予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

京都ネタが3つ。 6月11日
  8時半起床、くもり。
  パンを切らしたのでウドンで代用する朝食。5連休の2日目。どこかに行こう かなと思ったけど、天気を見て自重。


  午前中は英語の勉強。
  入試問題のレベルダウンの実情はどうなんだろうと思って調べてみる。だんだ んと問題が易しくなっていることは間違いないけれど、意外に印象だけで判断し ている可能性もあるからだ。どこまで教えるべきか、どこまで教えないべきか、 を決めるのが大切だ。若手の講師は経験が少ないから(良い意味で)それほど研 究しなくても平気だろうが、僕くらいの中堅レベルのキャリアになると、いつま でも大昔の指導レベルに固執している恐れがある。

  では、某MARCHの某C大学で比較してみよう。
  日本語の意味になるように、空所に英語を書け。ただし、指定されたアルファ ベットで始まる語に限る。

・97年入試
周囲の意向では彼女は教師になるはずでは全然なかった。
She was never ( m           ) to be a teacher.

・07年入試
そのことについてお知らせいただければ有難いのですが。 I'd ( a                 ) it if you could let me know about it.

  うわー。
  これはすごいレベルダウンだなあ。97年のほうは、今の受験生ではまず解けな いだろうし、解けなくてもまず問題ないだろう。そもそも、「日本語にある『周 囲の』ってのはどこに書いてあるんすか?」という質問すら予想される。07年の 方は、まあスペルミスがあるだろう。6月9日の日記とつながっている話題なん ですが、それくらい(生徒様は)わかりますよね?

  中堅レベルはどうなんだろう。
  T大学。東京でも東京経済でも拓殖でも玉川でも×ジタルハリウッドでも(そ れは d じゃないのか)なくて、ええと、「××の小島の磯の白波に・・・」のあれ ですね。啄木だったかな。動詞の語法問題で比べてみる。

・97年入試
He could not (        ) to send all his children to college.
1、allow
2、permit
3、afford
4、approve

・07年入試
He (         ) his sister a postcard and a stamp.
1、was given
2、gave
3、give
4、has given of

  むむむ。
  97年のほうは、今の時代でも正解して欲しい問題ではあるが、今の時期だとま だアヤフヤかもね。「オヤジが許さねえとか言ってた」なんて物語を作らないよ うにね。07年のほうは・・・。なんかすごいことになってきたなあ。いやしかし 、ここまで単語のレベルを落とすと、純粋に文法力を問えるかもしれない。イヤ ミじゃないよ。

  もっとも、T大学のほうは極端な例を選んできただけ。
  おおまかに言えば、いわゆる日東駒専以下はそれほどレベルダウンしているわ けではない。もっと下の方、ええと具体名を出すとクレームがつくからな、まあ そのあのその、・・・になってくると千葉県の公立高校入試よりは難しい、くら いかもしれない。もっとも、そのレベルは一般受験ではなく推薦やAOで進学す るべきなので関係ないかも。

  逆に、レベルダウンが激しいのはいわゆる中堅上位大学だろう。
  これもおおまかに言えば、早慶上智とそれ以下、この2者の間に大きな渓谷が できてきたような感じがする。もちろん早慶上智も問題レベルは落ちているのだ が、それ以下の問題レベルの落ち込みかたが激しいということだ。このあたりの詳細は夏講の『大学別ゼミV』で。本当に大事なことはタダで公開できないからね。
  こんなことをくじくじ考える勉強が2時間半くらい。


  お昼前にスーパーへ。
  帰宅して昼ごはんにチャーハンを作る。昨日の残り物の鶏ソボロとネギと卵で あっさりと。なかなか。空が黒くなり、にわか雨。かなり真剣に降っている。

  珍しくDVDでも観るかね。
  倉木麻衣の『Grow,Step by Step』2枚組の2枚目。1枚で2時間近いから一気 に観るわけにもいかない(1枚目の感想はここの日記)。

