予備校講師でわるかったな!





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脚色、十色、たけしぃ! 9月28日


  6時45分に目覚めて家事少々。
  昨日の朝刊をざっと読み終えたところで7時半。二度寝。以下、夢の記述。

・久しぶりの体験授業だった。しかし何かの事情でブチギレして、担当をドタキ ャン。ただでさえコマ数が少ないのに、2コマをフイにしてしまった。しかも、 その体験授業には料理ショーもついていたのだ。代役の誰かが担当しているのを 見る。けっ、下手クソ。そこで生徒様に質問すると、「信原先生のほうが授業は いいんですけどぉ、クック(料理ショー)のほうがネタがまんねりでちょっとぉ 」だと。ナンだと失礼な、と思ったが図星だな。

  9時半起床。
  わりにわかりやすい夢だった。というのは昨日、来年度の出講伺い書が到着し ていたのだ。また、「一膳」シリーズのアップが遅れているのも気にしていたの だ。だからと言って「クック」という中途半端なカタカナ語がどこから来たのか は不明。


  日本ソバの朝食。
  何となく体がだるい。昨日のドライブの総距離は400キロ近くて、かなり疲れた ようだ。高速はあるわ渋滞はあるわ山道はあるわ夜道はあるわ、しかも全行程で ドライバーは僕1人だけだから、疲れるに決まっている。うだうだしていたら11 時。出講伺い書をさっそく提出して、昼食を取りに出る。

  自宅近くのトンカツ屋さん。
  狙いをつけていたがタイミングがなかった。開店直後で僕が本日最初の客。狭 い店で、10人も入ればいっぱい。古いが、清潔感がある。キッチンのステンレス も脂光りすることなく、綺麗に磨かれている。僕の好きなタイプの店だ。

  人によっては「グズだ。トンカツを愚弄するものだ」といい、あるいは「すば らしい。トンカツの長所短所が全て味に出る」とする、あの料理をオーダー。
  ふつうの言葉で言うとカツ丼である。お味はなかなかよろしい。衣がはずれや すいが肉はきちんとしており、タレも甘すぎない。使っている卵は高級品で、黄 身にしっかりとした味がある。味噌汁の具も「豆腐・カブの葉・ゴボウ」とちょ っと凝っている。950円と安くはないが、たまに使えるのは間違いなし。満足。


  整骨院を済ませてから床屋さんへ。
  前回は(ヒマここ)2ヶ月前だった。いろいろと試したいので前回とは違う店 へ。僕の家から見えるくらいのところ。夫婦の経営で、かつ小奇麗にしているか ら、そんなにハズシはないかなというのが読み。

  結果的に悪くはなかった。
  恒例の「新顔トーク」がなかなか面倒。昼間に来店する時点で不審者だからね 。「このあたりにお住まいですか?」などと質問されてそうだと答えると、

>ああ、あのマンション。立派ですよね。建築中にいろいろと説明に来てくれま したよ。ちゃんと作っているんじゃないですか

などと。実にわかりやすい営業トークをありがとう。眉毛を切り揃えられたのが 良かったのか悪かったのか。オレあんまりこういうの好きじゃないんだけど、人 相がちょっと悪くなったかも(^_^;)


  スーパー・プール・焼きソバの話は省略して校舎へ。
  某スタッフがにやにやしながら近寄ってくる。また「センター攻略」の話かと 思ったら(しつこいよ)。

「××(某高級幹部)がきょう来るそうです。先生にお話があるということで、 帰らないで待っていてくださいとのことです」

  ナンだよいきなり。
  コマ減かよ。ペイ減かよ。両方かよ。クビかよ。クビなのかよ。それとも『よ びわる』廃止命令かよ。もう勝手にしろよ。授業前にナーバスにさせるなよ。思 い当たることはたくさんあるんだよ(それもどうかと思う)。


  教室へ。
  僕のフキゲン接続詞を察したのか、生徒様はややこわばっている。先週の手ご たえの良さを取り戻そうと、かなり苦労した。その成果は以下のセリフ。

>おい、3月から来ていて、まだCクラスに残っているそこのお前。目は見ない が、何かに問題があるんだろうが。それが何かを探さなきゃ、そこに座っている 意味はないだろうが。お前の問題点を、オレが見つけてあげることができるのか ?

などなど。わしも悪よのう。生徒様、凍り付いていましたね(^。^)y-.。o○


  まあ冗談はともかく(冗談比3割)、赤本の話題へ。
  本来は20分かかるものだが、時間が押したので10分に短縮して。基本的に読め ばわかるプリントを配布したが、ちょっと押しが弱かったかも。視覚で届く情報 は、聴覚で届く情報の半分にもならない。「百聞は一見に如かず」は100回聞いた から成り立つことであって、1回だけなら聞いたほうが頭によく入るものだ。

  授業中は「解雇」の話題を忘れる。
  教室に入るまでは気が重いが、授業が始まれば全てを忘れることができる。こ の職業にとっては大事なメンタリティだ。どうやればこの一瞬が良くなるか、事 後が良くなるか、それしか考えない。また同時に、それが僕の長所であり欠点で あることを知っている。対策が難しいだけ、とまたまた「センター攻略」の宣伝 をしたりして・・・。


  講師室に戻る。
  某講師と数分でケンケンガクガク。そうかついに解雇か。いや、この時期だか ら良い話かも。そんなわけないだろ。相手の出方を見て話題を持っていかないと 。だってクビだからどうにもならないじゃん。某幹部と一緒に準幹部が来ている のは用心棒ですか。なんだそれは。いや、先生が殴りかかるのではないかと。そ れはないと思う。クビならやるでしょう。のん、その程度では済まされない。じゃあど うするんですか・・・。

  某幹部と面談。
  時期的に、あの話である。言うまでもない。何を言うまでもないのか? 上に 書いてあるので、よく読むように。この数年よりは時期が早い。前世紀くらいま では、この時期にこの話だった。景気が良かったからそうだったのだ。しかし今 は今世紀だ(そりゃそうだ)。そうか、そういうことなのか。

  このあたり、業界関係者は不審に思うだろう。
  「こんな時期にそんな具体的な話か?」と思ったなら、業界的には2軍の正捕 手くらいか。「そんな話は夏に終わっているのでは?」と思ったなら1軍のレギ ュラー。「来年の伺いなんて来てないっす」という人は養成リーグね。もちろん 予備校別に異なるので一般化しないように。オトナ向けの話はここまで。


  面談後は謝恩会という名前の接待が急に設定された。
  僕と高級幹部と某講師。つまりそういうことである。面談では「『よびわる』 イって良し!」と言われることはなかったので、つまりそういうことなのだ。店 は『黒ゆでたまご』。謝恩にこたえて旨い冷酒をご馳走になる。美味しかったで す、ご馳走様でした、今までありがとうございました。

  日付が変わってから帰宅の途へ。
  今日は真夏日ギリギリくらいでとても暑くて、仕事関係もとても熱くて、すご く疲れた。人生の転機を迎えた。さあ頑張ろう、最低でも4ヶ月はこの日記は続 けられるから・・・。


  さて、どこに脚色があったでしょう?
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