予備校講師でわるかったな!





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先読みしながら今を生きる 10月16日
  8時過ぎ起床。
 思った通り6時半に目が覚めて、意外なことに2度寝に成功した。結果的に7時間半睡眠でう れしい。南風はまだ強い。冷凍しておいた最後の食パンを食べる。晴れてくる気配。

 1日をかけて授業準備。
 と書くのは文章上のことで、実際にはそれ以外のこともアレコレ進行させた。いくら何でも、 受験生じゃないんだから

日曜日丸ごと机に貼りつき

というわけにはいかない。そこまで急いでいるはずもないし。


 先週の金曜日、つまり一昨日だ。
 市進Fクラスの授業後にカンフェリータイムがあった。カンフェリーという進路指導専属の先 生が、授業の教室に入って説教を垂れる、じゃないや、ありがたい受験情報を授ける10分ほどの 時間である。不定期開催で、1か月に1回くらいだろうか。冗談はともかく、カンフェリー制度 は市進の特長であると思う。

 一昨日の用事は、次のタームのテキストを配るという事務的なものだった。
 たまたま僕の教室に入ったカンフェリーが気を利かせてくれて、教室を去ろうとする僕にこう言った。

>次のテキストを配るんですけど、予習についてとか、何か先生(=僕)からありますか?

僕は即座に以下のように答えた。

>あ、ここ(最上位の)Fクラスなんで、そういうの僕が言わなくても勝手にやってきますから


 それ自体は、本音である。
 今年の場合で言えば検見川浜校のQクラス(4段階の上から2番目)も同じで、

あれこれ僕が言わなくても

ちゃんと予習してくる。調べてくるのではなくて(どうやって間違えるのかを説明するのが僕の 授業の特徴)、きちんと考える習慣がついている。僕もそのように躾をしたし、生徒様もちゃん と言うことを聞いて実践している。

 しかし、だ。
 僕が予習の指示を出さなかったのは、なにしろ僕がそのテキストを見ていないからである。当 日の授業前にそれを受け取ったけれど、もちろんそんなもの(5分やそこらで)見られるはずも ない。

・講師が授業準備をしていないんだから、生徒様に指示を出せるはずがない。

この1カ月ほどしつこく書いてきたけれど、テキストを生徒様に渡す1週間前に講師に渡せば済 む話ではないか。そんなに難しいことなんですかね、リーマンには、そういうの。ここで生徒様 にお知らせ


☆Fクラス第7回について
・長文がムチャクチャ長いので、まとまった予習時間の確保をしましょう。どのくらい長いか( というか設問量が多いか)は2009年10月21日の日記(そこで144行とあるのは、テキストが改訂さ れたためで、内容は同一)。
・7ページ(ス)のリード文は、have の後ろに been が欠落するミスプリ(本文が正しい)。
・絶対的な授業時間が足りないので、15ページの英作文は第9回に扱います。

ほら、さっさとテキストを講師に渡さないから、こういう連絡ができないでしょ? こんなことでいいんですかね。去年のテキストを踏襲してミスプリが直ってないとか、ありえるんですかね。真面目に働いてないのでは?


 早いお昼にパスタを食べた。
 TVで将棋を観ながら、アイロンがけをしつつ、お湯を沸かす。

「ながら」行動は素晴らしい。

同じ時間帯で多数のタスクが処理できる。将棋で頭を使い(レジャーである)、アイロンがけで リラックスし(しませんかね?)、食事の準備ができる(しかも直後に食べられる)。時間効率 の良さは最大限である。

 ずいぶん暑くなった。
 最高気温は28℃くらいかな。午前中から晴れて、湿った南風が続いたため。あんまり暑くて、 押入れにしまいこんでいなかった

室内着の短パン

を着たくらいだ。お昼からは完全に晴れたけれど、なにぶん湿度が高くて干しものの具合はイマ イチ。短パンとTシャツでスーパーに行ったら、ちょうど良い気温だった。夏みたい。2回目の昼食は手巻き寿司。ここで読書感想文。


 『鉄道員は見た!』難波とん平・梅田三吉を読了。
 関西の私鉄に勤務する運転士・駅員による鉄道の実情エッセイ。
 ふーんとさくさく読み飛ばせるのが心地よい。

 マニア向けですかね。
 鉄道の運行があまりにも多くのシステムに支えられていることは、テツでなくても想像できる だろう。そのシステムの細部について書かれた気楽な読み物だ。たとえば、

・運転士の手袋は必ずしも白くなくて良いが、車掌のそれは白くなければならない

とか、理由はわかりますか。本書には「この理由を知っている人にはマニアの称号を与えましょ う」という趣旨の記述があり、僕は知らなかったが予想はすぐにできた

 正解は。
 車掌は出発などの運行上の合図をしなければならず、その手先は目立たねばならないから。遠 くからの目視に耐えるためには、白であるべきなんですね。だから何だって言われるとそれまで だけど、こういう話もある。駅に備えつけの電話について。

>お客様からの電話も受ける公衆電話については、説明の必要がないですね。(中略)実は、公 衆電話を受けるのは結構緊張します。もしも間違った案内をしてしまったら、訂正のしようがあ りませんから。駅の公衆電話には必ず録音機能が付いています。これは爆破予告などの犯罪に対 応するためです。

そりゃそうだなと僕は思ったけれど、やはり一般の人は「だから、何?」とか思うんだろうねえ 。軽い読み物としてテツ分高めな人に淡くオススメ。


 夕飯はしのぎ飯。
 このところ、ちゃんとしたというか、手の込んだ料理を作る余裕がない。買い出しに時間がかけられず、ゆっくり夕飯を食べられる曜日がほとんどなく、何よりも

精神的なゆとりすらない

からだ。するとどうしても野菜不足になるから、自家製大葉を10枚も食べた。鳥スペアリブの煮物の残りにあわせ、自家製玉子のしょう油漬けにあわせ、自家製ピクルス(キュウリ)にあわせ、といった具合。細かい料理はけっこう作っているかもしれない。

 やや足りないので、死蔵されていたレトルト食品も。
 『ピアット』のご飯。卵とチャーシューの炒飯風味、というものだったと思う。賞味期限は今年の7月で切れていたが、まあどうでもいいわな。ご飯はもちろん酒のツマミになりにくいが、予想されたように

レトルトならでは味の濃さ

で充分だった。この手のものは1月に1回程度にしないと、健康に問題が出るかとは思う。

 日本酒は秋田県の『ゆきの美人』。
 常温だと「からっ!」と思わせつつ、良い意味での臭みがある。得体の知れない味だなとヌル燗に移行。辛さに濃さが加わり、臭みは酸味だったと気がつく。このように、

日本酒は温度が変わると味の正体がわかる、

ということが多い。言いかえれば、温度によって味の印象が変わる。ある温度で試してみてイマイチだったら別の温度(冷やす・常温・燗にする)で飲むと良い。


 今週はどちらかと言えばラクなスケジュール。
 それでも様々なハプニングが予想され、余裕があるとまでは言えないことになるだろう。授業準備はうまくいけば2週間後の今日までに終わるはず。そのころにはさすがに

本格的な秋

になっているだろう。常に先を考えながら、今日の人生を送っている。今夜のウイスキーはマッカラン12年をロックで。  

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