予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

3割では少ないかも 5月3日
  4時半起床。
  なぜか目が覚めてしまったため。用事がないときこそ早起きになってしまうも のだけど、ちょっと早過ぎるよ。


  朝食を取ってからメールの返事。
  昨日の日記でアサヒビールのヘンなオブジェについて書いたら、卒業生♂(大 学3年生)から「アレのかたちをしているアレって、これですよね?」と画像つ きのメールを頂いた。

>「男×器」としか思えないんじゃないでしょうか?w
僕も、「黄色い」がなかったら勘違いするところでしたし。(汗)

  そうかなあ。そうかあ?
  確かに千葉県に住む高校生の場合、「これ」(某建設会社のHPにリンクして います)を見た経験がないかもしれないが。わざわざ浅草なんて行かないだろう し。これは僕が大学生になった頃に完成したみたいだから、あるいは僕にとって インパクトが強かったのかもしれない。昨日書いているときにもそう考えたし、 悩んだ。


  新聞を読むと、やたらと憲法関係の記事が多い。
  某M日新聞の見出しに驚く。

>改憲賛成51% 反対19%

  さて、僕は何に驚いたのでしょうか

  僕の意見が「反対」であるがために、「賛成」が半数を超えたことである、わ けはない。
  当たり前か。自分の意見が少数であることに不満としてのオドロキを感じるほ どウブでもないし。この数字は、「わからない」と「無回答」が30%であったこ とを示している。では、その事実の何に僕は驚いたのでしょうか?

  そんなにみんな、改憲に関して明白な意識があるのか、ということ。

  日本国憲法のことを、なんと7割の人間が知っているのか、というオドロキで ある。
  憲法について、人は何を知っているだろうか。言うまでもないが全文を暗唱す るというレベルではなく、内容に関してどの程度の認識があるのか、という疑問 だ。まあ、普通に最初にアタマに浮かぶのは第9条の「戦争放棄」であろう。戦 争をしないことと、交戦権を日本は持たない、くらいだよね?

  ちょっと恐いので調べてみる。
  政府のサイトから引用します。

>第9条
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動 たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段として は、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国 の交戦権は、これを認めない。

  一応あってますね(^_^;)
  さてここで本当に驚いたことは「この条項以外の憲法について、この70%の人 々はどこまで知っているのか?」ということだ。たとえば、その70%の人々のう ち、「国民が有する義務」の3種類全てをきちんと言える人はどのくらいいるの だろう、という疑問だ。

  オロカなる僕とは違って、ちゃんとイロイロ考えた上で意見を表明しているの だとは思う。
  でも何となく、今回の改憲論議についてはこの第9条のことだけが注目されす ぎているんじゃないか、という恐れを感じたわけだ。まあ、改憲に対して意見が あるのは良いことではある。それを否定しているのではない。で、3つの義務は わかりますか? 「てにをは」なんかどうでもいいから、3種類ですよ。


  冬物の洗濯。
  セーター2枚。洗濯機の中をのぞくと、恐くなるほど汚れている。室内着だと 思って洗わなかったからなあ。人間は常に汚れている生き物であるわけね。いい 天気。しかし早起きすぎたのか眠くなって、8時から2時間ほど昼寝。どういう 生活なんだ。

  起床して早めの昼食。
  一昨日のチャーシューで焼きソバ。タレを味付けに使ったが、まあ普通の味。 昼寝前に干しておいた、半乾きだった昨日の洗濯物は乾いた。今日の洗濯物を干 してから外出。あ、セーターは直射日光の当たらないところで干すように。これ を「陰干し」と言います。理由は不明。


  スーパーを済ませて、いったん帰宅してから出直し。
  千葉県某所で家族の1人と落ち合って、彼の旅行土産を受け取る。瀬戸内海名 物「ままかり」。しかしワシ、こんなものを受け取りに外出するほど暇なのか?
 ヒマなのだ。

  ついでに移動して某デパートの地下へ。
  2回目の昼食を買うつもり。連休真っ盛りで混雑してるんだろうな〜と行った ら、そうでもない。あれあれ、みんな高速道路の大渋滞に捕まっているのか。そ れならばレストランで飯を食うかと移動。するとこっちは混んでいる。どっちな んだよ。意外に都心は空いているかもしれないな・・・と思いながら再び地下に 降りて(本当にヒマだな)弁当を買う。
  何とかピラフとオムレツ。帰宅して食べたら美味。


  やることねえなあとヒミツの花園を1時間半。
  布団も洗濯物もよく乾いた。疲れたので読書。

  『先達の御意見』酒井順子を読了。
  ベストセラー『負け犬の遠吠え』に関する対談集。対談相手は内田春菊、瀬戸 内寂聴、田辺聖子といった「負け犬の先達」が中心。もっとも、本当の負け犬ばか りではない。

  結論を先に書くと、本書はあくまで『負け犬の遠吠え』のサブテキストである 。
  言い換えれば『負け犬』を読んでいないと面白くないだろうし、『負け犬』が 面白かった人は本書も面白く感じるだろう。なお『負け犬』に対する僕の感想文 は「ここ」のエッセイを参照のこと。

  香山リカとの対談。
  負け犬からの脱出方法としての「いびつ婚」を香山は提案する。女性にとって の年下とか外国人との結婚である。

酒井:そういう下僕欲求あります?
香山:私は全然ない。
酒井:私も。圧倒的に経済力や年齢が下の人をかわいがれる才能があればまだし も婚姻関係って結べそうな気がするんですけど、私は自分より上がいいと思うか ら、ダメなんですよね。
香山:前、よく言っていたのは、年下とか、ガテン系とかの男しかない、という 話(笑)。(信原注:自分が書いた)本を読んで、ちょっと今回はイマイチだよ ね、とか言われたらすごい嫌だって。
酒井:殺す(笑)。

  これはかなりくだけた会話の一部だが、えもいわれぬ負け犬のイヤ汁がしたた る様子が鮮やかに語られる。
  『負け犬』を読んで面白くないと思った、あるいは不愉快に感じた人は「実は こういうことだったのか」と再評価ができるかもしれないので立ち読みでもいか がかな。僕としては非常に面白かった。


  それにしても実に休日らしいというか、何もしてない一日だなあ。
  夕飯はウルメイワシの刺身、厚揚げとシシトウとシイタケの煮物、前述のまま かり。「ままかり」は小さなイワシの酢漬けで僕の好物の1つ。ご飯をついつい お代わりしてしまうほどオイシイことから命名されたとか。「まま」はご飯で、 ご飯を刈るってことです。

  熱燗は熊本の『美少年 火炎純米』。
  なにが火炎なのか不明だが、スッキリとした味。気持ちだけ辛いような気もす る。続けて呑みたいというほどの味ではないかな。やはり九州は焼酎の国なんだ ろうか。

  まだ8時半だ。
  まだまだ休日は続く。ところで生徒様の皆様、「公約」の1日10時間勉強は体 験しましたか?


追記:エッセイ253「最近はこんな読書23」をアップしました。

diary 日記  
これまでの日記はコチラ