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オヤわる日曜編 |
5月27日 |
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蚊は何だって夜に元気なのか。
4時半に足の2箇所ほどを刺されて目覚める。足が痒くて目覚めるなどという
目覚めがあるものか。薬を塗ってベープマット(じゃないけどそういうもの)を
点火(これもちょっと違うか)する。暑いので窓を細く開け、タオルケットを押
入れから取り出して根性で寝る。これ以上の睡眠障害には耐えられない。
9時半起床。
また眠りが浅かった。そのくせ夢を覚えていない。珍しく朝食に味噌汁を作る
。具になる食材が多かったため。玉ねぎ、キャベツ、シイタケ、油揚げ。なかな
か旨い。油揚げの油が野菜になじむからね。風が強いけど晴れている。けっこう暑い。
家事をしながらTVで将棋を観る。
わりに淡白な将棋で森九段の勝ち。長い感想戦で。
「ここで飛車切っていっちゃうのは房総半島だよね!」
暴走と房総の掛詞らしい。実に見事なオヤジギャグ。TVで言うなよ。しかし
、ある程度の年齢になったらオヤジギャグの1つも飛ばせるようにはなりたいも
の。60男が「っていうか?」とか言ってたら不気味だし。
ちょっとした買い物のついでに書店へ。
今年も旺文社の入試問題正解がまだ出版されていない。去年もそうだった。旺
文社に問い合わせたら「5月25日出版」と返事が来たものの、実際に入手できた
のは6月17日だった。早く出せよ。
入試問題正解というのは、その春の入試問題を集めたもの。
業界関係者は「電話帳」と呼ぶこともある。赤本のように特定大学の過去問題
を集めたものではなく、該当年度(今年なら2007年度入試)の問題を幅広い大学
・学部から集めたものだ。学部数にして150近くの入試問題をまとめて見ることが
できる。全ての入試問題を見るなんてことはとてもできないので、抜粋した問題でアバウトに問題の傾向らしきものを知っておくための道具ということになる。
別に最新の問題がベストというわけではない。
でも最新のこと「も」知っている状況のほうがベターでもあるので、イライラ
しながら待っている。ある事情で今年は特に早く入手したいのだけど、もうこれ
は見切り発車になってしまうようだ。困ったなあ。
ついでに普通の本を3冊ゲット。
帰宅して今週の授業準備。平行して以後3週間のプリント作り。いまひとつ身
が入らず、今日で片付くはずだった量が消化できず。予定という名の腹積もりを
決めたら、それを処理していかないといけないものなんだけど。
逃避して昼食。
ご飯を炊いてキムチと韓国のりと朝の味噌汁で。味噌汁をめったに作らない理
由は、このように2食続けて食べざるをならなくなること。1杯分だけ作るのは
いかにも効率が悪いし、日持ちもしない(冷蔵庫で24時間が限度だろうか)。
読書。
『あなたが年収1000万円稼げない理由。』田中和彦を読了。
挑戦的なタイトルだが、本書に具体的な「年収1000万円稼げる理由」は書かれ
ていないと著者は何度も念押ししている。キャリアデザインに関する初心者向け
の本。まずまず。
まずまず、と書いておきながらナンだが、広くて浅くて薄っぺらな内容である
。
サラリーマン啓蒙系の本を僕が好んでよく読むということもあると思う。小見
出しをちょっと列挙してみよう。
・代わりがいない人材に対しては、企業は金に糸目をつけない
・意味のない資格は取っても無駄
・自己紹介をバカにする人に、成功はない
・人と違う道にこそ、宝の山がある
わりに平凡ですよね?
しかし文章は明晰で、著者の主張やポイントははっきりと伝わってくる。もち
ろん問題は「うんなるほどよくわかった。で、やっぱりオレは年収1000万円稼げ
ないということで」という感想になってしまうことか。あるいは「そうか。で、
年収1000万円稼げる人間に変わることはオレにはできないとわかった」となって
しまうことだろう。現実に、社会人の93%くらいは年収1000万円以下だと聞いて
いる。
わかりやすく読みやすい本なので、できるだけ若いうちに(20代前半くらい?
)読んでおきたいというところかも。また同時に、転職志望者を意識して書かれ
ていることも付け加えておきます。
3時半から昼寝。
タオルケットとソファが気持ちよい。よく眠れた。気がつけば5時前。寝すぎ
かな。外は予報通りに雲が出てきた。
相撲観戦。
昨日の時点で白鵬が優勝を決めて横綱昇進を内定させている。つまり今日の千
秋楽(最終日のこと)は消化試合なのだが、気になるのは白鵬と朝青龍の取組。
木曜日の日記では以下のように書いた。
>「既に優勝を決めた白鵬が、千秋楽(最終日)に朝青龍に負ける」
もしこうなっちゃうと白鵬もバツが悪いよね、という話。
しかし結果は白鵬の勝ちで全勝優勝。こうなればもう後ろ暗いところもないだ
ろう。横綱が2人になるのはだいたい4年ぶりくらいということで、来場所から
もっと面白くなるだろう。
シロウト目からすると、まだちょっと白鵬は足りないかなと思うのは粘り強い
相撲が得意でないところ。
横綱が土俵を踏むと親指の跡が土俵に残る、という表現がある。一般的には「
足が地に着く」という言い方があって、横綱になると強靭な足腰の力が足跡どこ
ろか「親指跡」になって示される、というところだろう。今場所はちょっとだら
しがなかったにしても朝青龍にはそういう粘り強さが感じられる。「あ、横綱あ
ぶない!」と思わせても親指の力で残すような感じとでも言うのか。
もっとも、白鵬も横綱を張り続けることでそういう強さを身につけていくのだ
ろう。まだまだ若いからね。楽しみだ。
7時前から雨。
昼間にやりのこした授業準備をしたいけれど、急ぎでない限り陽が落ちてから準備や予習はしないようにしている。「夜に手紙を書くな」とよく言われることに似ている。夜にアタマを使うとどうしても必要以上に感情的になるような気がする。準備や予習は仕事なのだから感情を入れる必要はなく、むしろ感情を入れないほうがいい。忙しいときはこんなことも言ってられないにしても、今はヒマなので。
風呂→夕食。
今日も凌ぎメシ。乏しい食材で工夫する料理のこと。メインには豚ロース薄切りとエリンギのソテーを用意。豚肉には極めて薄く塩コショウをふっておいて20分放置。エリンギは薄切りにして、同じフライパンで炒める。豚肉の油がエリンギに加わって風味が増すからだ。中火で焼き、ちょろっと焦げ目がついたら完成。ユズコショウを薬味にして食べる。これでなかなかの一品になる。他にはゴーヤーの酢の物とか。
特にイベントのない1日だったので、お酒はいいものを。
大事に呑んでいる『〆張鶴』(感想文日記はヒマここ)。暑いのでかなりヌルメのヌル燗でゆっくりといただく。うまい。晩酌を楽しみにできる休日を持てるのはいいことだ。それだけ歳を取ったということではある。でも、悪いことではない。
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