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人生の選択肢 5月14日
  8時半に着くには8時前に出なければならない。
  しかし8時を少し過ぎたところで外に出れば小雨。コートを着て愛車にまたが れば「暑いな」と思い、もう遅刻でいいやといったん家に戻ろうとしたら家族2 人が言い争いをしていた・・・という夢で4時過ぎに目が覚める。


  パソコンを開けてメール。
  ミクシィがらみでちょっとしたトラブルがあったためフォロー。ミクシィは仮 面舞踏会みたいなもので、ルールを守らないと面倒なことになる。公開されてい てなおかつ閉鎖されたウェブ空間だろう。今の時点では判断ができないが、好感 は持っていない。あまりクビを突っ込まないようにしよう。

  しかしまだ4時半。
  新聞も来ていないかもしれないしと寝床で読書。もう外は明るい。

  『どこへ行っても美味珍味』渡辺文雄を読了。
  食に関するエッセイ集。どこかに行って何かを食べた話もあれば、回想記もあ るし、日常的に食べている食材の話もある。結論は、平凡。

  およそ食べ物の話題は話すのも読むのも面白いものだ。
  「どこそこのあれはまずかった、ビックリした」というのも良いし、旨いもの を食べた自慢話ですら楽しい。しかし本書を読んでいると、なんとなく感じるこ とがあった。どこぞの世間知らずのボン(お坊ちゃん)がちょっと広い世界に出 て、「わー世界って広いなあすごいなあ」と言っているような感じ、とでも言う のか。具体的にどこがどうしてそうなのか説明できるわけではないのだが。

  著者は故人で、俳優とのこと。
  著者紹介の顔写真を見て「どこかで見たような?」と思って調べてみたら、『 おもいっきりテレビ』だった。そう言えばそうだったかな。あるいは読者によっ ては「これはなかなか面白い」本なのかもしれない。かなり偏見に満ちた感想文 で申し訳ない。


  6時過ぎから2度寝。
  気がつけば10時過ぎ。結果的に8時間睡眠になったのか。ネットで将棋の朝日 オープン第4局を観戦しながら行動。11時から2時過ぎまでヒミツの花園。布団 が干せない程度の晴れ方。朝5時に干した洗濯物は十分に乾いた。

  大学3年生になる卒業生♂からメール。
  今春からカナダに語学留学中とのこと。勝手に引用。

>今は一日を通して英語での会話が6割、日本語が4割くらいですかね。今ほど V検がんばっといて良かったと思うことはないです。
pull my leg なんて人生で使うことない言葉だと思ってたんですけどねww

  まあ普通は「人生で使うことはない」だろう。
  日本に住む人の99%くらいは英語がなくても生きていけるのだから。英語がイ ヤでイヤで仕方がない高校生も多いだろう。それでいいのである。受験というゲ ームで使う道具だと思ってかまわない。英語を必要としない人生のほうが割合が 高いのだし、英語から逃げても人生の選択肢が少し減るだけだ。
  ちなみに、pull my leg は「足を引っ張る」という意味で出題されることはない ので、受験生は確認してみましょう。


  3時前のお昼ごはんは焼ウドン。
  具はキャベツ・ネギ・しめじ・スパム(豚肉の塩漬け缶詰)。まずまず旨い。 将棋は各3時間持ちで10時からスタート(昼休みは1時間)なので、このくらい の時間から面白くなってくる。

  中継は解説画面と盤面中継画面の2本立て。
  しかし朝日新聞の中継はお粗末の一言。更新ボタンを1回押したら猛烈に画面 が変わってしまった。先手と後手が逆になって、5番勝負を2勝1敗でリードし ている羽生選手権者の勝ちの局面になっていて、5分前に更新された画面から40手くらい進んでいる。5分で40手も進むわけないだろ。
  どうなってるんだおいと2ちゃんねるで様子をうかがう。

  対局途中でとつぜん盤面中継画面が第3局に変わってしまったようである。
  今日は第4局の中継である。そんなミスありえるかよ。しかも15分くらい修正 されず。解説画面も相当ひどい。17時15分にアップされた記事が、20分足らずで 削除されてしまった。解説記事はプロによる指し手の予想を掲載するのが普通だ が、あまりに内容が悪かったためだ。ウェブだから自由に削除できるのが利点と いうのは認めるけれど、新聞社の記事でしょうが。

  朝日新聞は来年度から名人戦を毎日新聞と共催することになる。
  こんなミスが出るようでは・・・という声が上がるのも仕方がないだろう。結 果は羽生選手権者の勝ちで防衛。挑戦者の阿久津主税五段は「いいようになぶら れた」と言われかねない結果だが、五段で準タイトル戦に挑戦したのはいい経験 になっただろう。


  6時前のオヤツはキツネそば。
  油揚げが3枚入りなので同じメニューが続くのである。決してキツネそばの偏 愛者ではないのでよろしく。

  ビール前のひと踏ん張りということで原稿仕事。
  もちろん英語に関わるもの。これは珍しくちゃんとお金をもらえるもの。「こ の時期ということは夏のテキストか」と思った関係者はちょっとズレているかも 。種類にも会社にも予備校にもよるけれど、開講2ヶ月前には初稿が出ないと言語系 の科目は厳しい。文字の校正が大変だからね。

  やっている仕事の内容は書かない。
  企業秘密のはずなので。原稿の量と料はあらかじめ決まっている。今まで無制 限に時間と手間をかけていたので反省。今回からはどのくらいの時間でどのくら いの収入になるのか計算するつもり。授業では絶対に本鈴と同時スタート、延長 ナシでやっているのだから、同じようにキッチリやるべきと考えたため。イヤな 大人の事情を書けば時給計算をしていることになる。今日のところは1時間カッ キリ。下調べ程度まで。


  9時に夕飯。
  鶏皮をフライパンで炙ってみた。塩で炙るだけ。実は鶏皮を料理したのは初め て。いつもは肉についたまま食べちゃうからね。すさまじい量の脂が出て驚いた( be surprised → surprise =〜を驚かす)。よく焼いて脂を2回捨てて、レタス でくるんで食べた。まずまず。なるほど、焼き鳥屋さんで食べると脂が落ちて旨 いのだとわかった。

  昨日のキンメダイはアラ煮と塩焼きで。
  どちらも極めてうまい。魚の脂の味は耐えられない。日本酒が進むのなんの。 なお、アラ煮は一膳シリーズ「キンメダイの煮付け」と同様に作る。ただし、煮 る前にお湯をかけて臭みを取ること。煮つける時間は気持ちだけ長めに。


  昨日の日記の展開と似ているが、この日記を書いているときに卒業生♀からメ ール。
  現在は大学4年生とのこと。勝手に引用。


>市進予備校、千葉校に通っていました。夏期講習を過ぎて、秋から先生のクラ スを受講していました。

受験が終わり、志望校3校落ち、滑り止めの××大学×学部に進学しました。
浪人しようか迷い、けれど家の都合も考えた末の決断でした。
そのとき、先生の「大人の決断」が必要なときもある、という言葉と、 社会と世間は偏差値だけで判断しないという言葉が決定打だったと思います。 もう3年以上前のことですが。

先日、第一志望である会社から内々定を頂きました。

ありがとうございました。
感謝されてもなあ、って思いますかね?
でも私にとって、受験から今まで一本で繋がっていると思っています。


  一本で繋がっているのではない。
  彼女の人生の一本の中で、僕が小さな援助をできたことを嬉しく思うだけ。自 分で判断する力のつけ方を教えること。それは僕の目標の1つだ。


追記:エッセイ255「ゴイ貧弱を克服せよ1」をアップしました。

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