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いろいろ驚く(例としてのタコ) |
1月2日 |
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6時起床。
世間の三が日モードは継続しているようだけど、僕には関係ない。朝食はいつものようにパン食。もちろん酒も呑まない。食後のコーヒーを飲みつつパソコンを見ると年賀状メールいくつか。返信しているうちに陽が昇った。昨日の日記は先書きだったので元旦の記述。
例年同様に実家に帰った。
朝8時半くらい。朝から酒を呑むってすごい習慣だ。大昔、たぶん「ハレ」と「ケ」という考え方がふつうだったころの習慣だろう。それだけ昔は貧しかったから、
三が日はハレ→朝から飲酒OK
ということにして、ケを吹っ飛ばしたかったのだろう。社会は豊かになったのだから、そろそろ廃れてもよい習慣かと思うが、それはそれで呑んでしまうのも人の性。
今年も両親にお年玉を渡した。
そうするようになったのは、1999年くらいだったろうか。僕が20代後半で収入を毎年のように倍増、いまのウソ、増加させていた時期で、独り暮らしを始めてから数年して、やっとその金銭的余裕が出てきたのだと思う。だいたい年収の1割弱だった。
よく、初月給で両親に何かを買ってあげる、という美談がある。
僕もそういうことをしたかもしれない。しかしそんなことをするのは初月給だけということで、
働き始めた20代前半から半ばにかけては、そんな余裕がないというのが普通だと思う。社会人2年
目のそこのキミ、
いま生活カツカツでしょ?
なんて読者様を脅すのはやめにして、そういう時は親に何もしてあげられなくていいのだ。
話を戻して、その後、お年玉の金額は上昇した。
そういうことである。どういうことかわからないという人は読解力なさすぎ。いま渡しているの
は、マックス時の6割。そういうことである(以下略)。とくに一昨年からは住宅ローンがあるわ親への借金返済もあるわで、金額を戻してあげることができない。それでも何とか捻出するくらいの余裕はある、という話でした。
不貞寝してから母と銀玉店へ。
これも例年通り。『甘エヴァ』を並んで打つ。予告や当確の規則が非常にややこしい機種で、母のような完全な初心者に教えるのはたいへん。
「だ・か・ら、格納庫は確変確定だって」
と説明したところで「かくへん」の意味が通じない(彼女は知ってはいるのだが、言葉と事実が脳内で結びつかない)。初心の受験生に「他動詞だから」なんて説明しても仕方がないことに似ている。元旦のわりにクルクル回り、ポンポン当たるが連荘を引けず。僕はマイナス4.5K、母はプラス12K。
されど、くじ引きに当たった。
銀玉店のそれである。13時と18時に抽選補助券を配り、2枚集めると1回引ける。僕のぶんと母のぶんで1回引けた。僕がスクラッチカードを削ると『3等』。店員がカランコロンと鐘を鳴らす。なんだなんだ? 景品はなんだろう。案内されて驚いた。以下の2択。
・5袋入りインスタントラーメン
または
・5箱入りティッシュペーパー
こらぁ、銀玉屋、客をなめんなぁ! こんなもんより爆連よこせよ! そもそも、こんなんで鐘まで鳴らすな! 夕飯も実家でご馳走を食べて帰宅。元旦の話おわり。
年賀状が今年も10通ほど。
驚いたことに、ウナギの同僚(正社員)から何通か来ていた。来ていたことに驚いたのではなく、なんで住所がバレているのか、ということ。個人情報保護法も何もない。おそらく住所録のようなものが出回っているのだろう。問題は、
僕のような派遣社員のところには住所録が配布されていない
ことである。このように、我らがニッポンでは非正規労働者が差別されているのだ。
他にも驚いたことが(さっきから驚いてばかりいるが)。
同年代からの年賀状に、「病気」の報告が相次いだこと。シリアスな、つまり致命的なものはないけれど(天国ないし地獄には郵便制度はないだろう)、ちょっとした病気になりやすい年齢になったのだ。まだそんな年ではないと思っていても、確実に老化しているわけだ。僕も可能な範囲で気をつけよう。
何をするともなく過ごした。
いや、正確に言うと街に出た。なんか買い物でもするかなと思ったが、やたらと混んでいるし、お金はないし、買いたいものはないしで、ユニクロでヒートテックを買ったくらいだ。つい先日初めてこれの長そでシャツ(下着)を試してみたら、
何かの冗談じゃないか
と驚くほど暖かかったので。日本酒の4合瓶も買った。
帰宅して読書。
誰からも干渉されることなくじっくり本を読めるのは久しぶり。三が日は多少なりとも外が静かで、音楽もかけない(ましてTVなんて観ない)。すごく寒くてもよく晴れて、干しものは順調だった。ああこれが本当の休日だなと感じた。
夕飯はおせちがメイン。
実家から頂いてきたもの。それぞれに旨いが、温菜がないので自作。鳥ひき肉と白菜とキャベツの炒め物。ジャガイモとハムの炒め物。茹でたジャガイモはキムチと一緒に。
なんでそんなジャガイモばっかりなんだ
と思う人もいるだろう。いや、お正月料理って野菜不足になるじゃないですか・・・。
ところで、タコについて。
食べるタコである(飛ばす方の凧って、今の若い人は知ってるのかなあ?)。タコ、なんで正月に食べるんですかね。日持ちが良いというのはわかるけれど、あれは縁起物なんだろうか。おせちに含まれる料理は
何かの縁起にかこつけている
ものだけど、タコはどうこじつけているのか不明だ。年末にスーパーに行くと、広大すぎるタコ・コーナーが展開されている。意識して見るとけっこう驚く。
縁起にかこつけると言えば黒豆。
正確かどうか不明だが、「マメに働く」に掛けているらしい。僕は黒豆が嫌いなので母に言ってみた。マメであるなら、正月に納豆でもよろしいのではないか、と。母の返事はこうだった。
「あんたって、風情のわからない人なのね」
あれ、まあ。そうかなあ、別に納豆でも良くないですかね。餅と一緒に食べる人もいることだし・・・。 |
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