予備校講師でわるかったな!





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エンターテイメントの場所 9月20日
  8時前に自然に目が覚める。
  空気が乾いた秋晴れ。まだ6時間も寝ていないけど、布団も洗濯物も干せるの で喜んで起きる。いいよね、布団干し。

  9時過ぎから予習。
  しんねりムッツリと進める。短文問題系だとチャキチャキ進むが、長文なので じっくりやる。どうせ授業では説明しない単語だとわかっているのに辞書を引い たり、和訳をチェックしたり。読書のように「まあ適当に」と読むわけにはいか ない。

  11時過ぎに昼食。
  味噌味でタンメンを作ったら素晴しいデキ。使い残しのハムとキャベツと玉ネ ギとモヤシを炒めて、仕上げに白ネギの輪切り。しかしラーメンという料理には 間違いなく「マジックタッチ」が必要だと痛感する。奇跡なのでめったに現れな い一瞬の冴えがマジックタッチ。練習だけで養える能力ではなく、たぶん才能が 多分に作用する。つまらないゴロあわせで申し訳ない。


  午後はプール900メートル。
  乾いた空気の中で泳ぐ感触は最高だ。体重も64キロを切っていい感じ。何度も 、そしてこれからも書くように、僕は頻繁にメシを食べる人間なので、体重が増 えないのはそれだけ運動・消耗しているということになる。大量摂取→大量排出 は精神面だけではなく肉体面でも気分のいいことだ。

  2回目の昼食を駅構内のカレーで済ませてから市進市川校へ。
  例の「攻略センター英語」の申し込み状況は好調だと聞く。昨年度は締め切れ なかったので今年は何とかしたい。そうだ。ここで『デスノート』作戦を展開し よう。以下に会員番号を無作為に記す。該当した生徒様が申しこまなかった場合 、確実にセンター試験で失敗する・・・。

  では発表する。


8800・・・・

  冗談はともかく、くどいようだが詳細は「ここ」の過去日記で。

  ところで、『デスノート』の作者だか原作者は逮捕されたそうですね。しかも 、刃渡り7センチ(だっけ?)のナイフ1本で「銃刀法違反」とかで。
  あれはどう見ても別件逮捕(=別の容疑があるが確証がないため、微罪を理由 に逮捕して調べ上げること)でしょうな。狂気に才能が宿り、また同時に才能に 狂気が宿るというものよ。


  記述対策ゼミ。
  テキストに不備があって、第7回授業の「差し替え問題」を配布する。どうい う不備かというと、本科Qクラスのテキストと同じ問題が掲載されていたのだ。 市進予備校に代わって教壇に立つ僕が平謝りする。

  他にも、この講座は初回授業前に差し替え問題を配布している。
  同じくこのテキスト掲載の「添削問題」が通常授業Fクラスのテキスト問題と 同じだったということ。つまり、たった12回の授業分のテキストで、差し替え問 題を2回も配布するというサービス業にあるまじき失態。

  どこに問題があるか?
  解答は単純で最初のテキスト作成段階のミス。どの問題をどのテキストに使っ たかを管理していないから、こういう凡ミスが生じる。仕事をちゃんとやらない (またはやる気のない)馬鹿なサラリーマンの無様な仕事の典型である。

  事前のチェックで防げるミス。
  しかもそのミスで他の労働者(現場スタッフ、事務スタッフ、講師)が余計な 労働に時間を割かねばならなくなる。言い換えれば、「その時間でできたはずの 仕事」が失われる。労働時間が無駄に失われる。つまり経営効率が下がる。

  もちろん時間外労働をする講師が一番損をするのだが、それはむしろ問題では ない。
  必要のないことに雇用者の時間を使わせているのだから、企業が一番損をする 。まあ、サラリーマンの9割は得意技が忍耐という程度の無能だからしょうがな いのだろうがね。生徒数が減る原因は僕を筆頭とした講師に原因があるのは認め るが、こういう「テキトー」な仕事ぶりが、意識しないうちに生徒様や世間に伝 わっていることを自覚する必要がある。あくまで自戒を含めて書いているのだが 。

  こういうことを書くのは僕の個人的な立場を悪くするのかもしれない。
  しかし、年配の人間が若い人間に失敗の原因を伝えるのは大切なことである。 じっさい、この日記のあちこちで僕はミジメな自分の負け姿を丁寧に描いている 。あくまで自虐的なエンターテイメントに仕上げてはいるが。
  利己や保身を考えるようになれば、自己の腐敗が待っている。僕は僕を腐らせ たくないし、生徒様も未来の日本も腐らせたくない。所属する市進も(もちろ ん城南も)腐らせたくはない。


  古文講師Sに本八幡ラーメン事情を質問する。
  2軒ほど教えてもらうが、「確かに、極めて旨いという店はないものですね」 とのこと。さらに「どうせ男らしくないんでしょうが」と前置きされてから、「 つけ麺ばっかり食ってます」とのこと。

  訊けば「アツメン」というシステムもあるらしい。一度冷したメンをお湯につ けてから供されるらしい。
  だったら初めから茹で立てを食えという気もするが、「食感がどうの」と言う のだろう。そこがオトコらしくないんだッ! 男は黙ってタンメンを食え!


  休み時間に生徒様♀から貢物。
  田中麗奈が表紙になっているフリーペーパー。ありがとう。今度は宮崎あおい もよろしく。アイシティの広告しかゲットできていないので、ポスターなど希望 。でもやっぱり麗奈は美人になったよなあ。恋人なら麗奈、嫁ならあおいか。向 こうがどう思うかは知らんがね(^^ゞ


  帰ろうとしたら生徒様♂の相談。
  ついでに雑談する。秋田にある某大学に日帰りで行ってきたという。オープン キャンパス。日帰りって、あんた。

僕「秋田まで3時間じゃ着かないだろ」
♂「4時間です。7時に東京を出て、大学に着いたら12時でした」
僕「それからオープンキャンパスに出て・・・」
♂「いろいろあって、7時過ぎの新幹線で帰りました。家までは終電近かったで す」
僕「サラリーマンでも、日帰りは仙台までだぞ」
♂「そういうもんすか?」
僕「片道4時間、フツー無理だろ(-_-;)」

  お土産をくれるという(ありがとう)。

僕「ハタハタ(魚の一種)はまだ旬じゃないよな」
♂「いやいや(知らないっす)」

  茶碗だという。

僕「おお、秋田蕗(あきたふき=有名な焼き物)か?!」
♂「いや、そういうんじゃなくて」

  秋田の方言が書かれている。
  『がっこ=漬物』とか何とか。知るかっつーの。

「なんつーセンスのないもんなんだ、これは?」
♂「ひ、ひどい! せっかく買ってきたのに・・・」
僕「そりゃありがたいけど、もう少し何とかならんのか?」
♂「先生なんか大嫌いだぁ!」


  一部フィクション。
  何もかも本当のことを書いては、エンターテイメントではない。どこが本当の ことなのかを判断する権利は読者様にあるのだよ(^^)/~~~


追記:「一話一膳」の『なめろう』をアップしました。
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