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食事のあいまに生活がある |
5月31日 |
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7時46分起床。
例の朝ドラはBSハイビジョンで放映される時間。1チャンネルだと8時15分
、BS2だと7時30分。通勤通学を考えると1チャンネルでは遅すぎる気がする
。あるいは、亭主(女房)・お子様を追い出したあとの主婦(主夫)が観るべき
ものという設定なのかもしれぬ。
朝食を取って9時から活動。
掲示板にカキコして、洗濯して、布団も忘れずに干して、まずは読書。
『テツはこう乗る』読了。
テツという用語については「ここ」のエッセイを参照してもらうとして(アマゾンのリンクで爆笑できれば君もテツ!)、テツ
候補生である読者諸賢にとっての良書である。いつも書くように、光文社新書ら
しい「素人さん歓迎にして玄人さんも楽しめる」内容である。
詳しくは後日のエッセイに譲るとして、テツの分類方法が前述の僕のエッセイ
と似ているのが良かった。乗りテツ、撮りテツ、収集テツ・・・そうそう、それ
なんだよテツは。それぞれの分野でかがやくこと。
「あとがき」のサブタイトルもいいではないか。
>今日からあなたもテツ
そう、それだよ君たち!!!
と叫びたいが一部の読者がヒクのでやめとく(-.-)
1回目の昼飯は塩焼きソバ。
すぐに紅茶を入れてPCに向かう。「一話一膳」の原稿書き。単にレシピを書
くだけなら誰にでもできるが、周知のようにネタとなる文章を書くのに常に難航
する。この料理はどういう物語を内包しているのか、内包するべきなのか。授業
と同じくらい真剣に考える。この苦労が何かのかたち(嫁が来るなど)で報われ
ればいいのだが。
ニュースの話を2つ。
ここ数日、訃報(ふほう=人が亡くなった知らせ)が相次いでいる。米原万里
、岡田眞澄、今村昌平。みんな「何となく知ってるな」という人ばかりだ。
新聞の読み方の一つに「訃報記事から読む」というのがある。あれはやはり「
その人と知己(ちき)を得る最後のチャンス」のような意味合いがあるのだろう
か。確かに「去る者は日々に疎し」ということで、我々は簡単に死者を忘れてし
まう。だから、訃報はその一日の最大のニュースであるとする考え方の具現とい
うことね。
ここ数日、若者の親殺しも相次いでいる。
親殺し自体は昔からよくあることなのだろうが、この10年くらいその割合が上
がったような気がする。本当に割合が増加したのか報道の割合が増加しただけな
のかはわからないけど、仮に前者だとすれば、原因は死生観を育む環境が希薄に
なったということではないか。
カンタンに言えば、たとえば幼児期に昆虫をムダに虐殺する、なんていう経験
が少ないとか。サバというのはサバという名前の肉だと思わされているとか。こ
こで「だから動物を殺せ」なんて書くと苦情が来そうだから踏み込むのはやめて
おく。説明が長くなるし、長く説明しても意味がわからない奴もいるだろうとい
う見込みもあるし。そのうち「世の中研究」として上梓しよう。
何のかのやってから2回目の昼食。
桜えびのチャーハン。そもそも、桜えびというのは何の料理に使うのか。外装
の袋には「かき揚げ」「お好み焼き」と書いてあるが、かき揚げくらいでしか喰
ったことないぞ。
というわけでチャレンジをしてみた(かなり小さいチャレンジだ)。
味は微妙。なんかバリバリして食べにくい感じもするし、コクが増したような
気もする。稀有(けう=珍しいさま)な冒険として讃えられるのか、陳腐(ちん
ぷ=おかしな、ヘンな)な愚行として笑われるのか。自分で作ったものを自分で
判断できない我がオロカな料理人生よ。
市進市川校へ。
水曜日はいつも順調に過ぎる。Qクラスではそろそろ「テキスト既習内容と実
際の入試問題」のマッチングの話を始める。模試で点数を取ることと入試で点数
を取ることの意味の違い、ここがわかってくるのが一流の受験生になるための踏
み絵。また同時に、このあたりの微妙なサジ加減は講師の腕の見せ所であり、僕の得意分野。「よく試験に出るから覚えなさい」なんてトークじゃあ素人さんなのよ。
帰宅して黒鯛の煮付け。
そういえば、校舎のエレベーター内で古文講師Sに「クロダイ、いくらなんですか?」と質問さ
れた。エレベーターでするべき質問か?
正解は1匹で980円。切り身4サクとアラが来るから、3日分の食材にな
る。刺身→焼き→煮付けのローテーション。
布団もフカフカで、のんびりと過ごす休前日の夜ってこと。でわ。
追記:エッセイ202「日本酒は冷遇されている」をアップしました。
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