予備校講師でわるかったな!





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失いつつあるものは 3月8日
  3時半過ぎに泥酔で寝たわりに、9時半にスッキリ起床。
  将棋の王将戦は、挑戦者の佐藤棋聖が羽生王将に3連敗後の3連勝。7番勝 負(4勝でタイトル獲得)で3連敗後の4連勝を達成すれば将棋史上初となる 。羽生は多くの1流棋士によくあるように、「勝ちたい」将棋よりも「指した い」将棋を好むタイプだから、ひょっとしたらひょっとするのか。羽生さん、 がんばってねん。


  いろいろと雑事をこなしつつネットサーフィン。
  おっと、6年ぶりに「村上朝日堂」が復活! 作家の村上春樹のサイトであ る。まだコンテンツが少ないし、『これだけは、村上さんに言っておこう』と いうムック(雑誌と書籍の中間とされる出版物)の宣伝という面もあるが、そ れなりに楽しませてくれるだろう。しかし、公開期間が3ヶ月だけとはねえ。


  久しぶりの市進市川校。
  古文講師S氏から質問。

S「デビット・ボウイってのはオレっすか?」
私「なんじゃそら」
S「先生が日記で書いてたじゃないですか」
私「あー」
S「あー、はこっちなんですけどね」
私「なんだろね、あれ?」
「それは僕の質問なんですけど」
私「あー」
S「・・・(ダメだこの人)」


  英語講師U氏からご高説。
U「信原さんに言い忘れたんだが」
私「はあ」
U「今年のセンター(試験の小説)、」
私「はあ」
U「また泣かせてくれたねえ(^。^)」
私「あー、あれか、何の話でしたっけ?」
「そんなのどーでもいいのッ!」
私「あ、つまり今年も泣けたからですか」
U「そう、それが大切ッ!」
私「内容が何であろうと」
U「明らかに作為だよね」
私「受験生を泣かしてやろうと」
U「(予備校)講師も泣けと」
私「で、先生は無事に泣けたわけですね」
「涙止まらないよ、ホントに」

  ちょっと余談になるが、本当にセンター試験の小説は意図的に内容で選んで いるとしか思えない。
  あくまで個人的な意見ではあるが、「今のせちがらい世の中から失われたも の」を取り返そうよ、というストーリーばかりを選んでいるのだと思う。親子 の愛情、あるいは友情、あるいは相互扶助が当たり前の昔の共同体などなど、 そういう感じね。来年あたりに「お金よりも、額に汗して働く誠実さが大切だ 」とかになったら笑うよな。


  Qクラスの授業へ。
  授業の理解力などへの手ごたえは悪くなかった。というより、かなり良かっ たと思う。ただ一方で、昨年度に増して単語力への不安を抱える生徒様が多か ったような気もする。問題なく終了。

  質問・相談や卒業生の合否報告があるかなと思って講師室で時間をつぶすが 、ゼロ。ま、そんなもんかと帰宅の電車で読書

>たとえ上司はいい会議をしていると思っていても、部下にとっては結構不満 ばかり、ということが少なくない。そこで、部下の視点に立って会議を(上司 に)観察してもらうことにした。すると視点が変わったことによって、違った ものが見えてきて・・・。


  そうなんだよな、この「もう1つの視点」をどこまで持てるかが勝負なんだ よな。
  生徒数を減らしている予備校業界全体が(つまりたとえば僕が)よく考えて 実践にうつし、何とかしないといけない。そんなことを考えながらビールを飲 む。


追記:エッセイ187「世の中研究家→達人への道4 」をアップしました。春アドアップ遅れてすいませんm(__)m
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