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安らぎは人それぞれ 8月27日
  8時起床とは困ったもんだ。
 昨夜は日記をアップしたあと、部屋の片付けを始めてしまい夜更かしになった。酒を飲みなが らというのも変な行動だけど、

部屋や本棚の整理整頓は夜中にやるのが楽しい

という事実に同意してくれる人は多いはず。それでも1時前には消灯した。


 日常営業行為が再開。
 困っているのは自家製大葉の繁茂だ。旅行後はまだ夕食を本格的に作っていないから、消費量 も少ない。昨日・今日と朝食のピザトーストに合計4枚を使っただけだ。1日3枚くらい食べれ ば需給バランスが取れそう。人にあげるにはショボイものだし、とくに貰い手が現れるようなも のでもない。困ったな。

 1週間ぶりにヒゲを剃った。
 この1週間は仕事はもちろん知人に会う予定もなかったし、しばらくぶりに肌を休めたかった ので放置してきたのだ。本業だけならばそのまま教壇に立っても良かったけれど(基本的に女子 高生にウケが悪いという問題点はあれ)、副業だとウルサイことを言われそうなので自粛した。

 午前中は授業準備を真剣に。
 これは作業なんだと自分に言い聞かせる。僕は作業をする機械だ、と。間違っても

>なんだこの長文、内容がくだらねえ

とか考えてはならない。このあたりの苦悩(っていうのか?)は頻繁に書いている。去年の今ご ろもそうだったはず。朝からどんよりとした曇り空で涼しく、エアコンいらず


 お昼前に大荷物を持って外出。
 後述の事情で仕事に関係のない荷物があるため。仕事はウナギ屋も多角経営。そうそう、昨日 で夏休みが終わったようなことを書いたけれど、

本業に限れば今日は11連休の9日目

である。準備はともかくとして、けっこうラクな日々を送っている。なんて書いているうちに副 業は終わり、移動途中で本を読み終えた。読書感想文。


 『勇気凛凛ルリの色 四十肩と恋愛』浅田次郎を読了。
 15年ほど前に週刊現代に連載されていたエッセイをまとめたもの。
 シリーズ1冊目(ヒマここ)と変わらない勢いのある文章がおもしろい。

 自分が好きな文章は、自分が書く文章と似ているのかもしれない。
 もちろん「コロンブスの卵」じゃないや、「ニワトリと卵はどっちが先か?」論争のように、 逆かもしれない。僕は小学校5年生のときから

エッセイというジャンルの本

を読んできたし、今も読んでいる。たくさんの本からたくさんの教訓を得てきた。これは日記で はあるけれど、この経験がなければこうして(延々と8年も)文章を書くことはなかったと思う 。あとがきから引用。

>中学生のころであったろうか、「方丈記」とか「徒然草」を学んで、なにゆえこのように面白 くもおかしくもないものが、古典文学として有難がられているのであろう、との疑問を抱いた。
 かくてその疑念は私の文学的トラウマとなり、おのれがエッセイを書くあかつきには、兼好法 師も鴨長明もくそくらえの、ぶっちぎりエッセイをかっとばしてやろうと手ぐすねひいて待って いた。
 キワモノである。下品である。悪意と偏見に満ちている。全然やすらぎを与えない。すなわち 、エッセイの本義に悖る。

なるほど。おもしろかった。


 夜はそのまま実家へ。
 ツキイチの実家帰りである。家族にはお土産を持参した。僕はお土産を買わない主義なれど、今日の実家帰りは旅行前に決まっていたので仕方がないという面もある。なにしろ最近の僕はお金も時間もなくて、実家サービスができていないのだ。いつも夕飯をご馳走になってばかりだし。


 簡単に土産の詳細を。
 父には梅酒。球磨焼酎を使ったもの。球磨焼酎は地域ブランド名で(たしかスコッチなどと同 じ扱い)、マレではないがスーパーなんぞではお目にかかれない。旅行の体験では

熊本の焼酎は米がメイン

という印象だった。鹿児島は芋がメインのはずなので意外に感じた。そこであえて変化球の梅酒 を選んだ。

 母には天草産の塩。
 もうね、ムチャクチャに高い奴。まあ地元産の塩はそういう傾向があるけれど。正直なところ 、

日持ちがして、かつ首都圏では買えないもの

なんて限られているからねえ。馬刺も考えたけれど、冷凍でどこまでいいものが買えるか不明 だったので。

 兄弟には煙草を1カートン。
 熊本土産と関係ねーよ。1ぱち(銀玉の安いレートのこと)の貯玉が貯まり過ぎて困っていた ので、換金じゃないや換チョコレートの気分で。煙草のみは煙草をもらってイヤな顔をすること は絶対にないのだ。


 以上でわかること。
 旅の土産は「消えるもの」に限るということだ。貰い手の好みに合わないことは往々にしてあ るけれど、それならば捨てれば済むこと。恋人にプレゼントするわけではないのだから、こうい った気づかいは人生の鉄則である。なお、ついでに書いておくと、卒業生から貰って嬉しいのは

ネクタイ・ハンカチ・靴下

である。広義の消費財で、かつ使える可能性が高いからだ。え、それってサイソクですかキタコ レと思ったウブなキミ。『よびわる』は

練れた大人と、そうなりたい子どもが読むものなんだ

と公言しておく。キミが書いてるお友達専用ブログだのプロフだのと違うんだよ。ハンカチって 、けっこう使い倒すものだし・・・。


 わりに早めに辞去。
 珍しく酔っ払わず、そのままいると面倒な話題になりそうだったのでそうした。僕が

「1週間にわたって知人・友人と連絡を絶ったら快適だった。何しろ人嫌いだからね」

と母に言ったら呆れられた。人とコミュニケーションを取るのが嫌いということではなく(もしそうならこんな日記を書くものか)、

普通の人より頻度がごく少なくて良い(少ないほど良い)

というだけの話なんだけど、血縁関係者とはいえ、人さまにはあまり公言しないほうがいいみたいだ。

 帰宅して洗濯機を回しながら日記を書く。
 夜も涼しくてたいへん快適。呑み直しのバランタインのハイボールも美味しいし、夜風も気持ちいい。固定電話は電源を抜いたままで、誰からも干渉される恐れがない。独りでいられることが本当に幸せだ。人格にいささかの問題があるのかもしれない。特に困らないが。
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