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土俵に帰れ 3月28日
  6時半起床。
 風呂桶に水をため過ぎた。お湯は無駄なのでシャワーから水を注いでいたところ(風呂桶用のカランがないのです)、放置して溢れさせてしまった。もったいない。処理するために無理して洗濯。それでも水が多すぎて風呂が焚けやしない。だから朝シャワー。

 朝食を作っているとTVで緊急地震速報。
 震源が日本海側で、千葉県は対象外でケータイは鳴らず。え、今度は向こうで?! いちおう身構えたが、我が家は震度2くらい。結局、

震源は茨城県沖

だったみたい。しかも最大震度が茨城県ってどうなんだ。「速報」の不正確さはなかなか改善されない。あちこちで地震計が故障しているのが原因と聞いている。

めげずにがんばれ、気象庁。


 この1週間、読者様からのメールが多い。
 せっせと返事を書いている。かねてから書いているように、初メールは24時間以内に返信している。そのあとはだんだんタイムラグが発生する。それでも1週間以内には返事をしているはず。なお、

今のような多忙期には例外もある

ことをお断りしておきたい。一般的な原則と同じく、短いメールには早い返信があると思っていただければ幸い。もちろんどんなに長くたって読むし、レスをつけるけれど。

 よくある質問の1つ。

>「前は×月×日」という過去日記の引用は、どうやっているのか? 記憶?


 アバウトな記憶である。
 日記は半年ごとに「メモ帳」につけてあるので、あたりをつけて全文検索する。キーワードは大まかに決めてある(例:水泳における「1キロ」や将棋の「久保八段」)ので、だいたいヒットする。もっとも、

2006年より前になると記憶は曖昧

なので、いつも引用するわけではない。ブログでいうところの「タグ」がないので、こういう面倒なことをやっている。同じ話題を読みたいという読者様は多いだろうし。なお、グーグルには「このサイト内の検索」というシステムがあったはず(保証しない)。気になる人はメールをくれれば返事します。ああ、今の話は前にも書いたな、いつだったか忘れたけど。


 本日の予定。

11:00〜14:00 市進春期講習

18:20〜20:00 ワセヨビ通年授業

 昨日と似ているが、帰宅する時間がある。買い物して、洗濯物や布団を取り込み、夕飯の仕込みをするといった生活時間を確保できる。直前発表の停電の有無の確認もできる。昼寝までは無理かな。余震に気をつけて行動だ。


 千葉そごうで軽い昼飯を買う。
 おこわのお握りは5個で420円。昨日より安い。おこわは腹もちがいいから、僕のような

空腹時にお腹がキュルキュル鳴る

人間にはありがたい。授業前と休み時間に食べた。


 授業は変わらず順調。
 よくある話だが、「行く」「来る」と go / come は必ずしも対応しないという話をした。例はこうだ。

母「ご飯よ」
「いま行きます」

 生徒様♀に指名してみる。
 君が子どもだったら、お母さんはどこにいるはず?

♀「・・・下?」
僕「そりゃあ君んちの場合だけだろ! マンションだったらどうすんだよ! 2階建てで、君の部屋が2階でお母さんは1階にいるんだろ、それはわかった。お母さんがいる場所を言って」
♀「・・・キッチン」

 これが一般化の基礎訓練だ。
 自分ならどうかという問題を、自分を含めた「みんな」ならどうなるかと考えるわけである。受験生の英文の誤読にはいろいろなパターンがある。その1つは

自分のことに引きつけ過ぎて内容を抽象的に把握できないこと

である。難しい話題を「たとえば」で具体例に落として説明するのは、まあ誰にでもできる。その逆に、具体から抽象へ引き上げる訓練が意外なほど行われていない、と僕は感じている。


 授業を終えてふたたび千葉そごう。
 旨い魚でも買おうと思ったら、案の定ムチャクチャに高くて手が出ない。サヨリ1本で2,000円とか、どういうことですか。鶏肉専門店で卵と名古屋コーチン入りつみれを買う。昼食用の弁当も買って帰宅。

 布団を取りこんですぐに外出。
 スーパーで今夜の食材を買う。まだヨーグルトと納豆は入荷がない(または少ない)ようだ。他は水をのぞけば普通にある。乳児と妊婦のいる家庭以外は買占めするんじゃねーぞコラ。

 帰宅して夕飯の仕込み。
 野菜を触っていると落ち着くと書いたのは3月16日だった。今のキーワードは「野菜」で、その日から「野菜」と書いたのは3回ほどだ。安い茹でエビとキュウリで和えものを作る。頂きものの

『辛いけど辛くないしつこいよこの商品名ラー油』

が残っていたため。キュウリを塩もみし、ラー油としょう油と酒をかませて冷蔵庫に入れておく。


 シャワーを浴びて出勤!
 いったん帰宅できると、靴下も換えられるから気分がいい。少し早めにワセヨビに着くと、昨年教えていた生徒に話しかけられた。昨年度の2年生で今は3年生ということですね。某大手の模試の結果を自慢された。

マーク模試で偏差値58。

へぇ、とけっこう驚く。昨年度の2年生最下位クラスで、その中でもできない生徒様だったから。この時期の偏差値なんてアテにならないから、参考程度ではあるけれど。

 授業はなごやかに。
 この大震災騒動の中で体験受講生がいたので驚いた。ウケがどうだったかは不明だけど、この騒ぎで出遅れた受験生が多いだろうことは想像ができるし、予備校にとっては

ここから1か月くらいが集客の正念場になる

ことは間違いないと思われる。残念ながら、僕自身は繰り返して受講してもらうことで価値をわかってもらうタイプの講師なので(冷静な分析)、あまり力にはなれないかもしれないが。また一方で、

ワセヨビには過去授業のDVDがある

という利点もあるから、それを利用する手段があるかと考える。


 帰宅して夕飯。
 上記のつみれを使って鍋。なかなか旨い。同じく上記のエビとキュウリの和えものはうまく決まった。他にはツナとレタスとセロリのサラダや、キムチやモズク酢やラッキョウといった市販のものなど。お酒もふつうに飲む。


 落ち着きようのない日々は続く。
 復興までに時間がかかるのは当然として、余震も減ってはいるがまだ終わる気配はない。原発の問題も小休止以前である。ただし、僕のようなプチ被災者や準被災者や一般の日本人が守るべきことはある。

被災者のことを思いながら、しかし日常の日々を過ごしていくこと。

自粛も良いし、もちろん節電も良いけれど、日常を取り戻していく様を見せるのも大事である。

 正確に言う。
 何気ない日常の復活から復興が始まる。気持ちを未来に向けて、少しずつでいいから歩き出そう。多数ではないが被災地にいなくもない『よびわる』読者に向けて書いた。仙台に住む読者は最低でも2人いることが確認できている。がんばろう、大丈夫だよ、日本。負けるな、俺たち。
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