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独りぼっちの夜(Sukiyaki) |
8月12日 |
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7時半起床。
2時半消灯→3時22分地震(震度3)という流れなので、まだ眠い。しかし今日は仕事もきつくないし、休日気分なので床を払うことに。やっと普通に朝食を食べる時間的余裕ができた。薄い雲は出ているが今日も暑くなるようだ。
御巣鷹山の日航機墜落から26年。
もろもろの戦争にかかわる「記念日」と同じで、お盆の時期だけに昔を思い出したくなる。もっとも、中学3年生のときだったから記憶はあいまいだ。いつだったか、高校生に
>お前ら80年代生まれはだな、そもそも昔のことを知らなさ過ぎる。まあ、生まれてないからしょうがないんだけどな
と説教したら、
>・・・90年代生まれなんですけど
と返されてギャフンとなった(ギャフンって古いな)。まったくよぉ、若い奴ってのはいつまでたっても若くてけしからん。あれ、俺が年をとっているだけか?
朝のうちに書きもの。
読書感想文。いちおう多忙の日々だったので読み終えた本がたまっている。公開は順送りになる。就寝中はエアコンをつけたままだったので、
窓を開け放したまま汗だく
でキーボードを叩く。楽しいんだが、暑いなあ。エアコンのない生活は理想だけど、現実的じゃないよね。
外出してプール。
スイミングのみ600メートル。久しぶりで息の入り方が悪かった。泳ぐ時間があって良かったというところ。体重は63.80K。いったん帰宅してから昼食を取りに出る。中華。またエビチリ食べちゃったよ、頻度高過ぎないか。
その足で整骨院。
1人の先生には「この人(との雑談)は読書ネタ」と思われているようで、いつもあれやこれやの本の話をふられる。読書家というのは全人口の1%もいないから、
レアな仲間を見つけた
と思っているのだろう。しかしもちろん、読書の趣味が交錯するのはまれであり(異性の趣味と同じだ)、話がマッチするはずもない。だってさ、「最近何か面白い本読みましたか」って質問されて、
>『ジョジョ』の第1部、20年ぶりに読んだら最高でした
とか答えるわけにいかないですよね?
慌ただしく帰宅。
洗濯ものを取り込めば間もなく出勤時間。昼寝は5分だけ。酷暑の中を、スラックス・半袖Yシャツ・革靴というイケてないクールビス姿で出勤。昨日までは
Tシャツ・麻パンツ・サンダル
で出勤していたから、かなりギャップがある。千葉の最高気温は36℃だったとか。殺す気ですか。
仕事はウナギ屋も多角経営。
このように本業の隙間時間にシフトに入っている。貧乏だから頑張るしかないよね。偏差値の低い生徒様が、半べそで単語集めくるのと同じ。
>ええっと、inform、知らせる、か。
みたいに。ちょっとペースが遅すぎる気がするし(今年は間に合わないのではないか?)、語法が必要な動詞は語法ごと覚えないと意味ないですよ。ここで予定調和の読書感想文へ。
『奥様はニューヨーカー』岡田光世・島本真記子を読了。
英語の口語表現を紹介するマンガ。
ストーリーが面白くともなんともないという大問題があれど、英語の勉強にはなった。
口語表現ってどうしようもないよな、としばしば感じる。
入試に出てくる程度なら覚えればすむことだし、数にも限りが(一応は)ありそうなものだけど、英会話の最中に何かを言われ、
「聞きとれたけど何のこと言ってるのかわからん」
という状況は悲しい。会話には文脈があるから予想がつくときもあるにせよ、会話ってのは待ってくれるものではないから、余計に悲しくなる。あとで考えてもわからない(というか知らない)表現はいくらでもあるし。外国語なんだからしょうがない、とは思うけれど。
そういう困惑の状況を見開き2ページのマンガにしたのが本書。
ニューヨークで暮らす日本人一家が、さまざまな口語表現を知らずに恥をかく、という内容。主人公の奥様は「ある程度まで日常会話ができるけれど、ちょっとした言い回しになるとチンプンカンプン」という英語力の持ち主。この手の本の想定読者に近いだろう。
本文の英語部分には和訳がつき、
登場人物が知らなかった口語表現には和訳がない
というルールになっている。
その表現の意味を解説するページがマンガの次に出てくる。だから、「これはこういう意味なんじゃないか?」と予想しながら読むと面白い。この和訳がウザイ、という人は本書のレベルでは勉強にならないはず。
3割くらいは大学入試でも出題になるもの。
残りの5割くらいは(何とか)意味を知っていて(あるいは推測がついて)、残りの2割はまったく知らない表現だった。順に、
You're making a scene.
I'll give him his shots.
I'm going bananas.
かな。最後の bananas は nuts とも言うと解説にあって、そっちなら知っていた。受験生が読んでもそれなりに役立つかもしれない。まあしかし、マンガとしての面白くなさが相当なものだとは思うけれど、Do you take my word for it?
夕方に帰宅。
日が暮れるまで残務処理とか勉強とか部屋の整理とか。明日の授業準備の確認もバッチリ。エアコンを消して風呂を焚き、入浴。TVでニュースを観ながら、お楽しみのビール。そうかぁ、世間はお盆休みに入ったんだなあ。
夕飯はしのぎ飯。
コマがないからお金ないんだ、ちくしょう。スモークサーモンとレタスと玉ねぎのサラダ。自家製ピクルスはトウモロコシ。キムチ納豆。鯛ちくわ。市販のホタテ煮凝り。実家製ラッキョウ。冷奴の薬味は自家製大葉とオカカ。朝に仕込んだゆで卵のしょう油漬け。京都産柴漬け。葉ショウガには味噌をつけて。数の子のワサビ漬けにはキュウリを添えて。
>どこまで酒肴を並べるつもりなのか
という意見はあろう。自分でも書いていてビックリする11品。
生ぬるいなりに夜風が部屋に吹きこむ。
この日記を書きつつウイスキー。仕事はあったけれど小休止的な1日になった。明日からは早くも夏期講習最後のターム。件名で
そうか、そうだったな
と思った人は、そこそこ年配だろう。こういうの、授業では喋れないし。
付記:口語表現の正解
「おまえ、みっともないぞ」
「彼には注射をしておきましょう」
「頭がウニになりそう」
「真に受けます?」 |
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