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意味不明な余談 9月18日


  5時半起床。
  真夏のように寝苦しい夜だった。窓を開けると風の音がうるさいし、閉めると 暑いし、さりとてクーラーをつけるほどにもあらず。12時半にいちど目覚めたと きにみていた夢は、全裸の女性が出てくるものだったので(バット未遂)、教育 上の配慮から省略。ほんとうか。どれがほんとうか?

  PCをあけると友人の読者からメール。
  昨日の日記の誤植、いやミスプリ、違うな単に誤字か、それを指摘するものだ った。感謝。書いている本人(僕です)も知らないうちにコトバ遊びを入れてい ることがあり、それでいて指摘されると単純に誤字なんてこともよくある。


  7時から活動。
  といっても本を読んでいるだけで、しかも8時過ぎには早くも朝寝をしてしま った。1時間くらいで目覚めて整骨院へ。連休明けで混雑少し。腰痛はレベル0 ないし1くらい。腹減ったな。まだ10時か。自転車で散策。

  店がない。
  あるけれども、どこも開店前だ。ファストフードはちょっとなあ。まだ10時過 ぎだもんなあ。この時間に1回目の昼食を求めて初期中年が自転車でさまようの は世間的に間違っているんだろうなあ。世間にバカにされているような気がする 。スーパーにも用はなく、結局手ぶらで帰宅。効率悪いよ。

  そこでつけ麺を作る。
  具がないんだよなあ。冷蔵庫を開けると、仙台名物笹カマボコが出てきた。つ け麺たってラーメンだよな。ラーメンの具が、笹かまでいいのか。賞味期限は14 日。今日は・・・18日か。そこまで馬鹿にするのか。冷蔵庫のくせに笹カマのく せに。この国に足りないのは何だ。そうだ、革命だ。我らを救うのはただただ革 命あるのみ。帝国主義的資本主義(意味不明)を我々は打倒しぃ、それにより我 々はいまここにぃ・・・。


  そう言えば昨日の夜にTVでちらっと「ワンポイント手話(?)」という番組 を観た。
  10分足らずの番組なので、実にワンポイントだけであった。

「煙草を吸ってもいいですか?」
「ダメです。ここは喫煙禁止区域です」

  もちろん僕も真似をしながら練習したのだけど、今日になってみると思い出せ ない。そこで復習のために番組のHPを観ようとしたが、放映直後のせいかまだ アップロードされていなかった。やはり僕もそろそろユーチューブでも観ないと ダメかしらねえ。

  ついでに、手話の話の続き(前回はヒマここ)。
  国営放送の手話ニュースなどを観ていると、手話通訳者はほとんどフルに両手 を使って表現しているように見える。ニュースのために伝える内容が多いために 、両手を使っているわけだ。基本的には右手で表現し、それでは足りないときに 左手を使う。

  では左利きの人はどうなるのか?
  正解は右と左が逆になる。つまり基本は利き腕を使って表現することになる。 僕は今のところ左利きの手話を見たことがないけど、ちょっと混乱するのかなあ と思わなくもない。それ以前に、普通の右手の手話を見たってわからないのだが 。偏差値60の受験生が問題集の是非を論じることに似てますわなあ。


  そうだ本も読んだのだ。
  ここまで「今日の日記には書くことが少ないな」と思っていたけれど、そうで もない。

  『東京の空の下、今日も町歩き』川本三郎を読了。
  著者は文芸評論家。略歴によれば映画評論もやっているらしい。
  東京の周辺都市を歩く小旅行を描いたエッセイ集。ほのぼのとした好著。

  訪問する町は平凡なところばかりである。
  青梅、八王子、荻窪、亀戸、調布、押上といった、特に名物や名所があるわけ でもない町である。電車を降りて、ひたすら歩く。平凡な町並みをみて、平凡な 食堂に入り、ビールを飲む。どの町でも宿に泊まる。著者は杉並区に住んでいる のに、

