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誰も知らない 8月26日
  昨日までの3日間で800キロも運転したから腰が少しだるい。でも早起きの習性ができていて6時前に目が覚める。むりむり7時まで寝る。今日も休日。早起きしたくないしぃ。

  10時20分に有楽町。この映画が観たくてたまらなかったのだ。柳楽優弥が主演する「誰も知らない」。カンヌ映画祭とやらで主演男優賞を取ったことはともかく、どこかで見たポスターに惹かれたのだ。上半身半裸(らしい)の、横顔から流し目の少年。初めてみたときは女の子かと思ったくらいの、中学生らしい危うい色気。

  300人くらい入りそうなホールは満席直前。パイプ椅子まで並んでいる。平日の朝なのでオバサマが中心。少しだけ女子中学生がいる。基本的に落ち着いた雰囲気。混雑した映画館も久しぶりだ。前から3列目の左端という首の痛い席を確保。
  素晴らしい映画だった。技術的には画像が汚くて、いかにも邦画(=日本の映画、反対語は洋画)らしかった。しかし、俳優たちの演技は非常に良かった。子どもにあれだけの演技をさせられたことは凄いと思う。ストーリーテリングも軽快。無駄な演出は多かったが、141分を速く感じる。

  有楽町阪急へ。潰れるかと思ったカールヘルム=ピンクハウスメンズの店舗が復活したとチェックしておいたのだ。しかし行ってみたら狭い店舗。
  並ぶ商品も変わってしまった。フリフリヒラヒラの「頭おかしいです、おれ」みたいな服を希望していったのに、無難にまとめる服が中心だ。それはまるで、17歳の時に別れたギャルの彼女に8年ぶりに再会して、彼女がJJ風のシックなOLファッションで決めているような感じ。少し嬉しく、やや悲しい。
  まあ、とりあえず好きなブランドが継続したのは嬉しいことだ。半袖を2着買う。

  遅いランチは中華と生ビール。銀座なのでこの時間は空いている。ああ俺ってやっぱり半分自由業なんだなあと思う。夏休みは明日で終わり。

追記:エッセイ51「Nobody knows」をアップしました。一部ネタばれの部分があるので観る予定の人は注意してください。さらにエッセイ52「アテネ観戦記その2」をアップしました。
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