込む。
早朝に干して早い午後には乾いた。つまりこの時期としてはさわやかな天気。
午後には少し雲も出たが、おおむね晴れの1日。シャワーを浴びて、今度はワセ
ヨビへ出勤。こっちが本業。どりゃぁぁぁ、と月曜日恒例の読書感想文です。
『目覚めよと彼の呼ぶ声がする』石田衣良を読了。
寄せ集めエッセイ集。
この著者らしいニュートラルさが心地よく、また同時に物足りない。
僕にとって、石田衣良は少し気になる作家の1人だ。
今まで小説を1冊(『チッチと子』2009年3月29日に感想文)、エッセイを1
冊読んできた。こう書くと、
「おいおい、肝心の『IWGP』シリーズを抑えなくてどうするんだ?」
と言われそうだけど、小説の有名なシリーズに手を出すのは、けっこう気が重い
ものですから。ちなみに、『池袋ウエストゲートパーク』のことです。
本書の感想文に移動すると、なんともゆるいんだよね。
良いことを言っていて、なるほどと思うし、読んでいて気分が良いエッセイで
はあるけれど、インパクトがない。おおげさに言えば、読者(ここでは僕だ)の
人生観を揺るがすような激しさに出会うことができない。「逆風には逆らわない
」という短いものから。
>あなたもぼくも、特別な人間ではありません。運の風だって、悪いほうに吹く
ばかりのはずがないのです。
調子が悪いときはたのしみながら、ひと休み。自分が悪い、世界が悪いと責め
ても始まりません。
のんべんだらりといきましょう。まあ、たいした人生でもないんだから。
なんとなく力が抜ける。
抜けるけど、「よし、俺も立ち上がって元気に生きていくぞ!」という気分に
はならない。そういう扇情だけがエッセイの魅力ではないから仕方がないんだけ
どね。寄せ集めといっても、内容別に編集(章立て)をしているのは非常にグッ
ド。
任務完了!
何がだよって、ワセヨビの授業です。展開の速い日記だ。
いろいろなことがこんがらがって来ている。
まるで早口言葉みたいだ。具体的には、前回の授業でどこまでやったかを覚え
ていられない。もちろん予備校の進度表と自分のテキストに書いておくわけだが
、教室に行く寸前まで
次はどの授業(テキスト)だったのか混乱
している状態だ。
今日の某クラス。
長文の最初の2行くらいを説明していて、おかしいなこれ最近喋った記憶があ
るんだけどと思っていると、生徒様が妙な顔をなさっている。そこで、
「どうかしたのか、君たち? オレの顔が良すぎて授業に集中しにくいのか?」
と質問したら、
「先生、そこ、先週もう終わってるんですけど」
と返されるザマである。しかも爆笑されたし。これくらいボケまくっていると、
生徒様も「ネタかよ信原w」と思っているかもしれないが、本当にボケていると
は彼らも気づくまい。とここに書いてしまうのが『よびわる』日記である。
帰宅途中に定食屋で夕飯。
野菜炒め定食はまずまず。サヤインゲンなんて入れるものかねとは感じたが。
入浴して洗濯して、明日の準備を整えてスバヤク日記を書く。日付が変わる前に
消灯できるペースの行動。
のんべんだらりんとはしていられない。
僕の人生はたいしたものではないけれど、たいしたものに変えられるのは僕だけ
だから。石田衣良に反論しているのではなく、僕なりの人生観がそうだ、という
だけの話。
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