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オトナの休日って、これ? |
6月4日 |
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9時過ぎに電話で起こされる。
2回鳴って、2回とも出る前に切れる。僕もキレる。どうせ新聞屋の集金だろう。日曜だからって誰もが早起きするとは限らない。昨晩はいつものように2時半に寝たから早起きするつもりはなかったのだ。
すぐにベッドに戻って10時半まで熟睡。
TVで将棋を観ながら朝食をとって雑用。また新聞屋が電話をかけてきて、今度はちゃんと出る。先月分の支払いと、来月以降の契約。
継続契約だと何かを引き換えに貰う。
今回はトイレットペーパーではなく、なぜか「防災グッズセット」。なんだなんだ。水とかカンパンとか軍手とか畳めるポリバケツとか、なんかそういうもの。ないよりいいけど、あって良かったとならなきゃいいがね。しかし、たかが6ヶ月朝刊のみの契約でこんなものをくれるなんて、やはり新聞業界にはウラがありすぎるよナ。
続いて読書。
『五〇歳からの危機管理』河村幹夫を読了。
さすがに50歳以降を気に病んだわけではなく、世代や年齢別の思考システムを
知りたくて読んでみた。「ものごとの捕らえ方は年齢や世代によって異なってく
るのか・異なるべきなのか」を考えているということだ。
ところがこれがまた、すごい無内容の本。
50歳以降の人生にはリスクが常に伴うものであり、それに対する充分な準備を
したうえでアクティブにいたまえ、あたりが主張のように見える。しかし、その
内容には具体性が全く伴わず、それでいて高度な抽象化された文章や内容なら瞠
目(どうもく=目をみはって感心すること)なのだが、なんだかワケがわからな
い。
内容がつまらないのは読者の自由な感想であり、それはそれで(不快な)一興
ではあるのだが、これほど意味不明な本は珍しい。あるいはひょっとして30代の
僕が理解できるはずもない深遠なことが書かれていて、若すぎるがゆえに理解で
きなかったのかもしれない。
だからかえってあと10年もしたら再読してみたいが、そのときまでになくさず
に取っておけるかどうか自信がない。いやはやビックリした。どうせなら「こん
なムダな本は焚書すべし!」とでも書きたいのだが、その自信も持てない。ひょ
っとしたら儒家が書いたのかもしれない。
上記の最後の2文は、わりに教養が必要なギャグなんだが世界史を勉強していな
いとわからないか。
ヒマなので解説しておくと、「焚書坑儒」とは秦(昔の中国の国家)の始皇帝
が
「あー、ワシの政権に都合の悪い本は全て燃やせ。あ。儒教も都合が悪いナ。儒者はみんな穴に埋めて殺せ」
として実行したこと。実行する
のも凄ければ、解説する英語講師も頭オカシイあるね。
昼過ぎに家を出る。またもやマンション屋との会合なのだ。
いやはや、本当に疲れる。買うかどうかの最終段階まで来た感じ。一生に一度の買い物なんていうつもりはないが、やはり真剣に考えるモノゴトだ。来年もし予備校をクビになったら、僕の人生もクビにするしかないからだ。貧乏というのは哀れなものよ。
そのまま都心に出る。
まずはデパートで買い物。日曜らしい賑わいがある。人ごみが苦手なのでイライラするけど、「まあこれが普通の人生なんだよな」と納得する。
ついに靴を購入。皮製のスニーカー。頭おかしいですから!!
冗談はともかく、今まで何度かトライして縁がなかったのだが今日はピッタリしたものを発見できた。前に靴を買ったのは2年前のサンダルだから2年ぶりになる。2万円ほど。良くも悪くもない値段かね。1月あたりに直すと1000円もしないからいいのかな、などと住宅ローンのことを気にしている僕がいる。
移動して書店の丸善。
都心大型書店に行くのは珍しいから、コーフンして漁る。
待ち合わせまで50分。待ち合わせ場所までの移動時間とレジにかかる時間を考えると検討時間は40分ちょっとか。忙しい。マイナーな文庫(ちくま文庫とか河出文庫とか)をできるだけチェックする。マイナーな文庫は千葉の場合、大きな書店でも扱い数が少ないから、こういうときがチャンスなのだ。何とか6冊ゲット。検討時間が少ないから、仕入れとしてのレベルはイマイチかも。
1分遅刻で待ち合わせ場所へ。
このページのサポーターと食事(またベトナム料理)をする約束。しかしサポーターは何の事前報告もなく友人♀を連れてきているではないか。まじ聞いてねぇ。
「事前に言うと、あんた緊張するだろ」
とはサポーターの弁。
どっちだってキンチョーするがな(-_-)
僕は強度の人見知りだが、まあ(自分なりには)話は弾む。
ちょうど先日の日記に書いた「ロダンとカリエール展」に彼女は行ってきたところだという。僕とかなり違って美術に背景知識のある人で、いろいろと感想を教えてくれる。やはり知識があるとより面白いという部分があるんだろう。もっと勉強しないとな。
ふだんと違って飲んだくれるはずもなく(ないよな)、3時間ほどで帰宅の途につく。
明日からは金策をしなければならないし、千葉校のクラス運営も気になる。嫁はともかく、仕事と住居くらいはうまく回せなきゃオトナじゃない。明日からも頑張ろう・・・とビールを美しくグラスに注ぐ。
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