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おやじはいけません
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10月1日 |
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9時起床。
たくさんの荷物をもって逆立ちしながら自転車に乗るのは難しい、という変な
夢で目覚めた。今日もなかなか寒い。
朝食をすませてネットでニュースを読むと、ドリカムの吉田美和のダンナが亡
くなった、という。
たしか「事実婚」だったよな。驚いたのは年齢。吉田は42歳(はぁ)。その亡
くなったダンナは33歳(ほぉ)。ドリカムのもう1人のメンバーである中村正人
は49歳(えーっ)。本当かね。僕がドリカムをよく聴いていたのは20代前半だった。ってこ
とは、あのころで既に中村は30代半ばだったのか。若々しいですよね。サザンの
桑田もそうだけど、若さを保てるからあれだけ恋の唄ばかり歌えるのだろう。見
習わないと。
整骨院へ。
この数日の寒さで腰痛少し。どこが若いんだよ。それはともかく、季節の変わ
り目、特に冬と梅雨の始まりは腰痛が危険な時期になる。いまはまだ秋だけど、
2日間で10℃以上も気温が下がったからなあ。
スーパーに寄ってから昼食。
小さな居酒屋のランチは「アナゴ天丼とタヌキウドン」の組み合わせ。なんで
揚げ物でそろえているのかわからん。お味はまずまず。アナゴなんて滅多に食
べないしね。たまには使えるだろうか。
大学生くらいの若い♀2人。
1人は普通にランチを食べていたが、もう1人は昼間から(まだ午前中なんで
すが)酒を呑んでいる。たぶん焼酎。どういうことなんだよ。しかも、つまみが
厚揚げの何とかとトマトスライス。おやじかよ。ひょっとして夜勤明けの美人看
護師だったのかもしれない。顔は見なかったけど。
いったん帰宅して着替えてから手話教室へ。
苦痛は続く。授業が始まったら「これから30分、発話禁止。手話のみ」と先生
がおっしゃる。マジっすか。
前回書いたように(ヒマここエッセイ)、生徒は持っていない手話の語彙を指
文字と口話を使って先生に習いながら進めていく。
一連のやり取りが終わったあとで「今のはこういう会話でした」という口頭で
の答え合わせがないからつらいのなんの。僕は1つのキーワードがわからないま
まに先生や他の生徒の手話を見ていた。生徒が自分で手話をすると、全員が「手
話の話題」を含めているのでヘンだなあ、と思っていた。
そこで僕の番。
なんでもいいからやってみるかと挑戦。僕がやった手話を訳す。
>今日の午前中にスーパーへ行ったら、ナスがすごく高かった。あんなに高くて
は買えない。
それで終わりかと先生が言うのでそうだと答えたところで発話禁止タイムは終
了。
先生の説明。
>あのね、今やってたのは「手話を始めたきっかけは?」だったの。
おいおい、そんな質問に「ナスが高くて」なんて「喋って」いたのかよ俺・・
・orz。
僕だけが「きっかけ」という単語を読み取れていなかったのだ。もうやめたく
なってきたなあ。さすがにヘコみますよ。
1つ救いがあるとすれば、「ナスが高くて」の表現は少なくとも先生には通じ
たことである。
特に前もって練習したわけでもないのだから、大した進歩である(進歩の方向
がズレ過ぎてはいたが)。しかしそれにしても、手話を始めたきっかけなんて、
一言で語れるはずがないじゃんとも思うんだけど、これって僕の考えすぎなんだ
ろうねえ。
ややこしい電車の乗り換えをしてから、新古書店へ。
わざわざネットで調べておいた。僕の地元にある新古書店たちは駅から遠くて
自転車でしか行けないから、駅に近い店を探しておいた。入ってみると、たしか
に大手だけあってたくさん本がある。たくさん並んでいる本棚を見るのはなかな
