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休日は休むに限らず |
9月1日 |
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7時半に起床は心地よい寝坊だ。
15分ほどTVに向かってハァハァして、代わり映えのしない朝食を済ませて9
時前から予習。
毎年のことだが、学期始まりはイロイロな調整がある。
もちろん講習前と違って全てを準備する必要はないが、最初だからこそテコ入
れをしておくべきことがたくさんある。最新の入試問題(旺文社の入試問題正解
)を手元において、どこを拾うかどこを捨てるかを検討する。
僕が勤める2つの中堅予備校の講師と大手予備校講師との違いは入試問題の造
詣である。
以下は自戒も含まれるが、中堅予備校の講師は入試問題の研究レベルが低すぎ
る。他科目ではあるが、講師の質問対応を見ていると大手と兼任している講師は
最新の(←ここが重要)入試問題の裏づけをとった話をしているのがわかる。も
ちろん生徒様にはそんなことはわからない。本当のプロは目に入らない効果を求
めて仕事をするものだ。負けていられない。11時まで没頭。今日は雨だ。
昨晩の鶏ツクネの残りでチャーハン。
ネギの青い部分を使えるのもチャーハンならでは(入れすぎるとマズイよ)。
さてさて更に予習するか・・・と思ったら、朝からの腹痛が治らない。いわゆる
「しぶり腹」の状態で、えーと、まあビロウな話をすると・・・。
「サワヤカな秋のスタートに、しぶり腹のネタですか! だいたい、先生はビロ
ウって漢字で書けるんですか!」
そりゃもちろん、尾籠、でしょ。
そりゃもちろん、PCなしでは書けないわな(・_・;)
腹に力が入らないことを言い訳にして読書。
『青空の休暇』辻仁成を読了。
真珠湾攻撃を経験した元パイロットがその50年後にハワイを訪れ、当時の青春
と今は亡き妻を取り返そうとする長編小説。ヘンな要約だけど、そういうことで
す。
今回も辻の小説にはがっかりさせられた。
デビュー当初から詳細設定に凝る小説家ではあるが、21世紀になってからの作
品群ではヤリスギが目立つ。10年ぶりに再開した戦友たちとその翌日にハワイに
行くことになるというのも無茶苦茶な印象を与える。あるいはカタコトの日本語
を操る日系3世のセリフ。
>イエガラ? ウジスジョウ、でしたっけ・・・
「カタコト」程度の話者が「氏素性」なんていう複雑な言葉を使うだろうか。
もちろん著者にはその考えがあってこういう設定を用意するのだろうが、こん
な不自然なことをする必要はない。
この小説で著者が描きたい(と思われる)ことは「青春の喪失」であり「妻へ
の悔恨」であり「諦観の放棄」であろう。
そういう重いテーマがきちんと用意できる作家なのだから、仕掛け作りに熱中
しないでテーマだけ突っ込んで描いてくれればいいのにと思う。小説的仕掛けと
いう虚飾がない、例をあげれば『冷静と情熱のあいだ』のようなシンプルでパワ
フルな小説を書いてほしい。何のかのと15年近く、彼のほとんどの小説を読んで
きただけに残念だ。早く、あの輝きを取り返してくれないものか。
1時過ぎても雨は止まず、腹痛は治らない。
しょうがないので作業的な予習に切り替える。実家で夕飯をご馳走になろうか
と電話するが、留守。ううん、お腹が痛いよう。
3時過ぎに雨が小止みになった。
急ぎ食材の購入へ。長袖を羽織ったのは2ヶ月ぶりくらいか。
帰宅する直前に雨が強くなる。
ポストには城南予備校から「2学期テキストのコピー」が到着している。2学
期スタートは8日で、テキストは4日発送とか。僕は月曜なので11日スタートだ
から問題ないが、そういう話でもあるまい。
このネタは何度も書いているよなと過去日記を探ってみた。
なんと、今日で3年連続(一昨年はここ、去年はここ)で書いている。つまり
3年かけても何も改善されていないのである。城南の偉い人がこのHPを覗いて
いることはとっくに調べ上げてあるのはヒミツだが(笑)、まあこの調子だから
株価が下がるわ離職率が高いわというのは「むべなるかな(古語=そうだろうな
、の意味)」である。
大学受験無知の現役生が12月になって「センターって、何
を対策するんですか?」と質問してくるようなもの。時間意識の欠落は受験にと
っても仕事にとっても致命傷なのだ。
もっとも、ほとんどのサラリーマンは無能であるがゆえに薄給で満足するとい
うミジメな愚民であるからやむを得ないか(あくまで、ほとんどのと断っておく
けどね)。
でもさ、これじゃあいつまで経っても2流未満予備校って言われてもしょうが
ないよね。ちょっと考える必要はあると思うよ。どこかの匿名掲示板で城南批判
をしているボケナスと違って、僕は実名で真剣に書いているんだから少しは意図
を汲み取ってほしいよ。いい授業にはいい準備が必要なんだから。
日記に戻り、まだ夕食には早すぎるので桃をオヤツにする。
まだ腹はギュルギュル言っている。軽くPCに向かってからプールはパスして
夕飯の準備(しぶり腹じゃないのか?)。
・一昨日の「黒そい」のアラ煮付け
・特売高級牛肉(山形牛)の焼肉
・キャベツと大葉とミョウガの浅漬け
・冷奴
・茹でインゲン
・他、常備菜
というところ。
アラ煮付けは昨日の残り物。醤油の量を加減して、浅めに煮るのがポイント。
牛肉は少量でいい。高い肉は火を通さないほど旨い。
浅漬けは香味野菜、つまり大葉やショウガを少量でいいから加えるといい。
冷奴は薬味を2種類用意すると高級感が出る。今日はオカカと青ネギ。
インゲンはアルデンテ一歩手前で引き上げ、オカカと練り梅で和える。
今日の常備菜(語義矛盾)は塩ウニとキュウリ。
まだまだ予習は終わらない。
しかし夜になればワインと本で楽しむ。5連休ということでリーマンは嫉妬す
るかもだけど、ちゃんとメリハリつけて仕事をしているからくつろげるのですな
(^^)/~~~ |
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