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沖縄滞在2日目の夕方、伯母Bの診察が終わったのは午後6時半。
そこから40分かけてホテルに戻る。頭を打ったということで、念のため車椅子
を病院で借りることになり、僕はホテルにその旨を連絡しておく。5人で予約し
ておいた食事の時間を後ろにズラしてもらう。甥っ子コンダクターは忙しい。
ホテルに戻る。
車から車椅子を取り出すボーイの動きが速い。車寄せに駐車して、客はそこで
降りてクルマの管理はホテルに任せるというシステム。通常の場合ならボーイは
ドアを開けて客を降ろすだけだが、何も言わなくても車両後部のトランクを開け
て車椅子を取り出す。その作業は3人組。あっという間に折りたたんであった車
椅子がセッティングされ、伯母Bをそれに乗せる。はやいはやい。
フロントから連絡がいっていて、車のナンバーでチェックしたのだろう。
病院を出る直前に僕が電話をしたとき、病院の場所も確認されたから到着時間
も読んでいたはず。高級ホテルなら当然のサービスだが、その当然さがありがた
い。やるじゃん、ブセナテラス。
翌朝、再び病院へ。
今日は最終日なので沖縄南部の戦跡を観る予定だったが、病院は名護市の北に
ある。地図を見てもらえばよくわかることだが、まあ読者にそこまで要求するの
は厳しいだろうから位置関係を図にしてみよう。移動距離はクルマ。上のほうが
北で下が南。
病院
↓40分
ブセナテラス
↓2時間
那覇空港
↓40分↑40分
南部戦跡
つまり今日、最終日はブセナテラスから南下しなければならない。
行動ペースの速さ(笑)からして、南部戦跡に即座に向かい、空港から15分程
度と思われる牧志市場に立ち寄って空港へということだ。空港近辺は前述のよう
に大都会なので、時間にゆとりを取る必要がある。
ところがやむを得ないとは言え、思わぬ事故があったのでワザワザ北上しなけ
ればいけない。
診察にどれほどの時間がかかるか不明だが、今日の夕方の飛行機で帰ることは
お医者様に告げてあるので千葉には戻れるだろう。言い換えれば、南部戦跡を観
光する時間はなくなった。以下の行程に変更だ。
病院
40分↑↓40分
ブセナテラス
↓2時間弱
牧志市場
↓15分
那覇空港
ブセナテラスを8時半に出て、病院に9時過ぎに到着。
診察を終えたのは11時過ぎ。空港へ一般道を使って直行すれば1時過ぎるか。
よぉし、ここは高速を使おう。
沖縄自動車道は名護市から空港の近くまで通じている。
まず名護市の入り口まで30分。すでに正午近いんですけど。高速の入り口であ
る許田インターって、さっき出たホテル(ブセナテラス)のそばなんですけど。
沖縄自動車道は山道を抜ける。
特徴はない。本土の田舎にある高速と違って片側1車線ではない。充分な路幅
が確保された片側2車線。快適ではるが特別に山深いわけではないし、海もほとんど
見えない。感覚的には、千葉県の館山道に似ている。交通量は少ない。
1つ特徴があるとすれば、全体にスピードが遅いこと。
ふつう、高速道路はほとんどのクルマが100キロ前後で走り、ときどき120キロ
以上で吹っ飛ばしていくクルマがいて、まれに70キロで走るトラクター(これは
冗談)がいるものだ。
しかし、ここではほとんどのクルマが80キロ遵守である。
きわめてまれに100キロ程度で走るクルマもあるが、基本は80キロ。オービス
(速度超過自動取り締まり機、という意味らしい)が仕掛けてあるのか、沖縄の
県民性なのかは不明。個人的には、海沿いに走る国道58号線のほうが好みである
。
高速道路最南端の那覇インターに12時20分到着。
いくらスピードが遅くても、高速を使えばさすがに時間短縮効果がある。
市街を抜けるのと牧志市場を見つけるのに手間取る。
しかし何とか1時前には到着。伯母3人と母を市場近くでクルマから降ろし、僕
は駐車場を探しにクルマを出す。徒歩5分の場所に駐車場を発見し、合流するべ
く市場まで足で走り・・・。
この後の顛末もここの日記を参照。
いやはや、激走には足で走ることも含まれていたとは知らなかったよ(@_@。
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