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メニィタスク・ノーインカム 10月9日
  7時過ぎ起床。
 どうしても朝寝ができないな。でも昼寝ができるだろうと床を払うことに。まったく同じよう なことを先週の今日書いた気がする、と思って調べてみたらその通りだった。朝風呂のついでに 、風呂用の椅子を掃除した。どう頑張っても

底面ないし脚にカビが発生する

ので、この数日かけて取り組んでいる。根絶までもう少しですね。

 朝食は外食。
 食パンを切らしていたし、たまにはいいでしょう。立ち食い系ソバ店で朝食セット。ソバと納 豆と卵とご飯。これで350円って怖い値段だ。帰宅してコーヒーを入れ、果物やヨーグルトなど朝 食の続き。どうしようもなく瑣末なことを書くと、

ヤクルトの「カロリーハーフ」

を初めて試した。味が薄いね。ちなみに標準タイプと値段は同じ。


 日常営業に入ったのは9時ごろだった。
 まだ外は曇り。日曜日なのであれこれ片づけものがある。もうね、イヤになるくらいたくさん ある。あれこれを同時進行させたので、順番は適当に書く。

 細かいモノゴト。
 ウナギ関係の雑務。アイロンがけは衣替え進行中で永遠に終わらないように見える(だからい つか終わる)。今週前半の授業準備のチェック。勉強も少し。これらはこれと言った問題もなく消化されるが、なにぶん種類が多くて時間だけは食べられる。


 そうそう、本業の「伺い書」を郵送した。
 皆さん忘れてませんか? って、そんな奴いないか。「10月×日必着」とか書いてあるのに、

>消印有効だな

なんて考えてしまうのは僕の世代くらいまでだろうか。「消印有効」ってあまり聞かなくなったような。

 「必着」させないとコマが貰えないのでは、と心配してしまうご時世でもある。
 それどころか、

必着させてもコマが貰えないんじゃないか

と思ってしまう時代ですらある。不本意ながら、できる限りスケジュールを空白にして提出する 。下手に余裕を持たせると、

依頼書を開けてみたらスカスカで生活困窮

になりかねない今日この頃っていうんですか。ただ、何となくだけど、来年度はうまいこと仕事 が入りそうな予感を持っている。


 スーパーなど。
 昼飯は持ち帰りの少し高いお寿司。日曜日は外食する店の選択肢が少ないからね。と書いてか ら、今日は3連休の中日だと気がついた。僕はまったく関係ないが、世間は何となくウキウキしているような。

 街に出て買い物。
 友人にプレゼントをする必要がある。けっこう悩んで買ったはいいが、でき上がりは2週間く らい後だとか。おいおい、

今どきズボンのすそ上げだって30分で終わるぜ

と思うけど、商品的にしょうがないのかな。友人宅を訪問するのは今週の半ばだから、結果的に 手ぶらになってしまった。腐るもんでも急ぐプレゼントでもないから、まあいいか。と、日記で 個人的な根回しをする僕である。


 冬期・直前講習のスケジュールを公開。
 その作業では過去ログのファイルを使い、コピペして切り貼りする。HTMLタグは相変わら ずよく理解できないので、

やってみたら画面がハチャメチャ

になったりする。うまくいくたびにコピーしてセーブした。過去ファイルの文章だの構造だのを 再利用するわけだから、昔のコンテンツが残っていて慌てる、なんてこともある。まあ見たとこ ろは完成したはずなので、予定より1日早くアップすることに。

 なお、今年もリアル授業での宣伝プリントは配らない。
 ワセヨビはいま担当している授業とのリンクがないから。市進は去年から廃止した。それまで はパンフレットにある公式な売り文句(綺麗事とまでは言わないが、まあそうだ)とは別に、

担当講師ならではの宣伝

をしていたが、やめた。2年続けて(ヒマここ)、講師に担当講座を告知するより早く生徒様に告知するのだから、そういうものはいらないと暗に言っているのだと解釈している。


 午後には昼寝も。
 目覚ましをかけずに。晴れ間はあったが気温は上がらず22℃くらいで、窓を細く開けてタオルケットにくるまって眠った。あまりに気持ち良くて、1時間ちょっとで目覚めた時には

>夕方、急に曇って来て激しく降る大粒の雨

といった風情になった。ときどき、こういったどうしようもないことを書くので、女子読者が顔を赤らめているのでは、と想像している。すいません。男の子って、本当にバカね!


 『疲れすぎて眠れぬ夜のために』内田樹を読了。
 幸福論エッセイ。
 この著者がよく言っていることをアレコレと書きとめたもので、初ウチダの人には向いている。

 ウチダ先生の本は、わりに読む。
 文庫か新書で見かけると、2冊に1冊くらいは買う。だいたいいつも同じ話だし、彼の公式ブログでも同じ話が繰り返されている。だから新たにウチダの本を買ってもあまり意味はないのだけど、

「ま、ひさしぶりにウチダ本でも読むか」

という気分になる。彼のユルくて優しい文章が好きだから。

 そう、いつもユルい。
 一応の意見は提示されるのだけど、押しつけてくる雰囲気がない。なるほどと思わされても、ウチダは「ぜったいにそうかって言われると、ぼくもよくわからないんだけど」と身をかわす。たとえば、家庭について。

>温かく親しみのある家庭というのは、みんながエゴを剥き出しにし、本音を遠慮なくさらけ出し合うような家庭のことではありません。そうではなくて、一人一人が欲望を自制し、内面を隠し、期待されている家庭内の役割をきちんとこなし、そうすることでほかのメンバーの「家庭以外の場所・家族以外の人間関係」における活動を支援する集団、それがただしく「癒し」の場であるような家庭だとぼくは思います。

 このようなユルさについて、詩人の銀色夏生は解説でこう書いている。

>森の中をこっちにこっちにこっちにって誘導されて、気がつくといつのまにか自分の足で見晴らしのいいところに立っている。ふんふんふんふんと内田先生の文章を読んでいると、そういうことがよくあります。(中略)ひとりでまたここまで来ることができるかどうかはわからないけれど、一度見た景色は忘れない。あそこからはあんなものが見えたよな〜、って。

   「あそこ」まで歩いたのは自分であり、連れていってくれたのはウチダ先生だ。「あそこ」が正しい場所であったのかどうかは確信できないけれど、その風景を読者は(たとえば僕は)覚えている。そういうのが、ウチダ先生のユルさである。良書。


 夕飯のメインはチャンコ鍋。
 昨日の餃子の残りと、余って冷凍してあった市販鶏つみれと、豆腐で。野菜は白菜・ネギ・マロニー・キャベツ・エリンギで、味付けは塩コショウ。野菜をたくさん食べるのが目的で、もちろん美味しい。

 食後酒はカティサークのハイボール。
 ツマミは自家製大葉とカニミソというのが渋い。今週は楽なスケジュールで、これから秋の夜長を読書で楽しみたい。まあ、泥酔ってパターンだろうが。洗濯ものも天気のわりによく乾いたし、よく動く1日だった。

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