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2割程度のパーツ |
1月25日 |
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今週は本業が週5回。
月曜が70分×2コマ、火曜が90分×1コマ、きょう水曜が100分×2コマ、木曜が90分×2コマ、土曜が70分×2コマ。講習の時期はともかく、負け組講師の僕としては珍しい。来週からは
直前講習がなくなる
から、だいぶラクになる。受験生はここからが本当の勝負になり、僕たちはここからが本当の休息の日々になる。いや、僕は例外か。
7時前起床。
5時間半睡眠だと少しキツイね。朝風呂・朝食・洗濯とこなして出勤。一段と寒いけれど、アサイチじゃないからまだマシかな。地面には凍った雪がたくさん残っている。千葉も氷点下スレスレの気温だったみたい。
ここで昨日の城南の話題。
単語テストを授業中にやることになっていた。クビになった5年前にこういうのをやり始め
たような気がする。今はデフォルトになったのだろうか。配って、答えを読みあげて、回収す
る。所要10分くらいで、講義料(=時給発生時間)に含まれる。賛否両論あるだろうが、それ
はまたいつか。
ちょっとした工夫を入れた。
単語テストって、何ですか?
これがお題だった。まさか、「その先に受験(合格)がある」なんていう幼稚な精神論では
ない(そんなもんその辺の塾講師でも言えるわな)。具体的に言うと、
単語テストで満点を取り続けて、偏差値が上がらないってどういうことなのか
という話をした。言うまでもなく、単語に限らず暗記ものを徹底するのは受験生にとって不可
欠なことなれど、そこから先に抜けていけない受験生がいるのも事実だ。
授業のトークは、こうだ。
>あのさあ、合格保証システムで救われるのってさ、実は救われてないんだよね。受かるため
のシステムを、自分の中に作れなかったってだけのことじゃん。ただ単語テストで意味もなく
満点を取り続けたって、それこそ意味がないんだよね、ははは
いきなりやらかす問題発言。単語テストで満点を取るのが当たり前、とは全く思わない。受験生は暗記マシーンではない。間違いの中からではなく、正解の中から学びを見つけるのが「勝つ受験生」であり、知性だ。
昼間の仕事はウナギの花園。
何事もなく完了し、残業8分で退社。帰宅して雑事を処理し、さっそく昼寝に入る。30分ちょっとでだいぶ疲れが取れる。さぁ本業だとシャワーを浴びて出勤!
今日で市進検見川浜校にサヨナラ。
2007年度に引き続き、1年間の出講でグッドバイとなった。事情は4年前と同じで、担当し
た講座が消滅するから(2008年2月19日の日記)。前は2年のHクラス(3レベルの一番上)
で、今年は3年のQクラス(3レベルの一番上)だった。駄目なのね、もう。
印象をかんたんに書いておく。
校舎は昔と変わらず綺麗だった。文句なし。何度か書いたように、医療フロアの一角を占め
るという予備校としては奇妙な体裁ではあったけれど、勉強しやすい環境だと感じた。他の校
舎と違って
通路だ講師室だにモノがごちゃごちゃ散乱
してもいなかったし、快適な職場だった。個人的には、ビルの外に出ないと喫煙できないのが
不便だったけれど、今の時代ならそんなもんだろうとも思う。
生徒数は、さらに減っていた。
ひとくちでは言えない事情があると思う。会社の営業と宣伝、どうなんだろうね。2008年は開校して2年目だから情宣活動が不足して当然だろうが、今年くらいになったら軌道に乗っているべきだろう。僕自身は上記の通り、とびとびに2年しかいなかったから事情は知らない。
現地スタッフを責めているのではない。
僕たち講師は、教室に集まった生徒たちに良い授業を提供するくらいのことしかできない。ズバリ書けば、
開講前に生徒を集めてくるのは僕たちの仕事ではない
と思う。近隣の高校の進路指導室に行って、主任に菓子折りくらい差し上げてきたのか(袖の
下とまでは言わないけどなw)と言いたくなる。もちろん営業はやっているのだろうけど、4
年間でどうしてこんなに減ってしまったのかと思う。いくら良いものを作っていたって、
ものが売れるのは営業と宣伝があってこそ
ではないか。あなたがたが僕たちのように授業ができないように、僕たちにも営業はできない
のだ。
ここで人数を書くことができればね。
開講時に教室にいた人数と、春・夏の講習生の人数のことだ。もっと説得力が増すと思う。
僕は100%入会させたけど、あまりにも人数が少なくて何もできなかった、という結果になっ
た。学校の教室で、その予備校に通っている生徒が1人しかいなくて、
「あの予備校いいから」
なんて評判になりますか? なるわけないでしょ、始めからマイノリティーなんだから。
口コミは、最初からある程度の数を確保してこそ始まる。
ポッと出の塾じゃないよね、市進は。「創業××年」とかポスターに大書するような老舗予備校なんですよね? 口コミなんか期待する段階はとっくに通過しているはず。一見の高校
生がある予備校に行くのは、
その予備校のイメージが良いから行くのだ
という点が見過ごされている。僕たち講師なんてのは下僕中の下僕、せいぜい予備校というシ
ステムの2割程度のパーツを構成するだけである。
それはそれとして。
授業をするのは、というより働くのは快適だった。生徒様も素直でよく勉強した。何より肝心な結果を確かめることはできないが、成績の良いQクラスになって良かった。今年も以前も様々な点で働きやすい職場だった。その意味で、ここを去るのはたいへん残念だ。さすがに、もう戻ってくることはできないと見ている。
いつもと同じように校舎を出る。
別れの挨拶はしない。自分の私物は全て処理しておいた。授業の様子は別件なので、明日の
日記で書く。それはそれ、これはこれである。ここまでは出勤前に書いた。
いつもと同じ時間に帰宅。
ざっと風呂に入り、簡単な夕食。昨日の鍋の残りやモズク酢や自家製ピクルス(セロリ)や市販キムチと白菜とゴマの和えものやシメサバなど。いつもより軽いとはいえ、けっこう食べている。睡眠不足は免れようがないから、
せめて食事を強化して風邪を引く可能性を減らそう
という考え。5時間睡眠でも4時間半睡眠でもたいして変わらないけれど、食が細くなると体調を崩しやすい。お酒も(もちろん軽めながら)呑む。自分にできることは全てやっている、という自信だけは揺るいでいない。 |
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