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キャバクラにもランクがあるらしい。
熱心な読者は記憶しておられるだろう。わたくしはこの2月にもやむをえずキャバクラ
という名前で世間に知られる健全な店に行ったのだ。えええ、エッチィ〜などと思った読
者は「ここ」を熟読してから以下を読むように。
わたくしにはランクの詳しい違いはわからないのだが、某大企業のリーマンにして大学
の先輩であるD氏に再び拉致されたのだ。極めて不本意なことだ。
さて、わたくしとD氏は千葉県某所の飲み屋で約4時間に渡って飲んでいた。詳しい記
憶がないのだが、わたくしは生ビールを2杯、日本酒の熱燗を2合、焼酎のウーロン割り
を4杯程度飲んだと思われる。D氏はひたすらウーロン割で9杯くらいか。ハシゴをする
(店を変えて飲むこと)約束はしていないので、こころゆくまで飲んでいた。
いわゆる酩酊状態の一歩手前、歩いていてフラついたりはしないが、気分よく酔ってい
る程度である。その程度で帰宅してシャワーを浴びて日記を書いてぐっすり眠る。わたく
しの楽しい夜のひとつのかたちである。
まあ10時も過ぎたし、D氏はリーマンだから明日もあるし、そろそろ引き上げ時だよ
なあとお会計をしてもらう。先輩に敬意を示して奢らせていただく。電車に乗る前にトイ
レに行っておこうか。
しかしD氏はその隙に(わたくしの意思とは関係なく!)某キャバクラに電話をして予
約を取ったとのたまう。
べ「ええ〜、行かないって言ってたじゃないすか」
D「まあ軽くってことだよ」
べ「マジっすか」
D「せちぃ(せちがらい、の略語)こと言うなよ」
べ「うーん」
D「この前より高級だからさ」
べ「そんなに違うんですか〜?」
D「クラブに近いという感じだな」
べ「・・・(本当かよ)」
だいたい、クラブと言われてもわたくしにはわからないのだ。これこそ「先輩であるの
をいいことに後輩をケムに巻く」というやつであろう。
呼び込みをやっていない程度の店らしい。広いフロアーの脇に別室があり、そこの照明
は少しだけ暗い。4組くらいの客が入れる特別な部屋のようだ。
飲み物はやはり焼酎かウイスキーの2択。ウイスキーを頼んだらバランタイン12年が
出てくる。ううむ、やはり高級なのだろうか?
わたくしが誘ったわけではないし、そもそもわたくしはキャバクラが苦手なのだ。D氏
はわたくしの先輩であるし、おごってもらうのは当然の摂理であろう。考えてみれば今回
でキャバクラをゴチになるのは3回目である。わたくしとしては先輩に付き合うだけであ
り、そこに何かを期待しているわけではない。だって面倒じゃないすか、若い女性と話す
のって。ねえ(信じていただきたい)。
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