予備校講師でわるかったな!





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失敗するから前進できる 5月16日
  ピカピカの快晴ということで5時におきる。祈りは通じた。あちこちの神様に祈ったのが良かったのだ。アラー、バッカス、釈迦、聖徳太子、キリスト、ミノタウロスなど差別なく祈った甲斐があったのだ(神じゃない人もいる気がするが、まあいい)。


  もちろん洗濯モノと布団を干して、サクサクと人生の様々なものごとを進める。空気が乾いているので腰の調子も悪くない。お昼を過ぎてハッと思い出した。そうだ、今日はスーパーでミネラルウォーターが安売りの日だったッ!
  出るはずのないパチンコにムダに金を投入し、買う服の値段は見ず、ビールは割高のチルドビールを買い、愛用のロレックスには消費税を13万も払った人間であるくせに、こういうことだけは目ざといのである(言い換えるとケチなのだ)。


  城南では確実に質問が増えてきた。予習の密度が上がってきたこともあるだろうし、ちょっと失敗の説明があったのかもしれない。その内容は以下の通り。

・目的語が to do と doing で目的語の意味が変わる動詞において
→未来 or 予定は to do 

と説明したが、正確には「未来 or 予定 or 未然は to do 」とやるべきだった。もちろん質問に来てくれた3名様はナットクして帰ってくれたが、英語の中では難しい「時制の感覚」に関わることだけに扱いがザツすぎたかもしれない。ちょっと反省。


  またも卒業生の来訪(またも男子か・・・)。聞けば現役でS2(現EX)→浪人αで教えさせていただいたとのこと。第6志望の某J大学へと進学。
  不思議な会話を交わす。

1「浪人やめちゃったんですね、ダメじゃん。先生の授業が受けたいって浪人生もいると思いますよ」
→ありがとう。

2「やっぱ浪人教えるのってウザイですか?」
→否定はしないね。イロイロな考えがあったんだよ。

3「HP、よく続きますねえ。ものすごく本を読んでますよね、それじゃなきゃあんなに書けないですよ」
→アウトプットのためには途方もないインプットが必要なんだ。

4「YゼミのT田に習ってませんでしたか?」
→いや。彼の本は講師になってから愛読したし、パクったけど。しかし、読解で述語動詞なんか数えるやついねーだろ。

5「あれは芸みたいなもんでしょう」
→やっぱ生徒もわかってるんだな。

6「城南のまずいところはですね(以下略)」
→ああ、それねえ(以下封印)。

7「呑みにいきましょうよ」
→お前ら若すぎるからやだ。男子もヤダ。

8「そういわないで・・・」
→あと数年したらHPでオフ会(ネット用語。ネット上ではなく現実世界で集まること)をやるかもしれんから、ちょっと待ってろや。

9「A判定、2つも落ちましたよ(笑)」
→ほらね、上位大学ではアテにならんって言ったじゃん。

10「ハッキリ言いますねえ、先生も」
→まあ、浪人してステップアップできたからいいじゃん。長い人生では小さなことよ。


  去り際にもう1度握手。夢を果たせなかった生徒様の合否報告はとても嬉しい。
  帰宅して、昼間に作っておいたおでんと鮭のマリネでビール。いい一日だった。


追記:エッセイ136「メイキングオブその後3」、同137「メイキングオブその後4」をアップしました。
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