予備校講師でわるかったな!





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初めてのバリウム→下剤 7月15日
  力石徹になった心境ですよ。
 え、『あしたのジョー』ですよ。減量で水が飲めなくて狂っちゃうヤツ(狂ってはいなかった っけ?)。なんでそうなんの、と思った人は昨日の日記に戻ってください。要約すると、

>健康診断を翌日に控えた主人公は、使徒・バリウムに備えるため12時間の断食・断水生活に入 った。日本中の読者の注目がよびわるおやじに集まる(こいつ、我慢できなくて水飲んじゃうぜテラワロスw)。バリウムとの攻防が、いま始まる。

次回 決戦 胃部検査の花園

この次も、み〜んなで見てね!

ということですね。


 午前2時くらいがね、ほんとキツかった。
 汗びっしょりで起きますよね、とうぜんトイレ行くじゃないですか(昨晩は本当に1リットル の水を飲んでから就寝した)。そこで習慣的にぐびっと水を飲みそうになる。5時に起床したと きも、やはり習慣として水分を摂りたくなるんだよね。

 そして出勤。
 じゃないか。高校生が事実上の夏休みに入ったせいか、電車は空いていた。節電で出社曜日が 変わった、なんてサラリーマンがいるのかも。健康診断だけで勤務はないので、ゆるい麻のパン ツとポロシャツというイデタチ。足元は短いソックスとサンダル。これくらいならば、それほど 暑くないな、と思ったころに職場に着いた。水飲みてぇ。


 診断は順調に進む。
 一斉検診なので待ち時間のほうが長いくらい。空腹も良いし、禁煙もいいけれど、水が飲めな いってこの季節にはけっこうつらい。さて、やってきました「胃部レントゲン」の順番。

人生で初めてのバリウム摂取

に挑戦します。初めてだから、優しくしてね、きゃっ!

 そんなにまずくないじゃん?
 マックシェイクに胃の粘液を混ぜたようなテクスチャー。コップ半分強といったところ。発泡 剤とかいう粉末を先に口に含み、流し込む。若い読者のために説明すると、バリウムというのは

胃のレントゲン撮影をするときの造影剤

である。たぶん。昔からマズイマズイと聞かされてきたが、けっこう味の改善が図られたのだと 思う。


 笑っちゃうのは撮影だ。
 一人用の可動式ベッドみたいのに寝っ転がり、ぐるぐると体を回転させられる。宇宙酔いのテストでもするのかこれは、みたいな器具だ。つかまり棒につかまって、反転した姿で「息を止めろ」とか、ムチャクチャなことを言われる。勝手がわからずとまどっていると、技師のおっさんに

「あんたコレ初めてなの?」

とか言われる。だから優しくしてねって言ったじゃない? 

 自分でも「右方向に2回転」とかさせられる。
 地面に対して体が「ねじれの位置」みたいな角度になっているのに、回転しろということである。はあい、ぐるぐるぐる。いろいろな体位で撮影するためらしい。なんだかバカみたいだよぉ。そのうち

「力を抜いて・・・左足をもっと開いて」

とか言われるんじゃないかとドキドキした。なんかエッチだなオイ(こっちが言うんでしたっけね)。この「ぐるぐる」で酔ってしまう人もいるらしい。僕は乗り物酔いを全くしない体質なので、なんともなかった。


 無事に終了。
 すると今度は下剤を渡される。さっきのバリウムを体外に排出しろ、という狙いらしい。説明 書きはこんな感じ。

・重い副作用が起きることがある(1千万回に1回程度)
・便意がなくてもトイレに行け
・下剤は8時間後に効き始める
・水分を大量に摂取せよ
・翌日までに白いバリウム便が出なかったら副作用発生

なんだよそれー。始まる前は「水を飲んだら胃がん宣告」で、終わったら「水を飲まなきゃ重い 副作用宣告」かよ(そうは書いてないけどw)。夜の授業時に下剤が効き始めたらどうするんだ 、と職場を去る。まだ10時過ぎだ。


