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ダラダラと15分の1 |
12月13日 |
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8時起床。
まだ6時間しか眠っていない。もっとも、タイトなスケジュールからは解放されたのでこれで足りる。朝食の時間を後ろにずらすためにアイロンがけ。外はどんよりと曇っている。新聞休刊日なので、昨日の朝刊を読み残しておいた。僕の朝食には朝刊が必要なのだ。
出勤。
今日は通勤ラッシュを外しているからラクだ。あれは人間が生きる空間じゃねーよと言いたくなるよね。通勤電車に乗った経験は少なくて、
人生でいちばん多かったときでも週に2回
だったと思う。カタギの勤め人を経験したことがないので。あれは1996年ごろだったかなあ。ラクしてんじゃねえかと思うだろうけど、不安定な人生も大変なんだよ、リーマン諸君。
ウナギの花園。
今日は時短モードなのでラク。めずらしく上司と打ち合わせ。業務は順調で、残業8分で退社。外は小雨。お昼前から降りだしたみたい。雪にこそならないくらいだけど、本格的に寒くなってきた。昼飯用に持ち帰り寿司を買って帰宅。
遅めの午後は授業準備や読書など。
今週もワセヨビは18時20分からの現役生向け講座だけなのでノンビリできる。授業準備はノロノロとしかし確実に進行している(正確には、やる時間があまり取れていない)。ダラダラしたスケジュールが続くこともあって、やや集中力を欠いているとも言える。
ワセヨビの「冬からはじめる『英語長文問題読解法』」。
2年生向けの講座で、クラスレベルは5段階の上から2番目と3番目あたりになっている。去年担当したMARCH英語より1つ下になる。いま通年で担当しているのは3段階の一番下だから、受講生には勧めにくいと思っていた。
初見のテキスト。
なんと、7題すべてが物語文。かなり珍しい。もともと物語文は出題が少ない(4〜5%くらいだろうか)から、意図的に集めたのだろう。ざっと読むと、思ったより易しい。予定変更。後述の授業で
「頑張りたい人は取ってみるように」
と勧めておいた。3割くらいの受講生が反応したから、
「取ろうかどうしようか、でも信原のタコが『おめーらにゃあ難しいから』とか言ってたな」
と思っていたんだろう。地道な情宣活動はけっこう必要だ。授業準備はまだ不完全。
読書感想文は月曜日の恒例。
『磯野家の謎』東京サザエさん学会を読了。
いまだにTVアニメの視聴率が高いマンガ『サザエさん』に隠された謎を調べる本。
ディープな愛読者には面白い内容だと思われる。
本書が単行本で出版されたのは1992年。
なかなかのベストセラーになったのは覚えていて、どういう内容なんだろうと思ってはいた。ただ、わざわざ買うような本でもなしというわけで、1995年に文庫化された第1刷を入手したのが今年2010年。
読みたかった本にはいつか出会える
という人生の法則を目の当たりにした気分だ。
僕は『サザエさん』をマンガですべて読み終えている。
小学生のときに図書館で借りて読破したのだ。全68巻くらいだった。初期は終戦直後の時代に描かれており、「こんな大昔から続いていたマンガだったのか」と1980年ごろの僕は感心した。磯野家には頻繁に「押し売り」がやってくるとか、電話を借りにいくシーンとか、「昔と言う時代が確かにあったのだな」と思った記憶がある。
本書でおもしろかったのは、波平のアヤシサである。
この男、いったい何者なのかとは小学生の僕も思っていた。終戦直後なのにモーニング姿でめかしこんでいたり、陽が沈む前に帰宅したり(昭和30年代だからなんだろうけど)、
カタギのサラリーマンではないだろう
と思わせる描写がたくさんあった。
>上京直後の波平には、あやしい部分が数多くある。そのひとつが、会社で残業もしたことのないような男が、自宅の自分の部屋で、何やら伝票のようなものを書いている場面である。残業も必要ないようなヒマな仕事なのだから、当然会社の仕事を持ち帰ることはありえないだろう。
本書の記述の多くは推測である。
マンガでは具体的に描かれるはずもなかった実情を、画面に見えた部分だけで想像している。だから必ずしも正鵠を射る内容ではないけれど、「そういうこともあったかもしれないな」と読者に思わせることに成功している。ところで、初期の『サザエさん』って、
4コマではなく数ページのストーリーマンガ
だったと思うけど、どうでしたっけね。あのTVアニメがどこまで続いていくのかも謎である。ワカメちゃん、いくつになったらパンツ隠すんだ?
雨の中をワセヨビへ出勤。
今学期のまとめは明日の日記で。2年生のことを少しだけ。先週の今日は
「学校の試験期間なのに、最下位クラスのしかも2年生で出席率100%ってどうよ?」
と思った。ひょっとして今週がヤマなのかと予想したら、今日も90%ほどの出席率。よくわかんねえ。
予備校と学校を両立させることの意味を悟ってきたのかもしれない。
「試験だから今週は休んであとでDVD見るべ」では、
受験で戦う力がつかない
と意識させられたのかもしれない。さすがに立場があるので「休むな」とは言っていないが、「後日のDVD受講では、効果が半減以下になる」といった趣旨のことは伝えている。もし生の授業の価値がないなら、
学校なんかDVD垂れ流しでおしまい
になるに決まっている。広義の教育は、そんなに甘いものではない。人が教えるのは人であり、人が教わるのは人なのだ。言葉遊びではない。
帰宅時には雨がやみかけていた。
ツマラナイ夕食をやっつけて帰宅し入浴。楽なスケジュールが久しぶりでありがたい。明日はいつものように早起きだけど、今日の疲れが少ないからどうってこともないだろう。休肝日。15日連続出勤の初日が終わった。
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