>夕方、居酒屋でビールを飲み、いい気分になると、家に帰るのが億劫になる

という理由で宿泊するらしい。何ということもない国民宿舎に泊まることもあれ ば、ビジネスホテルで過ごした翌日の朝食は吉野家で納豆定食、なんていうこと もある。

  文芸評論家だけあって、おりおりに作家たちの作品がチラリと紹介される。
  文学を語りだすということではなく、ああいうシーンがあったな、こういうセ リフがあったなという程度で、読書経験を小さな旅に重ねあわせるものである。 そのアッサリした文章が良い。僕個人も親しんでいるような作家の名前もちらち ら。宮脇俊三、つげ義春、永井荷風などなど。時代も場所も遠く離れた作家たち を媒介にして、どこかで何かのつながりがあるのだろうな、としみじみした気分 になった。


  プールに行って、2回目の昼食を買う(ビピンパ丼:美味)。
  さあ授業ですよと検見川浜校へ。長くなったので先を急ぐ。だったらふだんか らもっと短くすればと言われることだろう。下手な鉄砲も数を打てば当たるとい いう。本当に下手だと、どっちにしても当たらないのだが、それはさておき。

  校舎のトイレに手を乾かす道具がついていた。
  市進がつけたのかな、まさかな(あっ)。どっちにしても便利だなあ、文明開 化でござるよ。え。いまどきの予備校では普通に常備されているだろって。そう かも。あっ。ところで、昔の武士は本当に「・・・ござるよ」と言ってたのかな 。このネタは特に深まりもなくこれで終わる。当たらないなあ(-_-;)


  授業では「権威」という日本語について話す。
  テキストに an authority figure という表現が出てきたため。 figure の4つの意 味はいいとして、「権威ある」というコトバが通じるかどうか。もちろん高校2 年生だから聴けば何となく意味のイメージはつかめるだろうけど、日常語である わけもなく、英語の和訳語として定着しにくいことが予想されるために説明する 。日本語で慣れていない英単語に慣れるのが大変な苦労をともなうのは当然だか らね。

  この表現の場合「権力のある」くらいで通じる。
  しかしここでは「布団干しに関する権威」といったコトバの意味がわかるよう にしておくのが目標。辞書的には「権威者」とか「大家」となるだろうけど、ど っちのコトバも日本語として出会う頻度が高いものとは思えない。まして、「大 家」のは「おおや」と読んでしまう高校生がけっこういたりするかも・・・。

僕「つまりだな、布団干しにはひじょーに詳しい人のことだ。わかるかね、×君 ?」
「ふ、布団干し・・・?」
僕「いつ干すか、いかに干すか、干すとどれだけ気持ちいいか、干さないとどれ ほど人生がミジメか、など」
「じんせい・・・?」
僕「もういいッ! ツギッ、次の文!」

  ときどき「先生の余談は意味不明です」と言われることがある。


  授業後に、他の講師の先生とイケナイ話。
  やっぱり、この時期になるとそういう系の話が多くなってくるよなあ。ウワサ 話とか。相手と場所とタイミングに大量の注意力を払って話さなければならない 。「そういう系ってどういう系?」という疑問には答えにくい。良い質問にはい つも答がなく、しかし実は答えられないだけという場合が多いのであるよ(@_ @;)

  帰宅するころには小雨模様。
  夕食の一部であるトウモロコシは完全に旬を過ぎたような味。また一方でナス の油焼きは味が良くなってきた。何のかのと秋の気配は強まってきているから、 そろそろ秋メニューへの切り替えが必要になってきそうだ。

  日本酒はもちろんヌル燗にする。
  山形県新庄の『最上川 純米』。これは再読ならぬ再飲(前回はヒマここ)。 何しろ一升瓶で買ったからね。お酒に限らず、食品は熱を加えると味が変わる。 この酒の場合は少し臭みが出るようでいまひとつ。常温のときの「非凡でない」 旨さがあっただけにちょっと残念。いや、決して悪くはないよ。
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