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新境地(を目指して) |
12月15日 |
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無事に休肝日を達成できた。
つらかった。眠れないのである。夕飯は7時ごろに食べたから、10時には空腹
なのである。もう食べてはいけないのである。もちろんまだ眠くないのである。
そして眠れないのである。以下繰り返し。
結局2時過ぎに寝たはず。
「酒を飲むと眠りが浅くなる」というけれど、本当だろうか。飲まなくても眠
りが浅くて何度も目覚めた。そのわりには9時前に起床。しかしこれって、酒の
問題じゃなく睡眠障害なんじゃないか。
年賀状を書き終える。
ポストにはまだ「年賀状専用枠」が作られていないころだっけ。去年もこのあ
たりのタイミングでポストに持参して「ないじゃん」とブーたれた記憶がある。
「ブーたれた」というのは文句を言うことです。放置して投函を忘れないように
注意だ。受験の英語で言うと、
Takeshi, remember to post them.
となる。わりに特殊な状況のような気がする。命令文なので「動詞に3人称単数
の s がないじゃん」などの苦情メールを寄こさないように。「自分に命令するの?」も以下同文。
軽く読書。
『同じ年に生まれて』小澤征爾・大江健三郎を読了。
指揮者の小澤と作家の大江の対談集。ともに1935年生まれ。音楽と文学を究め
た(かどうか知らないが)2人の対談なので読解が非常に難しかった。音楽を語
る文章を読んだ経験と、大江の小説を読んだ経験が少ない僕に責任があるのは確
か。
大江の語りが比較的(あくまで比較的程度だが)わかりやすい。
>(前略)あなたが「音楽する」と言われていたけど、音楽を通じて生きるとい
うわけですね。バッハが作った音楽を、いま生きている人間として生きて見せて
くれるから僕たちは感動するんだと。聴衆は、演奏家に介添えしてもらって、自
分もその音楽を生きることができる。だから古典が演奏会でいつも生きている。
>音楽の場合は、いい演奏家が演奏してくれれば、僕たちはその場で教育を受け
られるからいいんだけど、文学の場合は、演奏会に行くわけにいきませんし、「
こんにちは。ちょっと僕の名人芸で小説読ませてください」と言ってくれる人は
やって来ませんからね。自分を教育しなきゃいけない。
音楽も文学も芸術であることには変わりがなく、創作者たちが感じたものを大
衆に伝えようとする。しかし大衆がそれを受け取るには、それぞれに異なる受け
止め方が必要だと言っているのはわかる。
逆に言うとそこまでしか僕には理解できない。文字ギッシリの対談でしかも難
解、特にオススメするわけにもいかないけど、音楽か文学に興味のある人は挑戦
してみて下さい。わかる人にはよくわかる名著なんだろうなあ。
こりこり予習。
ずいぶん時間が余るな。遅めの昼食には中華弁当を使う。水やケチャップやハ
チミツといった保存の利く食品を買う用事があり、その手の買い物専用のスーパ
ーで買ってきたわけだ。あ、生鮮食料を買うスーパーと使い分けているってこと
ね。まるで主婦だな。
市川校で授業。
この講習から、つまり一昨日から意識的に授業の進め方を変えている。キーワードは conductor =指揮者である。なかなか説明が難しいので
詳しくは後日に譲る。単なる備忘録として「指揮者」というコ
トバを日記に残しておくだけのことだ。
さてこう書くと、 「おいおい、さっき読み終えた本にもう感化されたのかよ」 とい
うツッコミがあるかもしれない。
言いにくいことを言うが(でも言うのだが)、そうではない。なぜなら、小澤
氏の発言の意味がつかめないことが多かったんだもの。情けなや我が知性。
あるいはこう書くと、 「えー、夜中に読んでるマンガ『のだめカンタービレ』に影響うけてんじゃない
の〜、たーんじゅーん」 という意見があるかもしれない。
ハッキリ言うが(言いたくないが)、
生徒はスルドイ指摘をするな
な、わかったかい?(-_-メ)
新たなる挑戦。
それは2日連続の休肝日である。理由は簡単で健康のため、なんてわけはなく、単純に明日は忘年会があるからだ。わかりにくいか。つまり今日は食材を買っても、明日は外食だから使い回しが利きにくいということである。
理由はもう1つ。
当然のことだが、酒を飲まないと夜が長く使えるのである。特に忙しいわけではないのだが、今まで毎晩(←文字通りなんだよな)呑んでダラダラと時間を使っていたことが判明したのだ。
いやもちろん、それはそれでいいことである。
真剣にハードに過ごした1日の終わりを酒で緩めるのは大人の権利である。しかし、少なくともこの1週間ほどは授業がほとんどなく、予習などのタスクも非常に少なかったのだ。そのうえ3日連続泥酔などという愚行に及んでしまったことを反省しているのである。
とまあ、何かと言い訳というか説明が多いのはヒマだからである。
酒を呑まないからである。いつもなら「日記なんざサクサク書いて(もっと呑もう)」と思うのだが、そのお楽しみがないのである。つまりイライラしているのである。まいったなあ、本当に休肝日にできるのかなあ。
日記に戻り、夕飯も弁当を使う。カキフライ弁当。
しかし、普通の独身男性は本当にこんな食生活をしているのかね。体調おかしくならんのか。夕飯と言えばご馳走を1品用意して、野菜なども取り揃えて楽しく栄養とアルコールを摂取するべきではないのか。いや、アルコールはいらないのか。
さて城南の予習が終わった。
何しろ夕食後に予習ができるのだから(時間が余っているにせよ)、ずいぶんとハカドルはずである。今日仕上げたのはEXクラスだ。
なんと言いますか、英文長いすね。
まったく面倒くせえなあ・・・なんて言っちゃいけないけど、生徒様も講師も同じことを思うはず(まともな講師は言わないはずw)。それはいいとして、内容がすごいね。
「マクドナルドのポテトはなぜ旨いか」
「グランドキャニオン、すごいっす」
「古代オリンピックも八百長ばっかりだ」
「ピグミーチンパンジーって、人に似てなくない?」
とか何とか。どーでもいいっつの(-_-;)
少しは生徒様に予習の手引きでも。いくら何でもこのまま終わらせたら生徒様もひくもんなあ。
・特に第3講以降の「なげー・・・」長文は、きちんと設問を読んでから「どれだけ読めればいいか」を考えて解くこと。
・第6講は文系の場合、ニュートンの第2法則「F=ma」で腰が引けるが、入試の英語なので文系 or 理系は解答には関係ないことを銘記すること。
全体としては、「ちょっと長めで単語や精読が難しめの部分はあるけど、答を出すための方針が立っている人にはちょうどいい」というトコかしらね。手引きここまで。
さて寝る前に本でも読むか。
ワインに手が出る前に消灯できるかどうか、注目の結果は以下次号!
追記:エッセイ228「最近はこんな読書20」、同229「同21」をアップしました。 |
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