か楽しい。あまり共感は得られない感想かも。
売る本を用意していった。
ナマというか目の前で買い取ってもらうのは初体験。どうなるんだろうと見て
いると素早いのなんの。中身なんか全く見ない。カバーと背表紙とてっぺん(と
いうのかしら、本棚にささっているときに上からみると見える本文の部分)だけ
チェックして、さくさく分類。持参したのは5冊で、所要時間は10秒よりは長か
ったかな。
綺麗な新書3冊 1冊70円
綺麗な文庫1冊 1冊50円
古めの文庫1冊 1冊30円
身分証明などの確認はなく(少ないから?)、名前と住所だけ書かされて、す
ぐに換金。
なるほど、薄利多売だから選別のコスト(何よりも時間=人件費のコストだ)
をかけない方針なんだね。売値はだいたい綺麗な新書で400円、綺麗な文庫が300
円くらいだから、20%くらいで買い取っていることになるのかも。利益率の良い
商売ではないように思える。
6冊で1,500円ばかり買って、電車に乗って帰宅。
もう夕方だ。ヨーグルトなぞオヤツ少々。世の中の流れで、ある程度の時間にわたって外出すると禁煙状態になる。体にはいいんだろうけどね、と一服。良くないのか。プロフィールの改訂をしようと思ったら、月替わり更新の作業を忘れていたことに気がつく。こりこり、じゃなくてパタパタか。プロフィールはまた明日以降で。
ヒミツの花園を1時間。
チラチラと小雨が降ったり止んだり。やたらと寒くて窓を閉め切る。それでもさすがに室内で長ズボンをはくほどでもなし。入浴してから夕食。特別なメインはない。
珍しくご飯ものをツマミにした。
おじやである。おやじではない。鶏のツクネとキノコで小鍋を作ったため、ダシ汁が残った。ご飯も冷蔵庫に残っていたし、やや満足感がなかったため。塩で薄めに味をつけ、卵を落として火を止めて3分間、やおら青ネギとポン酢をふって食べる。なかなかいける。冷酒のツマミにはもってこいだ。盛って来い、ですかね。腹が膨れたので読書をしてから日記を書く。寝る直前に炭水化物なんて太るからね。
『これぞ日本の日本人』松尾スズキを読了。
作家、演出家、俳優、映画監督などを肩書きにする著者によるエッセイ集。爆
笑。
先日、演劇人である宮沢章夫のエッセイをおもしろく読んだ(ヒマここ)。
この松尾スズキという人は名前だけ知っていて、演劇人か俳優かどっちか本職
わらないけどたぶん演劇系統だろうと読んでみた。演劇をやる人というのはちょ
っとまあアレだろうから(アレ、ホワット?)、文章も面白いのではないかとい
う予想。もっとも、他の演劇人の本を読んだ記憶はないから賭けのようなもので
ある。
予想に違わぬ面白さ。
宮沢のようなシュールさは少ないが、読ませる文章だなあと冒頭から引き込ま
れる。たとえば「サウナお行儀戦争」というタイトルの書き出し。
>何はなくても人はお行儀だろう、と思う。
お行儀の良さが世界を救う、と言ってもよろしい。
これでどうやってサウナに話がつながるのか。
ちなみにこのエッセイは「私はお行儀と心中したい」で終わっている。あいだ
に何が書かれていたのか不思議である。ま、それはともかく、この本の面白さは
タイトルに見られるだろう。
・おめおめと
・恋人よ戻れ四本足に
・今股間にある危機
・奴ら・・・・・・本気だよ
・宍戸事情
・スティーブ! おまえって奴は
キリがないのでこの辺にするが、タイトルが面白い文章は中身も面白い、これ
を見事に証明している良書。
そもそも、『これぞ日本の日本人』という書名もわけがわからない。電車の中
で読まないようにという注意喚起とともにオススメ。
食後に感想文を書くのは大変だとわかった。
日記のアップ作業をしてから就寝前にウイスキーとなるでしょうな。では、おやすみなさい(^.^)/~~~
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