予備校講師でわるかったな!





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「だめじゃん」を集めよう 12月19日
  8時40分起床は7時間半睡眠。
 風邪の予防にはいろいろあれど、僕は睡眠と栄養の確保を優先させている。手洗いもうがいもマスクもいいのだろうが、どっちにしても

風邪のウイルスなんか体内に取り込んでいるに決まっている

ので、迎撃する対策を講じている。朝食の果物はハッサク。ミカン類は好きではないけれど、リンゴも飽きたし、ビタミンCが多いような気がするので(本当はイチゴがベストだが、まだ高い)。気がする、じゃだめじゃん。


 午前中は授業準備。
 ワセヨビの受験生講座は予想通り。予想というのは、まだ2年目なのでほとんどが初見テキストだ、という意味。オーソドックスかつ標準的なレベルで、こんなもんだろうと思われる。言葉はわるいが、

「なんちゃってMARCH希望」くらいの受験生

にはちょうど良いか。160分×3では量が少ないと思われるので、追加のプリントを用意しているところ。初期設定プリントとあわせ、早ければ明日に、遅くても水曜日に準備は終わるだろう。市進ぶんはほぼ終わっている。


 そうか日曜日なんだ。
 TV将棋は渡辺明永世竜王と、おお初代竜王の島朗(しま・あきら)九段。ついこの前、渡辺を倒すならまさかの島先生を希望と書いたばかりではないか。相居飛車の激戦になった。どっちのアキラも髪薄くないか。がんばれ、島!

 渡辺勝ち(-_-;)
 これで通算成績は渡辺5勝・島0勝。だめじゃん。しかしこの2人の感想戦は非常に楽しい。ときどき盤面を動かさないでブツブツやっている対局者2人で、矢内女流が

「(視聴者のために)コマを動かしてください」

と急かす場合もある。が、この2人は手も口もよく動く。あげくに解説者がこれまたお喋りの屋敷九段で、やたらと騒がしい感想戦だった。ファンサービスの精神は大事だ。


 お昼に外出。
 日本酒の空ビンをリサイクルするため、自転車で10分の量販系酒店へ。5本で25円の節約。いじましい。梅酒など買って帰宅し、再び外出。昼飯は立ち食い系ソバ店。かき揚げ無料サービス券を使いたかったからだ。これまたいじましい。

 予備校もサービス券くばればどうかね?
 完全な無料じゃなくて、お金を払えば「無料ぶん」が発生するタイプだ。市進だったら、

・英国または英数の2教科をライブで申し込めば、理社いずれか1講座を映像授業で無料受講できる

みたいなもの。ミソはライブ(今年から「クラス」って言うんだっけ)と映像を組み合わせること。どちらかを気にいって貰えれば入会して頂けるという策略だ。

 なんかちょっとサギっぽい気もする。
 が、最初の1歩を踏み出させなければ何も始まらないだろう。推薦合格者が増えすぎて直前講習の売り上げがあがらんとか嘆いてないで(そんなもん嘆いても現実は変わらないじゃないか)、

厳寒の校門前でサービス券くばれよ

と思う。今週はどの高校だって終業式(=お昼前に生徒たちは解放される)なのだから、効率良く宣伝できるチャンスだろう。頭の悪い受験生じゃあるまいし、土タン場で悪あがきしなくてどうするんだ。今日も生徒様向けに激励してみました(^^ゞ


 午後は様々に。
 朝から冬曇りで干しものは不調。HPの作業は進んで年末恒例のエッセイをアップすることに。昼寝30分。このところ、こういう余裕のある生活ができなかったのでありがたい。読書も少しできた。


 『よい匂いのする一夜』池波正太郎を読了。
 宿を訪ねる旅行記。
 この著者特有の書きすぎない文体が気持ち良い。

 著者の小説は読まない。
 時代小説を読む趣味がないからだ。その代わり、というのでもないが、エッセイを見つければ読むようにしている。じゅうぶんに省略された文体が好きだから。「芦原温泉 開花亭」の書き出し。

>むかし、私は年末になると京都へ出かけた。
 一年中、はたらきつづけてきて、年末の十日ほどを自分の休暇にし、このときばかりは仕事をせず、本も読まず、テレビも見なかった。
 なじみの宿やホテルに泊まり、好きなときに目ざめ、好きなときに眠り、好きなときに好きなものを食べるという日々を送り、大晦日近くなってから帰宅するのが常だった。

 接続助詞(だっけ?)の「て」が少ないのが良い。
 ひらがなと漢字のバランスも絶妙で、嫌味にならない程度に韻を踏む。つまり文章がうまい。本書の執筆は1970年代らしく、取り上げられた宿やホテルが現存するのかは不明。僕が知っていたのは箱根の富士屋ホテルくらいで、そこには入ったことがあっても泊まったことはない。昭和の随筆ってこういう感じだったんだ、と思わされる好著。


 授業は速読ゼミの最終回。
 夏期講習から一連の講座で、今日が21回目になる。長文3題を扱い、最後の1題は全文を精読した。伝えなければいけないこと。

「ということで、速読なんてものはありません。正確に、きちんと読めれば自動的に速くなるんです。速く読んで、大雑把に内容がつかめたとか、そんなんじゃあ設問に対応できないですから。速読とか、言った時点でインチキですから。では皆さんはFクラスですから、本科は25日クリスマスに再開ですな、またそんときに。おつかれ〜」

 生徒様から質問。
 Fクラスも同じ進行なのか、ということ。テキストなし、当日問題配布、演習→解説の流れのことだ。今さら何の質問なのかと思ったら、たんに

僕が2学期最後の授業で説明しておかなかった、

ということだった。だめじゃん。たしかどの教科も同じだったと思いますが・・・まあ僕が担当する講座は全て同じです。


 帰宅途中でウナギ関係の電話。
 手がけていた案件が成功したという知らせ。ほっと安心。これはダメかもしれないと思いながら進めていただけに、なおさら。どんな仕事でも達成感は必要だなと感じる。本業でも、

教えていた生徒様の合格報告に勝る喜びはない

というのは、書くまでもない。明らかな偽善だというのも以下同文だったりしてな。まともじゃねーんだ、『よびわる』はな、ひひひひ。


 帰宅して夕飯は、しのぎ飯。
 お金とコマがなくて充分な食材が買えないんだ。今日も貧系な俺。3日ごしになるチャンコ鍋。野菜たっぷりというか肉・魚が少ないだけというか。納豆。市販のテリーヌ。大根おろし。キムチ。ラッキョウ。ハンペンチーズ。ゆで卵の豆板醤しょう油漬け。

 明日からは講習の新しいターム。
 今度はお昼過ぎから夕方までということで、またまた生活ペースが変わる。基本的にヒマで、もろもろの雑用があって、嫁が来ず、あおいは振り向く気配もなく、

「クリスマスって何?」的状況

に変化はない。だめじゃん。


追記:エッセイ339「そろそろ2010年も終わり1」をアップしました。


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