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語り継げ、僕の世界を。 |
6月28日 |
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やや寝坊。
やたらと暑い。クーラーをかけると腰に悪いから、ガマンして汗をかきながら
勉強。ここ数日は晴れ間が続いているから、腰の調子を落としたくない。
カリスマ美容外科医長女誘拐について。
TVを観て誰もが考えるのは「やはり、女医本人も、そして長女本人も整形を
しているのか・・・」ということであろう。二人とも綺麗な人である。誘拐され
た長女は明治学院大生とのこと。
これが何というか、いかにも明学生のようなご容貌であらせられ、金持ちでご
ざいますという喋り方を具現なされているお方。大学潜入家として修行している
僕(ヒマな人はここのエッセイを参照)としては満足の限りである。しょうもな
い感想ですまぬ。ま、かなりの金持ちであることは確か(頭悪そうだったのも確
か)。
そんなことより、笑ってしまうのは3人組の犯人の供述である。
日本人と中国人と韓国人。
日本人 「韓国人と名を知らぬ中国人とやった」
中国人 「日本人と名を知らぬ男とやった」
韓国人 「日本人とその友人の男とやった」
さて、ウソをついているのは誰か?
『頭の体操』みたいな話だなあ。だれか考えてみてください(全員ぢゃないか
)。
ついでに、明学の英文法問題はなぜにあんなにマニアックなのか理由を知って
いる人は教えてくださいね。
暑くてたまらないので昼食はカレー。
プールで750Mすませてから校舎へ。
Qクラスの定例試験の結果はすこぶる良くない。
このクラスはまだマシなほうだが、授業に出たり出なかったりの結果が数値に
現れてきたということ。ややキレながら大汗かいて授業。それだけではあんまり
なのでお絵かきをする。
・野火を見つけた原始人(なぜかメガネをかけている子ども)が火遊びに興じ、
それを長老の1人が止めに入るが、想像力が豊富なので止めるのをやめるの図
こうやって文章にすると意味がわかりにくいが、絵とは多くのことを伝えるよ
うで、生徒様たちは感動の涙を流していた。下を向いて震えながら涙を流すとい
う様子を不審に思ったが、感動というのは押し留めることができないものなのだ
ろう。
ところで、授業で「有史以前」という内容に関して余談をしたので今日も補足
。
歴史というのは実際にあったことではなく、「あったとされている」ことを指
す用語である。天皇家の系譜について例を出すとカドが立つからやめておくが(
僕は政治信条としてノンポリシーである)、この「あったとされている」ことを
どう解釈するかを考えたものが歴史観である。昨日アップしたエッセイで記した
司馬遼太郎氏のそれは、「司馬史観」と呼ばれるほど独創的で興味深いものであ
ったのだ。これは昔も書いたかな、忘れた。
ちなみに歴史が成立するためには
1、話される( spoken )
2、書かれる( written )
ことが必要になる。もちろん話されるのが先ね。
日本史で「稗田阿礼詠み習いし(=よみ上げた)」という表現(正確な表現は
知らないので日本史受験者は調べよう)が出てくるのはこういう事情なのである
。
稗田阿礼(ひえだのあれ)は強記(きょうき=記憶力がいいこと)だったので
、昔から伝わる「歴史」を語り、それを太安万侶(おおのやすまろ)が古事記3
巻に筆録したわけだ。これが spoken history から written history への流れの例
ということ。もちろん、後者の筆記された歴史によって「正確に」後世に伝わる
わけだ。
では「より正確に後世に伝わる」ために必要となった社会システム(またはインフ
ラ)は何か?
それはまた後日に授業で。アホな余談をしているようでも、常に何をどこで何
のために話しているかは考えているのだよ。プロの余談は片道切符ではないのだ。
授業後に、とあるカンフェリー(特に名前を隠す)から重要な情報が入った。
おととい指摘したスイカグリーンシステムについて。同じ車内で席を替わると
き、離れる座席でタッチする必要があるかないか?
F「同じ車内で実験してみましたところ」
僕「ほう!」
F「あれでOKなんですッ。切り替わるんですッ!」
僕「え。ランプが青から赤、もう一方は赤から青へ?」
F「そうですっ! 世紀の大発見!」
僕「人目を気にせず達成ですか」
F「いや、人が誰もいないときに試しました」
僕「・・・(ここにもテツがいたのか)」
この後もグリアテとの出会いなどの問題に関する集中審議が行われたが、これ
は後日にエッセイで紹介しよう。
帰宅して夕食は昨日の続き。
コチ(だっけ)という魚の半身はタタキにする。炭火がないので直火焼きは不
可。ゆえにフライパンで空焼き(片面5秒程度)して、氷水につける。薄切りに
して食べる。
これがまたバリウマ。
やはりショウユよりポン酢があうようだ。タタキと聞くとカツオしか想起でき
ないのは普通のこと。過去に手にした経験を未来に活かす・活かそうとしてもが
くのが知恵であり、加齢するということ。 |
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