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きっちり予定通り 10月5日
前記;市進生に連絡:定例情報が「ここ」の過去日記にあります。

  7時に目覚める。
  6時間睡眠か。二度寝しようかするまいかと悩みながら冷蔵庫を開けるとヨー グルトを切らしていた。ああ。ヤクルト・ヨーグルトは僕の大切な2大朝食なの で落ち込む。

  雨はまだ落ちてこない。
  食パンも切らしている。食材の買出しに行かねばならないから、スーパーが開 店する9時まで寝るか? いや雨が降り出すかもしれず、さりとてヨーグルトは ないし・・・とグズグズ悩む。根暗なのかもしれない。


  全てを先送りしようとベッドで本を読んでいたら9時前に眠くなった。
  再び目覚めると10時半。今度はサワヤカな目覚め。まだ雨は降りだしたばかり 。

「さあ、今日も元気な一日! まずはブランチでも取りに出てスーパーで盛り上 がっちゃおうかな!」

と愛車で外出。
  小雨を切って走るナイスミドルの俺が憎いゼ!(ソーウツ病なのかもしれない )


  ランチが始まった直後の洋食屋。
  シャレた店ではなく下品なメニューが並んでいるので今まで入る気もしなかっ たが、この街に住めるのもあと9ヶ月ほど。いい店を見つける可能性はほとんど ないが、失敗しておくのは大切なことなのだよ。
  男勝負の「ナポリタンとグラタン(デミグラスソースがけ)のランチ」を食べ る。ふふふ、予想を裏切らず下品な味、見事な失敗(-_-;)


  気分が晴れているので細かい買い物。
  文具店でマーカーペン(みずいろ2本・きいろ1本)。電気店でパソコンプリ ンターのインク(黒とカラー各2本)。書店で本を5冊。もちろんスーパー。

  帰宅してモリモリ読書。
  『見たことも聞いたこともない』原田宗典を読了。
  この作家は文庫本なら「基本的に買い」にしている。一部に熱狂的なファンが 多い彼の小説の場合は「どうするかな?」と考え、個人的に好きなお笑いエッセ イならためらわず買う。
  タイトルを見て「お、エッセイだ」と思い、目次を見る。

「ガッツポーズ同好会」
「純和風電話機」
「拍手教室」

  このあたりが目に付く。
  確かにありそうでなさそうでないだろうな。「ガッツポーズ同好会」は著者 の出身大学のW大学ならありそうだけどな。

  読んでみたらエッセイ仕立ての小説。
  全11話の最初が「クール床屋」だったので、「あれ、これはいくらなんでもあ りえなくないか?」とは思ったのだが、読み進めてみたらフィクションだとわか った。

  内容としてはもうひと息か。
  細かい具体的な描写や「ありえなさを見つけた自分の困惑ぶり」を描くのが上 手い作家なのだが、それだけにもう少し工夫があってもいいと思う。たとえば「 ひょっとしたらこれは本当かもしれない」というレベルまで内容を落とすとか。 ヘンな小説が好きな人は立ち読みでもどうぞ。


  コーヒーなぞ淹れて一休み。
  HPの作業を1時間ほど。仕事ではないので楽しいひととき。あーだこーだと 自分の脳みその中をかき回すが楽しい。雨は本格的になってきた。ふたたび読書 に戻る。

  『気品の研究』山崎武也を読了。
  こんな本は僕にとって不要なはずだが、教養をつけるために読むのだ。あれ、 生徒様の感想が聞こえる。

「先生は自分に気品があると思っているンですかッ!」

  あるわけないだろうがッ!
  こんなん読んだって気品が増すわけないって俺だって知っているんだッ!

  逆ギレはともかく、真面目に「紳士たるとはどういうことか」を語るエッセイ 。内容は各章のタイトルで想像できるだろう。

・義務を果たす
・目下にも礼儀正しく
・おしゃれは隠れたところに
・ブームに踊らされない

 こんな感じ。ハッキリ言ってありがち。
  そういうことが頭でわかっていて実行できないのが我が愚かさ、という自覚も あるんだよな(-"-)

>ともすればマンネリに陥りがちな毎日の生活を切り換えればよいのである。「 縛られた」状態は嫌でも、自分で自分を「縛る」情況を作り出せば、それは大い なる気分転換であり、それだけに一種の解放感を味わう結果にもなる。

  なるほど。脱「焼きウドン」ということか(違うような気もする)。
  本書を手にした時点で、気品が身につかないだろうという逆説が証明されるか もしれない。特にけなしているつもりはないんだが、結果的にけなしているよう な気もするぜよ。


  5時過ぎにカレーライス(脱焼きウドン)。
  ハンパな飛び石連休のせいで生活リズムが崩れてしまった。この時間に軽食を 済ませて夜中に夕食という曖昧な夜型に戻さなければいけない。

  しつこく読書。
  1ヶ月くらい前に年間読破目標冊数(183冊)を決めた。たぶん人生で今年1 回キリだと思う高い目標なので、かえって丁寧に読むようにしている。文章が自 分のなかに沁みこんでいくように、できるだけ状況を思い浮かべながら。よく読 むことを「味読」というけれど、同時に味わったものを忘れる必要もある。忘れ るためには覚えなければいけない。


  『秘密のミャンマー』椎名誠を読了。
  椎名と言えばエッセイだけでなく旅行記もいい。しかし彼の旅行記を読んだの は3年ぶりくらいかもしれない。

  デキはイマイチ。
  海外旅行記を読むのが初めてという読者ならこれで充分だろう。ミャンマーと いう国を大まかに知るならこれで足りる。しかし別の言い方をすれば、本来の椎 名の旅行記としてはガクゼンとするほどレベルが低い。詳しくは後日のエッセイ で。


  9時半からコソコソ料理。
  1年ぶりくらいに「イクラの醤油漬け」を作る。イクラが旬だけあって確実に 旨い。皮がプリプリしている。
  メインはまたまた実家で頂いてきた中トロの刺身。サクを切るだけなのでこれ は料理ではないが。
  嫁に食わすな秋ナスビ、嫁はいないぞ秋ナスビ、の炒め物。このネタは前にも 書いたなあ。
  他には水菜・キムチサラダだ納豆だといつものように。

  無事に読書と旨い夕食の休日を迎えることができた。では。


追記:「健志、英語を語る」中級文法編『比較その2』をアップしました。
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