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それはそれでしょう。 4月19日
  6時15分起床。
 5時半に目覚めて、風呂を焚いておいた。ちょっとした2度寝の効果で体調は良い。厳しい腰痛が続いているのだけ例外。朝の雑事はなぜか

掃除機のノズル掃除

になってしまった。掃除機は4年近く前に転居したときの頂きもので、今日になるまでノズルを取り外せると知らなかったのだ。忙しいときにこんなことをしなくても、と思うが。

 風呂に入ろうとすると緊急地震速報。
 あわてて服を着る。ラジオだ。福島県と茨城県が対象と聴きとって落ち着く。盲目の人はつらいだろうなと思う。結果的に被災地で震度3、うちは震度1くらいで済んだ。入浴と風呂掃除と洗濯。簡単な朝食。明け方から強い雨で出勤が面倒だと思ったら、ちょうど雨はやんだ。


 朝食を済ませて出社。
 ウナギの花園。先週で雑用の処理を終えたので流れるように仕事をさばく。2年目らしく、程よく慣れた感じ。

間違っても本気を出しちゃいけない。

スタンスの問題でも対価の問題でもなく、ニーズに合わせる必要という問題だ。将棋の渡辺竜王が僕に緩めてくれたように。残業6分で退社。不安定な空模様で天気雨。気温は平年並みだろう。我が家のフリージアはとっくに枯れてしまった。春も後半かな。


 帰宅途中で昼食。
 たまには回転寿司。昨日の日記で「中華が多すぎ」と書いたせいで、選択肢が少なくなってしまった。6皿食べたはいいが、やっぱり野菜がいっさい摂れない。帰宅して一服すれば、もう昼寝の時間はない。外出してプールへ。

 腰痛よろしくなし。
 スイミング150M・ウォーキング500Mで諦める。めずらしく腰の右側に痛みが出ていて、今日になって坐骨神経まで痛みが下がってきた。整骨院に行く時間も取れないのでどうしようもない。体重は62Kジャストで、どうも太れない中年男のようである。

 スーパーに寄って帰宅。
 強風になって天気がコロコロ変わる。午後になってからは雨が降らない。昨日から干しておいた洗濯ものは乾いた。息をつくヒマもなく(いやもちろんウソだ死んでしまう)出勤準備。死にそうな生活である。死んだらどうしよう。たぶん日記の更新が止まるだろう。


 くだらんこと書いてないで昼食だ。
 さっき書いただろう、だと? 2回目だよ。通勤途中の乗り換え駅近くのラーメン屋。新規開店らしい。とんこつ何とか750円。なんだよこの量の少なさは。幼稚園児のお昼ご飯じゃないんだからさ。たいして変わりもしない味を良くすることはこのへんでやめて、

1食分の量を確保する方向

に進んでくれないかラーメン業界。あと、意味もなく客に叫ぶのもヤメロ

 ウナギ屋も多角経営。
 地味に良い仕事。成果が目に見えるわけでもないので、地道に進めるばかりである。いや、そういえばどんな仕事も同じですな。通勤時間が長いので本が読めた。電車の中では軽い本しか読まない。帰宅して残務を処理してから読書感想文を書く。


 『ごはんの法則』酒井順子を読了。
 食事に関する短いエッセイを集めたもの。
 この著者らしいエグさが垣間見えてまずまず。

 駅弁を買うことは結婚に似ている、とサカイは説く。
 彼女は新大阪駅に着き、新幹線の改札の外で駅弁を探す。柿の葉寿司が目につく。いや、改札内に入ればもっと美味しそうな駅弁があるかもしれない。いや、また同時に、この柿の葉寿司がベストかもしれない。不確定な未来に思いを託すか、ここで妥協するかサカイは悩む。

 しかし彼女は「いつまでも悩んでも仕方がない」と柿の葉寿司を買う。
 もう結婚相手(=弁当)は決まったのだから、改札の中に入っても駅弁を見て回る必要はない。が、もちろん、見てしまう。そこには柿の葉寿司より魅力的な味噌カツ弁当がある。いや、でも私の手にはすでに柿の葉寿司があるのだ・・・。

>私は「まぁこの男でいいかと結婚した直後に理想の男に出会った若妻」的な立場に立たされました。さぁ、どうするのだ?
 煩悶の末、私はいけないとは知りつつもどうしてもその魅力に抗いきれず、味噌カツ弁当を買ってしまったのです。そして新幹線の中では、幸せな気分で味噌カツを食べた……。
「新婚早々、出会ってしまった理想の男の許へ走った若妻」であれば、これは大事件となります。しかし幸いなことに、私が手玉にとったのは単なる駅弁。

どうしてこういうことをズバズバ書いてしまうかな(-_-;)


 夕方から強烈に寒くなった。
 雨もまた降り出した。見越したわけではないが、夕飯のメインはちゃんこ鍋。シーズン的にそろそろ最後だろうなあと思いつつ食材を買っておいた。味噌味がビシッと決まった。食後に飲むスープが旨い。さきほどのラーメンなんか足元にも及ばない。

 昆布だしで、インチキして鶏ガラスープの素を少量入れた。
 味付けは

・味噌
・少量のしょう油
・ごま油

だけである。味の能書きが面倒くさくて高いばかりのラーメン屋は反省しろ。


 鍋は余震が怖い。
 大震災後、はじめて食卓でガスコンロを使った。ボンベの備蓄は3本まるまる、それはいいとして震度5弱くらいが来たら文字通り危険な食卓である。幸いなことに杞憂に過ぎなかったけれど、結果が良かっただけの話だ。夜は非常に寒くなったので、嬉しい食卓になった。

いまだに電気さえ通じていない被災地を思え。

と書きながら気持ち良く食後の日本酒を味わっていたりする俺、どうなんだろう?
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