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Zの手前 |
7月15日 |
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今日は市進の夏講開幕日。
僕は残念なことに授業がないけど、生徒様は1ヶ月半の闘いのスタートである
。健闘を祈る。夏は第1志望に落ちるかどうかが内定する季節ですから(受か
ることは内定しないのがポイント)、その辺を知った上で勉強してください。
ま、来年度は「全入初年度」だから、大学生になるだけなら確定していますので
気楽にどうぞ。
などと気楽かつイヤミなプレッシャーをかけている場合ではない。
ついに今年度、僕は10年ぶりに「予定を空けたのに授業が入らない」タームを
迎えてしまった。つまり、ホサれたのである。
この2年の過去日記を見てみると、一昨年は149コマ、昨年は118コマ(これは微減:ここの日記を参照)を担当し
ている。
どっちの年度は忘れたが、「時給を上げて100コマ以内に収めたいものだ」と
書いたはずだ。今年は98コマ。目標達成である。据え置きが続く時給を除けば。
最多のコマ数をこなしたのは、おそらく99年度か00年度の夏。
たぶん160〜170コマだったと思う。そのころに体力の限界を感じて、02年度か
ら自主的に夏休みをとるようにした。伺い書に「ここはできない」と書くように
したのである(ヒマな人はここのエッセイを参照)。
その後も「このタームあたりで一日2コマにしてくれ」とか「もう浪人はやら
ない」などの暴言を繰り返して、順調にコマを減らしてきた。
あくまで僕の信条としては、間違ったことではないと今も信じている。自分の
日常生活をきちんとやれるからこそ、職業倫理が成立すると思っている。長くな
るし、「実情Z」ではないので、この話題はまたそのうち。
ところで、前述のように過去日記を見てみると、昨年は講習前に5日間の休日
があったようだ。
なんとなく「去年までは休みが2日だけだったから、今年は楽勝じゃーん。ヤ
バくなぁ〜い」などと考えていたのだ。古い意味でヤバいぞ今年の俺。朝8時過
ぎからコリコリしこしこ。
ふと目を上げると10時半。
昼飯の時間ではないか(そうか?)。今日もやたらに暑い。朝8時過ぎに気温
は30度を越えている。日本沈没も近いのか(そうなるのか?)。こういうときは
焼ウドン(またか・・・)。
まだエアコンをつけていないから汗だらだら。
そこでついでに洗濯機ラック(洗濯機の上にある、洗剤とかガラスクリーナー
とか置いておくところですね)の掃除。ここ、引っ越してから6年半、完全に放
置してたんだよな・・・。
ぐげげげげ。
ホコリだらけなんてもんじゃない。洗剤だか何だかのコボレタものが固まって
こびり付いている。カビだか汚れだかわからん。き、きたねえ。見ないことにす
れば良かった。分解して風呂場に持ち込んで磨く。汚れはカンペキに落ちない。
全裸で汗ダクで風呂で磨き物をする中年男の図。独り暮らしでよかった。
1時間弱で終了。
洗面所・洗濯機付近の拭き掃除をきっちりやって、扇風機をあててカリッと乾
かす。まずまず綺麗になった。満足。エアコンをつける。
ふたたび予習に戻る。2時過ぎに2回目の昼食は「盛岡冷麺」。ウマいのかマ
ズイのかよくわからぬ。辛くて冷たいから夏らしいということで、全体として良
き経験ということにしておこう。
城南予備校最難関クラスの予習。
A分野全6回の後半3回が長文。B分野で私立型長文をやるらしく、僕が授業
をさせて頂くのは国立系長文。手ごわい、ってか面倒だな。ちょっとマジメにや
る。いや、さっきまでマジメじゃなかったわけじゃない(と書かないと格好がつ
かない)。
それにしても、予備校ってクラスレベルによって予習量が違いすぎるよな。
城南を例にとれば、IMの短文系分野だと1講ぶんの問題を解くのは5分ちょっとで終わる。もちろん予習はそれで終わりになるわけではないが、AL・CP合同クラスの長文になると最低でも20分はかかる。4倍という時間効率の差はいかがなものか。
特に長文の場合は、読む・解く以上に細かい仕込みが必要になる。
低いレベルの話(テキストのレベルではない)をすれば、全ての単語の意味をわかるようにしておくとか。も
ちろん自分が辞書で調べるような単語を生徒様に教えるわけがないけど、一応は
調べておかないとな、という感じになる。それがある程度のレベル以上の長文に
なると、どうしても作業量が多くなる。ふだんの城南では短文系の講義しかやっ
ていないから尚更そう思う。
だからと言って、テキストレベルやその内容で時給に差をつけるというわけに
はいかないだろう(そんなことをしたらキリがなくなる)。難しいところだ。
予備校講師の対策としては、できるだけ下位クラスの、しかも短文系授業だけ
の担当になるように日ごろから根回ししておくことが必要かもしれない。でも、
下位クラスばっかりやってると「使い捨て」にされるのも事実なんだよな。おっ
と書きすぎ(^_^;)
日記に戻って、さっきの最難関のテキスト。
あっけなかった。これ、簡単すぎるんじゃないのか。あるいは、量が少なすぎ
るような。全文を音読して全文を構造解説して全文を板書して全文を和訳して全
文を・・・とやれば時間が潰れるような気がするが、それじゃあサギだよな(笑
)。第4講以降の長文が易しくて、かえって前半の、特に第2講あたりのゴイ問
題のほうがキツイ気がする。
夕方5時過ぎ、とりあえず全講座の全問題を解き終わった。
これから細かいツメをやって、場合によってはプリントを用意して、さらに細
かいツメをして準備が完成することになる。つまり予習の山場は完全に越えたわ
けだ。
エアコンのスイッチを切って、いつも通りの夕食。
茹でたアスパラ、ナスの酢の物、スルメイカの刺身、レタスとチーズのサラダ、ちょっとだけ焼肉、定番の納豆、うますぎるビール。生活にゆとりが出てきて、ラクなことはラク。きっちりとリセットして夏を迎えないとね(^^)/~~~
追記:エッセイ208「グリアテ・スイカ問題」をアップしました。 |
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