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新しい夜の伴侶 |
6月6日 |
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三千世界の烏を殺し
うぬと朝寝をしてみたい
誰もがそうであるように、僕もジャンクな記憶をたくさん持っている。
上記引用文の作者は誰だっけ。坂本竜馬とか高杉晋作とか、あっち系だったよ
うな。「朝寝が」だったような気もする。「烏」は「鳥」ではなくてカラスと読
む。七・七・七・五だから都々逸(どどいつ)だろう。こういうことでネット検
索をする趣味はない。この都々逸(仮)が頭に浮かんだ瞬間が目覚めだった。
忙しい1日だった。
部屋の模様替えが中心で、それに伴うゴミ捨てがたくさん。昼食の買出しや酒
の買出しもこなし、授業準備とウナギの仕込みも少々。
早起きした甲斐があった
というものだ。午後は少し雲が出たものの、夏日。空気が乾いて洗濯物も布団も
よく干せた。いつになく良い日曜日だったかも。
寝室のベッドで6時半起床。
昨晩が最後の夜というのは本当の話で、お相手が
10年使ったダブルベッド
だった、というだけのネタ(くだらん)。あおいと朝寝がしてみたい(ワンパタ
ーンだ)。ちょっと腰痛を感じ、寝違えて1日中クビが左に曲がらなかったのは
、今夜からの新しい伴侶を待ちわびていたからだろうか。
朝飯前の仕事はジャガイモの収穫。
3月25日に植えて、2週間後くらいに芽を出した。白い花は咲かず、先週あた
りに葉が枯れだしたので掘ってみた。ところで昔、
「掘ったイモいじくるな」
という英語教育におけるギャグがあった。覚えている人はいるだろうか。ジャガ
イモをいじくってどうするんだ?
種芋1つから、収穫は2個。
ピンポン玉くらいの大きさで、なんとなくかわいい。種芋はじいさんの××××(適切な比喩なのだが、あまりに下品なので伏字)のようになっていた。栽培
効率は非常にわるい。これ、葉が枯れたあとも放置しておくと大きくなるんだろ
うか。知っている人は教えてください。
キッチンでスライスすると、さすがに瑞々しい。
新じゃがってことになるのかな。究極の採れたてとも言える。ツナ缶と卵と一
緒にいためて食べたら、すこぶる旨かった。シャグシャグしていやがる。もっと
大きくする方法がわかれば、量産したい。ちょっと病的な30代最後の初夏である
。
ゴミ捨ては衣類の処分がメイン。
ついに冬物のジャンパーを捨てることにした。マクレガーの厚手で、18年ほど
着たもの。この10年ほどは痛みが激しくなって、
地元をうろつくとき専用
としていて、この5年はクリーニングにも出していなかった。地元用ということ
は銀玉用ということで、とうぜん煙草の匂いが染みてしまい、それでも処分をた
めらっていた。さよなら、いい服だった、でもキミちょっと重かったけどな。
洋服との別れはいつも悲しい。
同じく地元用半袖シャツも3枚処分。自宅用の下着や靴下もいくつか。物持ち
が良すぎる、またはケチなので家にモノが増えてしょうがない。イキオイでバス
マットも捨てる。これは独り暮らしを始めたときから使ったから、
ちょうど15年でさよなら
となった。新品はクレジットカードのポイントで頂いたもの。新しい関係を君と
作ろう。
他にもイロイロ処分。
キリがないので省略する。今夜には新しい伴侶も来ることだし、スペースを少
しでも広げたい。予備校関係者にありがちな
いらなくなったが捨てにくい紙の束
もいくつか捨てた。使わなくなった電話機も。トータルで40リットルのゴミ袋が
3つ。もう少し何とかしたい。
メインイベントは部屋の模様替え。
書斎の机の位置を90度変えた。75×150センチという長大な机なので大仕事だ。
現実的にそこで仕事をすることはなく、家計簿をつけるとか着衣の記録をつける
とか財布を仮安置するとか、そういった
細かいものを置く・作業をする場所
になっている。ぜいたくだな、と少し思う。今までは窓に正対する位置で、左か
ら外光が入る角度になった(僕は右手で字を書くから)。一般には、これがいち
ばん集中できる机の置き方だ。
問題は寝室だ。
今まで置いてあったのはダブルベッド・本棚・ハンガーラック・除湿機・扇風
機。最後の2つは6〜9月に使うだけだが、しまいこむ必要もなく放置してある
。古い女房じゃないや(良いのだろうか)、
古いダブルベッドがいなくなる
ので掃除。本棚も位置を90度変えて掃除。除湿機・扇風機は物置部屋へ。あとは
新しい伴侶を待つだけだ。
ガーデニングも。
けさ抜いたぶんのジャガイモを2個補充。
適当に植えたら適当に生えてきた
ので、今回も適当に植える。以前に植えた苗の1つは放置しておいて、大きくな
るかどうか観察することにした。葉が枯れると栄養が取れないと思うんだがどう
なのよ。実にいいかげんで、小学生の理科の実験みたいだ。きっと賢くなるだろ
う、少しは。
一昨日の続きでサンセベリアも新しい鉢に植えた。
世間で見るこれは、大きくても身長60センチくらい。1つの鉢に15本くらいが
密集して生える。が、僕が育てるとやたらとノッポになる。きょう植えたものは
すでに90センチを超えている。このくらいの高さになると、
植物も意思を持っているように見えてくる
から怖い。密集せずに天へ天へと伸びたがるのも不思議だ。
夕飯はふつうに。
一昨日の鯛サシはヅケにしておいた。鳥スペアリブの煮物を作った。キュウリ
はキムチとゴマとゴマ油で和えた。レタスと水菜とアスパラのサラダはドレッシ
ングで。
シメジバターにはみりんを加えるのが
ポイント。冷奴には自家製青ネギをたっぷり。イマイチなタコは工夫した。ぶつ
切りにしてワサビで揉む。ギュッと絞って水気を切り、ほんの少量だけしょう油
をたらす。無茶苦茶に旨くなるはずもないが、ただのワサビしょう油より気が利
いている。
お酒も適量。
缶ビール350ML1本。日本酒のヌル燗1合半。日記を書きながらの食後酒は梅
酒のロック。
チーカマなんぞをツマミに第2部盛り上がり、
なんてことにならなければ、この程度では酔わない。今日は、酔いすぎてはいけ
ない。適度に酔うのがいい。君に酔いたいから(という記述が酔っているかなw
)。
新しい伴侶がやってきた。
丁寧に出迎えた。もうこの年だから、セレモニーなんていらない。今日から一
緒に眠ることになる。起きるときも一緒だ。
僕が帰宅すれば、君はそこにいる。
これからどうなるかはわからないけれど、とりあえずしばらくはそうだ。世間の
離婚率が1割を越えようが、僕の知ったことか。僕は君を離さない。
寝起きを伴にする伴侶を、ついに僕も見つけた。
読者のみんな、ありがとう。僕は君に逢うために生まれてきたのかもしれない
。さあ行くよ。おいで、あおいの分身、僕の連れ合い。
「で、オチは何だ?」
いやあ、新しいダブルベッドが来ただけですけど・・・ちゃんちゃん。
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