予備校講師でわるかったな!





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他人の助言は話3割 10月17日
  8時起床はすてきな寝坊。
 昼間の副業が休みのため。睡眠不足を週の初めに取り戻せるのはありがたい。朝食は8枚切り の食パン2枚にハムエッグとレタスをはさんで。果物は今年初めてのピオーネという葡萄。


 朝から授業準備。
 コリコリやっている隙に他の活動をはさむのはいつものこと。PCを開けるとウナギ関係のメ ール。企画書に赤を入れろという指示。はい、かしこまりましたと即レス。これ系の仕事は

受け取った瞬間にこなしておく

のが原則。後回しにする余裕もないというのが本音ではある。


 意見は好き勝手に言う。
 それを採択するかどうかは、企画書を作った本人が決めれば良い。上司と部下の関係だと、な かなかそうもいかないかとは思うが、

どんなものでも作った奴が最終的に決めるべき

だ。周りの人間は口を出すだけ出して、その変更案が採用されなくても黙っていなければいけな い。自分の意見を通そうとしてはならず、提示しただけで去る。助言とはそういうものだ。

 本業でもそうだろう。
 たとえば、受験生が親なり教師なり講師なりに受験校の相談をする。彼らは好き勝手なことを 言うのだろうが、

親や教師や講師なんぞが言うことはいいトコ取りだけしておけ

と思う。年配者のアドバイスは、おおむね参考になる箇所が多いものだけど、決めるのは自分だ 。自分が責任を取るのだから、自分で決めるのが一番だ。もっとも、耳を傾けるという姿勢だけは持っておいたほうが良い。ということで、受験生はそろそろ受験校の絞り込みを始めよう。


 授業準備は最初のヤマを越えた。
 今週は週の後半、つまり金曜日が休講なので助かる。いかんせんFクラスの長文が長くて疲れ る。ま、すべて昨年度の踏襲だから、去年ほどではない。書きものも少しやった。

 お昼過ぎに外出。
 そこそこ晴れて暑い。昨日よりは気温が低いにしても、夏日ギリギリくらい。ジーンズとポロ シャツ1枚で快適だ。銀行で当座の現金をおろし(20万)、昼食を取る店を物色。お、オッサレーな洋風居酒屋がランチを始めたじゃないの、どこも不況なのね・・・と入店。

 キーマカレーはまあまあ。
 ドリンクが強制的にセットになっているのがマイナス。アイスコーヒーはちゃんとした味で好 感。カウンターに座ったところ、どこからか香水の臭いがするのは大きなマイナス。店員がつけ ているとすれば論外だし、お香を焚いているのかもしれないが、

飲食店は食事以外の香りを漂わせるな

と思っている。もっとも、そういうのが好きな人もいるだろう。僕は苦手というだけなので、一 般化するつもりはない。


 昼寝は不要。
 シャワーを浴びて出勤!

 ワセヨビは浪人生クラスから。
 鉄道のスイッチバックのようだ。Zの文字を描くように、山を登っていく鉄路のことである。木次線や肥薩線に見られる。「え?」と思った非テツは「ここ」の名エッセイを熟読しなさい。話を戻して、「まさかひょっとして念のため」と思って生徒様を指名してみたら、

またもや仮主語構文と強調構文の区別がアヤフヤ

なんてこともあった。いちど身についたことを確認しただけに、ちょっと驚く。3段階の一番下なのだからそういうことも(よく)あるだろう、と冷静に進めている。それでもやはりスイッチバックだから、少しずつ高度は稼げているように見える。


 空きコマは喫茶店Kで。
 コツコツ授業準備。テキストと辞書とペンさえあれば場所を問わない活動である。関連するモノが必要な場合は、そうもいかないが。

 夜は高2生クラス。
 鯨の構文が出てきたので、例によって「彼は金づちだ」という古文(まで行くまいが)の話を しなくてはいけない。どういう意味ですかと生徒様に質問してみたら、自信なさげに

「頭が固い、みたいな?」

と来た。多少はズッこける感じだが、予想の範囲内である。


 話を長くしたくないので、大まかに行こう。
 古くて、若い世代が使わない言葉だからこそ、知っていく価値がある。大人になることは、人間関係を広げることだ。そのときに自分が交わる相手には、同世代の人間だけではなく、

自分より(場合によってははるかに)年上の人間

が多く含まれる。自分がその場でいちばん年下、という状況のほうが多いくらいだ。そういった時に、

昔の言葉を知らないと恥をかく

ことがたくさん起こる。昔の事実を知らないのはまだ仕方がないと思ってもらえるにしても(その昔、TVは家族だった。なぜなら、足が生えていたからである〜昔のTVは脚付きだったそうな、って知るかそんなもん!)、言葉が通じないと

「困ったな、この若い人は」

と思われる。たとえば、僕くらいの年代(たかが20歳程度の年上)と話していて、「金づちって何スか?」なんて言ったら、相手にして貰えないだろう。


 そういう僕も、いまだに恥をかく(結局長くなってるナ)。
 この前、かなり年下の人に「連理の枝」と言われて、意味を知らなかった。顔真っ赤である。固有名詞を知らないくらいなら

「そんなもん知らん」で済む

けれど(ドリランドってゲームなの? TOKIOって歌手?)、言葉を知らないとロクに意思疎通もできない下位者とみなされてしまう。本当に恥ずかしい。がんばりたいものだ。


 さくさく帰宅して風呂と洗濯。
 気温は高いままで、半袖で授業をしてそのままの姿で帰宅したくらい。月曜日なので夜メシ抜き・休肝日。過労に悩まされる生活をしていると、どうしてもこういう1日が大事になる。疲れた疲れたと嘆く前に、週1日だけ休肝日を設けましょう。それでは。

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