  前半のインタビュー集でデビュー時から2004年までの復習。
  ええと、なんて言いますか、やっぱ2001年から2002年あたりでハッキリとその 、ええと、まあアレですよね。高校生のときは可愛かったんだけどなあ。どう考 えてもR命館大学で作った彼氏(愛称:りっちゃん)に問題があっ・・・いや何 でもないです。ひょっとしたらK産大生♂の仕業かもしれない。

  ライブは2004年に立命館大学で行われたもの。
  ところで、『花舞う街で』は京都在学中に作った曲なんだそうです。これはい い唄ですよね。聴いたことない人は「はあ」って感じでしょうが。京都の桜のイ メージで書いたそうです。そうなんだ。それでだから・・・という感じもします 。でも僕、京都まで日帰りで桜を観にいったなんてことがあるくらい、京都が好 きなんです。すいません。あやまってどうする。

  ま、評価はどうでもいい。
  問題は、先日の日記に書いたように

「悩殺ポーズ(衣装は金太郎)、ありやなしや?」

であった。
  ・・・見つからなかった。サギなのか? そういうものなのかな。まあそれで も、生で観たら可愛いんだろうなあ。DVD全体としてはまずまず良かった。


  プールは750メートルで逃げ出す。
  どういうわけか凄腕のおじさん3人に挟まれてきつかった。3人ともクロール で、うち1人は腕だけ(足にピート板をはさんでいる)でバリバリ泳いでいる。 平泳ぎ専門の僕がかなう相手たちではない。2ヶ月に1回くらいはこういうパタ ーンになる。勝ち負けではないが悔しい。

  帰宅して読書。
  空は晴れてきた。

  『梅棹忠夫の京都案内』梅棹忠夫を読了。
  著者は民族学者。たぶんかなり高名な人だったと思うが、そっち関係は詳しく ないもので。

  京都の地理や文化を案内するエッセイ集。
  もとになる本が発売されたのは1987年、文庫化が2004年。収められている文章 は1960年ごろに書かれたものがほとんど。そのわりには文章が読みやすいし、内 容も一部をのぞけばほぼ風化していない。地理の説明、観光都市としての京都の 説明、京ことばの説明、京都に関する本の書評など、1つの都市をここまで丁寧 に説明している本は少ないだろう。唯一「ここが足りないかな」と思わせるのは 食べ物の記述が少ないことくらい。

  京都好きを自認する人はとりあえず読んでおきたい1冊といって良さそう。
  ただし「京都っていいよねー」くらいのノリで読むと痛い目にあう部分もある 。なにしろ、京都人が京都のことを書くのだから。ヒントはこれだけね。詳しくは 後日にエッセイで。良い本です。


  おやつにスナック菓子を少々。
  コーヒーを淹れてサイトの作業を少々。さらに原稿仕事を30分だけ。これでト ータル990分。終わりが見えてきた。あと90分以内で完成するだろう。


  夕飯は丁寧に作る。

・ゴーヤーの梅肉和え
  塩もみしたゴーヤーに梅肉(チューブね)とカツオブシ(パックね)を和える 。簡単で旨い。

・チャーシューとアスパラの炒め物
  油はひかず、チャーシューから出た脂だけでアスパラを炒める。塩ちょっぴり 、酒もチョッピリ。ビールにぴったり。

・メロの西京漬け
  ついに完成。麹を使わないレシピを読書で発見し、3日前に漬けておいた。焼 きの技術に問題はあるにせよ、まさにプロの味。ほのかな塩味、しつこくない甘 み、そして焼けた味噌の香ばしさ。市販の中級品よりは確実に旨い。今秋には「 一膳」で紹介する予定。


  ゆっくりと休暇は過ぎていく。
  去年はこの時期に沖縄に行っていたけれど、今年はヒマだから逆の意味で余裕がない。こ れはこれでいいのかな、という連休2日目。


追記:エッセイ259「取り違える」をアップしました。
追記2:正解は順に、meant 、appreciate 、3、2。

diary 日記  
これまでの日記はコチラ