 帰宅途中で朝食。
 喫茶店のモーニング。食事はふつうに取ってよいとのこと。水もコーヒーもタバコも美味しい 。出先で下剤が効き始めたら困るナと思いつつ行動。酒店に寄って日本酒1本を買って帰宅。今 日も快晴。布団を干す。

 外出してプール。
 スイミングのみ700メートル。体重は62.55K。講習が始まるまでに63K台に戻したいが、やや厳しいだろうか。すでに1週間足らずだ。スーパーに寄ってから帰宅。荷物を置いて昼食を取りに出る。信頼できるとんかつ店でひれかつ定食。バリウマ。


 日記の先を急ぐ。
 昼寝は1時間弱、夏期講習の準備も少し。問題は下剤である。効いてこない。なんとなく腹がギュルギュルしているような気がすれど、便意は来ず。まずいぞ。本当に8時間後ピッタリに効果が出てくるとすれば、

授業が始まる20分前に糞意

ということになる。職業上、それ困る。焦る助詞抜けがちなる。

 予想してなかったんだよな。
 下剤を飲んだのもおそらく人生で初めてだ。そんなに即座に効くものとは思わなかったけれど、せめて3時間後くらいには

怒涛の××××

みたいな状況になるものだと思っていた。伏字に何を入れるかは決めていないので、読者様にお任せしたい。それでスッキリして、落ち着いたところで本業に出勤、と思っていたのだ。結果がどうなったのかは文末で。


 市進千葉校。
 1学期のまとめシリーズの最終回はFクラス。だいたい昨年度と同じ手ごたえ。Fクラスの担当は3年目で、比較すると2年目のほうが結果は良くなかった。ということは、

1年目の状態に近づけるべく

改善する余地がある。その意味では順調とは言えない。昨年度は直前講習の講座の1部がリストラされて、今年はすでに夏の講座の1部が以下同文だ。どうやって取り返すか。

 個人的にうまく推移したことも。
 テキストの消化率だ。たまには終わらない回もあったけれど、基本的には終わらせることができた。昨年の7月9日の反省を活かせたことになる。ま、結果に結び付かないと消化しただけということになるが、とりあえずの達成ではある。


 授業中に地震があった。
 21時過ぎくらい、震度3ないし4。生徒様に指摘されるかされないかで気がついたから、そん なもんだろう。揺れ方にもよるけれど、震度3までは教壇にいる自分が先に気がつくことはない から。終業まで残り15分だから、

チャイムと同時に終わらせる授業の運び

を考えているところだった。結果的に1分近い延長になってしまった。2分近く中断したからな あ。地震は、けっこう怖かった。


 帰宅しての夕飯は地味に。
 サワラの西京味噌漬け焼きとか、茹でたトウモロコシとか、自家製大葉を薬味にした冷奴とか 。1学期最終講で飲みにいく可能性もあったから、これといった食材は用意しておかなかった。 ウイスキー『山崎10年』の水割りを遠慮なく呑みながら書いていたら、日記が長くなった。

 最後に、便通?
 最後のネタがそれかよ、とは僕も思う。ちゃんと授業前に告知した。

>・・・という事情で、先生はとつぜんトイレに行くかもしれない。その場合は授業を中断する。これは自然現象ではなく薬効の問題ということで、ご理解いただきたい。さっき某講師に聞いたところによれば、下剤によるアレは「押しとどめることが不可能なほどに、しかも突然やってくる」ものらしい。まるで、運命の恋のようだ。なにしろ1千万ぶんの1で強烈な副作用が発生するそうだから、ここは便通に期待したいし、願っている。そんな低確率だって、起こってしまえば1分の1だからな。

タイミング悪く、体験受講生♀がいらした。初顔あわせで便通トークって、第1印象的にどーなのよと思ったが、どうしようもなかった。ゲラゲラ笑ってはくれたけど。そして。


23時50分現在、便通は訪れていない(-_-;)
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