各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
ポテトサラダとパクリ疑惑 |
10月8日 |
|
前記;市進生に連絡:定例情報が「ここ」の過去日記にあります。
昨晩、日記をアップしたあとで封書を開けた。
開けないと読めないだろという独りツッコミはともかく、またまたマンション
屋から。
「おいこら、先月末締め切りの代金払ってないだろうがッ!」
と書いてあった。あれま、ウッカリしてた。
これは第1回目オプション購入の代金。ええと、まあだいたい我が月給くらい
の金額ね。ちなみに第2回目分も同じくらい(これは年末締め切り)。どうやっ
て払えばええねん・・・
どうする? アイ×ル〜?
などと悩んでいたら泥酔するまで呑んでしまい、3時半就寝。チワワに魅せられ
て命を担保にしないのがポイントだ。
6時半に起きる。
洗濯物を干して、ウーロン茶を作り、作りおき用の耐熱ガラス( pyrex glass
)容器に入れる。はい、2度寝へゴー!
10時起床。
TVで将棋を観ながら読書。
『村上春樹イエローページ1』加藤典洋を読了。
春樹の解説本はあまり読まないようにしている。文庫や新書になることが少な
いし(文芸評論だからな)、内容もつまらないことが多いからだ。しかし本書は
珍しく文庫になった1冊なので、たまには宗旨替えということで試してみた。
大学教授である著者が自分の担当するゼミで扱った内容をベースにして、『風
の歌を聴け』から『世界の終わり・・・』までの4つの長篇を題材にしている。
『世界』を除いて、小説中の時間の流れ方について書かれている内容が面白い
。春樹の小説の不思議なところは時間軸の置きかたではないかと何となく考えて
いたため(ヒマな人はここのエッセイを参照)、ふ〜んこういう考え方もあるん
だなあ、というところ。もっとも、春樹の小説をかなり深く読み込んだという自
信のある人しか読者に選ばれないとは思うが。
ところで、ノーベル文学賞の発表は今月の12日か19日らしい。
日本のメディアでは村上春樹の受賞があるかないかという報道がある。ノーベ
ル文学賞へのステップレース(賞、か)と言われるフランツ・カフカ賞(チェコ
)を受賞したからだ。日本人の文学賞は大江健三郎以来ということで期待が高ま
るようだが、地域的な「回り持ち」という面もあるので今回は無理かなと思って
いる。
詳しくは受賞後に(?)エッセイにする予定だが、春樹は海外で最も評価が高
い日本人作家であるらしい。
大ファンといって差し支えない僕に言わせれば、ノーベル賞を取るならもう1
つ評価の高い作品が欲しい。25年間で積み上げてきた少ない作品のレベルの高さ
は充分に認めるが、世界最高峰に輝くには another one が必要だと思う。すでに
その資格はあると思う一方で、更なる決定打が欲しい。おそらく今は長篇を書い
ているだろうから、来年の今頃には発表されているかもしれない。
お昼過ぎにスーパーへ。
風がやたらと強くて玄関のドアが開けられないほど(開けたが)。目ぼしい食
材は見あたらず。ヒマだからちゃんと料理でもするかね、と帰宅。
もそもそと予習。
自分なりのペースではあるが、好調とはいかない。2時過ぎに昼食。いくら丼
。醤油漬けにして4日目だから、今日あたりに「賞味期限切れ」と考えての行動
。うまい。やはり一手間かけて寿司飯にするのがいいのだろう。
夕飯用にポテトサラダを作る。
3年に1回くらいしか作らないからレシピを忘れる・・・なんてことはない。
だいたい、小学校2年生くらいでも作れるんじゃないか。手間をかけるだけとい
うのは料理の初歩ってことだ。読者の7割を占める若奥様のために簡単にコツを
紹介。
・嵩が増えるので月末などの金欠時に有効
・ハムは安物でOK
・玉ねぎは必ず入れる
・味付けは塩コショウを基本とする
・マヨネーズはイモが熱いときにからめる
・ニンジンを入れると彩りが良い
夕方も予習を続ける。
どうもはかどらんなあ。重たい長文が続くせいもあるのだろうか。ときどき読
書に逃げながらという態度も良くないのだろう。受験生は真似しないようにね。
7時でギブアップ。風呂→夕飯。
ポテサラは完璧に近いデキ。
問題はたくさん作りすぎたことで、ガールフレンドに電話して食べてもらう
べきだろう。リンリン。
「ポテトサラダは好きかい?」
「ええ」
「作ったんだけど、僕一人じゃ食べきるのに一週間はかかるな。食べにこないか
?」
「悪くないわね」
「いいね、一時間で来て。もし遅れたら全部ゴミ箱に放り込んじゃうよ。わかっ
た?」
「ねえ・・・」
「待つのが嫌いなんだ。それだけ」
妄想の会話(しかも盗作)は適当なところで切り上げる。
他にはシシトウとナスの中華炒め(とんでもなく美味)、サンマの刺身(旬の
味)、湯豆腐(ワケギたっぷり)、キュウリとキャベツの浅漬け(定番)など。
金欠なので野菜中心ということだ。秋の夜は、更けていく。
追記:パクリは村上春樹の『風』です。電話をかける相手がいないところに俺様
の問題点があるのだなあ(^^ゞ |
|